オットと:勇者たちのお昼ごはん
※投げ銭制です。
先日のある土曜日、オットと寝室でごろごろしたりスマホしたりしながらした会話。
[私] 昼どうする? なに食べたい?
[オット] ああ、昼ね。さっぱりしたものがいいなあー
[私] おそばとか?
[オ] ああ、そばいいねえ!
[私] でも材料ないか。買いに出かけるの面倒だよね。薬味足りなくてよければこのまま私作れるよ?
[オ] そっかあ、それでもいけど、せっかくそば食べるなら外がいいなあー
[私] そう? じゃあ○○そばに行こうよ! 行きたかったんだあそこ!
[オ] えー? 高いよ。今月出費かさんだし。行くなら△△そばだなー
[私] うーん、ならベストじゃないけど△△でもいいよ?
[オ] △△か、悪くないね。あっ、でも吉本見たいんだった… △△あんまりうまくないし…
[私] △△はオットが言ったんじゃんw 吉本は録画すればいいんじゃん?
[オ] 言ったけどさー。吉本リアルタイムで見たいし…
[私] めんどくさいやつだなあw じゃあピザでも取る? ピザとろうよピザ!
[オ] ピザの気分じゃないしそんなカロリーの塊みたいな…
[私] それがさ、最近は低糖質メニューがあるみたいよ?(チラシを持ってくる)
[オ] おっそんな気の利いたものが…? (チラシを見る)いややっぱそこまでしてピザ食べなくても… 高いし…
[私] まあピザけっこう高いけどさ、じゃあどうすればいいのさw
[オ] うーん、オットが適当にガッと作r… いやでも作るの面倒だなあ… …
※※※しばしうつらうつら※※※
※※※おもむろにどちらともなく起きる※※※
[私] …ねえ、要するに食欲ないんじゃないの?
[オ] そうか、もしかするとそうかもしれない… 実は何が食べたいとかイマイチないし、どうも空腹感も感じない…
[私] だよねー。夏バテかね? もういっそ食べないってのは? 私勝手に食べるからさー
[オ] あーうん、それもいいなー …ああ、何もかも面倒になってきた。死ぬまで寝てたい…
[私] あのさ、要するに疲れてんじゃね? 疲れてんだよ!
[オ] そうだな! 疲れてんだな!!(首をぶんぶん縦に振る)
[私] 疲れてんだ! そうだそうだ!
[オ] そうだ! それだ! 俺疲れてんだ!
[私] お疲れさま!
[オ] おうよ! 疲れた! 疲れたぞ!!
[私] …で、どうする?
[オ] 着々と昼が近づいてるな… もう時間がない。ツマ、一緒にスーパーに行かないか? 打開策が見つかるかも!!
私はオットのまるで「魔王を倒す旅に出発しようとする勇者」のようなノリの申し出に半笑いで応じた。結局テキトウな惣菜と炒め物かなんかで二人で食事を済ませたんだけれど、今月はそういえば臨時収入もあって、べつに外食ぐらいしてもよかったのだと気づいたのは夕方のこと。
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