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「許可」を求める生き方をやめてみよう

コロナ・ショックで、大企業でもリストラが加速しています。
昨年は上場企業でも1万人がリストラされましたが、今年は9月時点でそれを上回る人員削減が行われています。
大企業にいるから安心、というのは、もう過去のものになりました。

大組織に長くいると、自分の頭で考える習慣がだんだんと無くなっていきます。
「組織の歯車として、言われたことだけやっていればいい」から。
「組織の歯車なんだから、言われたこと以外はしてはいけない」に、変わってゆきます。
そして、何かをしたいと思ったら、必ず「許可」をとるようになります。
「許可」がなければ、やるべきことすらやらなくなってしまいます。

1994年の映画に「ショーシャンクの空に」があります。
刑務所における、エリート銀行員と牢名主の交流、そして希望を捨てない生き方を描いた名作です。
「ショーシャンクの空に」の概要はこちら。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ショーシャンクの空に

この中で、牢名主が40年の服役ののちに仮釈放されたシーンが印象に残っています。
トイレに行くのに、手をあげて許可を求めるのです。
スーパーのレジ打ちの仕事をしていますが、上司は「いちいち言わなくていいから」と言います。当たり前ですよね。

でも、長年刑務所で身についた「許可を求める」習慣は、なかなか治らない。
生理的な欲求は誰にでもありますが、それすら自分の意思でコントロールできない生き方は、慣れてしまうと当たり前になるようです。
そして、自由な外の世界よりも、不便だった塀の中に戻りたいと思うようです。

牢名主のセリフも、印象に残ります。
「最初は、あの塀の向こうに出たいと思うものだ。でも、長年塀の中にいると、あの塀が自分を守ってくれていると思うようになる」
組織にいることが当たり前になり、組織のそとで自由に活動すること、自分の思うように生きることへの恐れが出てくるようです。

変化が激しい時代に、「正解」はありません。
コロナショックへの、経済的な対応方法は、わかりません。
誰かが「正解」を知っていると思うのは、間違い。
自分がやりたいと思ったことを実行するのに、「許可」なんて不要です。
国や経営者が、なんとかしてくれるわけではありません。
その責任を、誰かに押し付けても何も変わりません。
こういう考え方をしていると、残念ながらいつまで経っても苦境から抜け出すことができません。

自分の頭で考えること。
やりたい!と思ったら、まず小さく始めてみること。
うまく行くまで、繰り返すこと。

ポスト・コロナの時代、人生100年時代を生き抜くためには、「許可」に頼らないことが大切です。
あなたには、自分の人生を生き抜く資格があります。
その力が、まだ秘められてるだけなのです。


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