吸って吐く。人生も、お金も、運勢も

人間は、生まれてくる時「オギャー！」と産声をあげます。
声は、息を吐く時に出てくるもの。
息を吐くのが、誕生です。

一方で、死ぬことを「息を引き取る」と言います。
最後にこの世の空気を吸って、あの世に旅立つ。
息を吸うのが、死亡です。

つまり、人間は先に吐き出して、あとで吸う。
これが基本のリズムということになります。

お金が欲しい、運が良くなりたいと願う人は、世の中にたくさんいます。
むしろ、それが人間の当たり前の姿なのかもしれません。
でも、自分が欲しい欲しい！とばかり願っていても、なかなかお金は集まってきませんし、運も良くなりません。
欲しい欲しいオーラが出ている人のところには、なんとなく近づきたくない・・・
そう感じることも、多いですよね。
お金も運も、欲しがる人のことは敏感なようです。

お金も運も、欲しいと思えば、まず自分から先に与えることです。
呼吸と同じように。人間の生死と同じように。
そうすれば、不思議と巡ってきます。

社会は、人々が集まってできています。
欲しい欲しいの人が多い中で、自分が先に与えることは、損することだと考えている人があまりにも多い。
だから、大多数の人はうまくいかないのです。

成功者は、みんな自分が先に与えています。
「損して得取れ」という言葉がありますが、先に相手にメリットを与えることが大事。
心理学で「返報性の法則」ということが知られていますが、人間心理として、してもらったらお返しをしたくなるという実験結果があります。
つまり、まず与える、吐き出す、ということです。

下心あっての与える行為は、すぐに見透かされてしまいます。
でも、真心から出た与える行為は、みんな見ています。
すぐには結果に結びつかなくても、いずれ巡ってきます。

人生１００年時代は、目先の損得に囚われないことが大事です。
「因果は巡る」と言われますが、若い頃の行為が、歳を取ってから必ず跳ね返ってきます。
運が良くなりたいと思えば、まず自分から与えること。
私も、そのように行動するようになって、運勢が好転したことを実感しています。