オットと:恐怖のセミファイナル
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先日、オットの運転でドライブの最中、目的地に着く直前。私は視界の隅に何か違和感のあるものを捉えた。あれ? なんかプラプラしてる、ミラーのところに… オット、いつの間にかアクセサリー足したのかな? いや違うこれは…………!!
私「……ぎゃー!」
オット「うわあああ何!? 何!?」
私「…うわーん! 言いたくないけどセミが! セミがぶらさがってるぅう!! そこおォオオオ!! やだやだ私セミ苦手苦手ぇえ!!」
オット「ぎゃー! 待って待ってやめてやめて今言わないでほしかった! 俺も! 俺も苦手ぇえ!」
思わずヨロつく車。揺れに合わせてますますプラプラするセミ。
私・オット「ぎゃー!!!」
私「ごめんごめんごめん私も着くまで言わないでおこうか迷ったんだけど叫んじゃったからぁああ!!! ぎゃー!」
オット「あぁあああーーーやめてやめてぇええーー!! ぎゃー!」
動揺してた私たちはいつセミがジジジジジとデカい声で鳴きながら車内をめちゃくちゃに飛び回るか気が気でなく、叫びまくりながらそのへんの路肩に緊急停車。車内にあったそのへんの紙きれで必死にセミを外に出した。ジッとも言わないセミはやっぱり死んでたんだと思う。すれ違ったほかの車、「あの車にはいったいなにごとが起きたのか?」と思いながら通り過ぎてっただろうなー。
必死に動悸と息切れを抑えながら改めて車に乗り込んだ私たちは、それにしてもいつの間にどうやって入ったんだろう? いつからぶらさがってたんだろう? などとしばし議論してみたものの、結局答えは見つからず。
「セミファイナル」ってご存じですかね。「そのへんにセミが落ちてて、死んでるか生きてるかわかりづらいために突然ジジジッと叫んで暴れだして超怖い現象」のこと。
http://moto-neta.com/net/semifinal/
セミファイナルにおいて生きてるか死んでるかの見分け方は
脚が閉じてる:死んでる
脚が開いてる:生きてる
ということなんだけど、私、いつもこれ覚えようとするのに忘れるんだわ。運転中の車内でセミファイナルを発見するという状況下ではなおさら。思い返してみるとあいつ、たしかに脚は閉じてた…
ああ怖かった。セミって超声デカいし、飛び方がウッドストックみたいに超ヘタでガチンゴチンとあちこちにぶつかりまくるし、当たると硬くて痛いし、ホント怖い(´;ω;`) 事故にならなくてよかった、心底…
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