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積み上げて来たものは早々とは変わらない

午前3時。少し冷えていた事と階段を降りてくる足音で目が覚めた。睡眠周期とピッタリ合っていたからか思っているよりもスッキリした寝起き。こうやって長時間眠れなくなってくるのは加齢の成せる技(?)なのか。嬉しいやら悲しいやら。でもスッキリ起きた割には気分はとても暗かった。階段を駆け下りて来た足音が息子のものだったからだ。

ただ普通に降りて来ているだけならそれは別に構わない。でも今日はこれに加えて、息子は部屋に入って賑やかな声を出していたから心は落ち着かない。

ああ、またやってる...

今までゲームやネット世界に入り込み過ぎてそのせいで不利益はたくさん被ってきたはずだ。直近では大学の単位も進級に差し障って来ているし、何なら今のままじゃ卒業もままならない所まで来ているじゃないか。

こんな事を中学時代からずっと、新学年が始まるたびに話し合って方針も決めて生活を正していくと本人がルールを作る→最初は実践→次第に緩んできて叱責される→家族が呆れて放置→不利益(進級危機、バイトクビなど)の繰り返し。この期間中、約束しては見守っては裏切り続けて来られて私は心底疲れてしまった。一旦期待して気持ちが上がった所での裏切りなのでダメージが大きい。8年間この繰り返し。疲れた。

多分、私たちが「これはマズイ」と思う基準と息子の思う基準がズレているのだと思う。ここまで生活が詰んでいるのに危機感は本人には何もない。その割に「変わりたい」「今のまま勉強したい」「明日からちゃんとする」としれっと言う。その今自分が口に出した願いのために自分は何をしなくちゃ行けないのかがつかめていない。いや、しなくちゃいけないことは分かっているけど、こつこつ地味に重ねて行く事ができない。そんな自分を自分自身が一番分かっていない。それは本当の自分を知る事から逃げているからだ。それを何度、誰が話しても彼には通じない。その度にまた消耗して諦めてしまう。今まで関わってくれた人たちが途中で匙を投げるのは寂しい事なのに本人がそれに気づかない。

そんな現状から逃げて二次元にいれば平和かもしれない。でもますますリアルは遠ざかっていく。気が向いた時に好きな事だけやって、褒めてもらってそれでオッケーなのは小学生までだ。今の君は小学生の立ち位置でしかない事に気づいているんだろうか。

信頼が得られないのは日々の積み重ねの結果だ。粛々と積み重ねたものは地味だけど重い。それは実際にやってみないと実感としては分からない。だから日々の規則正しい生活を、と話のだけどきっと君には届いていないだろう。何事も実際の世界でやってみないと分からない。そして失敗したらその原因を逃げずに反省しないと同じ事の繰り返しにしかならない。

息息子の問題は息子が解決するしかなく、本人が問題だと思っていない限り変わらない。どこまで困っても私には関係のない話だ。だけど、その自分には関係のない問題で自分の積み重ねて来たものが侵食されるのはもう勘弁だ。

とにかく。

今回も2週間と保たなかった息子の生活改善宣言。大学ももう行く意味ないと思うよ、母は。

今朝はこの息子の現状と巷の感染情報も相まって、空は良い天気なのにBLUE MONDAY。ついボヤいてしまった。

今日の1ポイ【94/100】はぎれ

今日は仕事のツメから逃げて(!)逃避。またもやマスク作り。今度のは布マスクの弱点の感染防止に役立たない、所克服のためにフィルターが入るポケット付き。こりゃ便利。フィルターはキッチンペーパーみたいなものでも代用品になるらしいので早速明日から使ってみよう。この製作途中で出たはぎれを今日はポイッと。

で、できたマスクがこれ。ありあわせの割にそこそこの出来かな(自画自賛)笑。

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