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心機一転


初めましての方も、以前のブログから飛んでこられた方も、こんにちは。
花藤 志穂と申します。
名字は【はなふじ】と読みます。
絵を描くことがとても好きで、人物や生き物、最近は蝶をモチーフにした作品をよく好んで描いています。
写真にあるような作品をシリーズにして、ちまちま描いています。
現在は主にアクリルガッシュを使っています。

タイトル:「旅立ち」
サイズ:B4


タイトル:「輪廻」
サイズ:はがきサイズ

本格的に絵を描くようになったのは、2年くらい前でしょうか。
ちょうど母が亡くなり一周忌を終えたころ、眠りの浅い日が続いていました。その頃はまだ、母との思い出をよく思い出しては精神的に沈みがちだったので、コロナ禍ではありましたが気分転換にと、ある日に好きな作家さんの展示へ足を運んだんです。その作家さんとは以前から展示で何度かお会いしていて、私の近況をよく気遣ってくれていました。
何気ない作家さんの作品の感想や、今の自分が本当に欲しいと思うような作品のこととか、今後自分がやりたいことなどを交えて話し、充実した制作のお話でとても楽しい時間を過ごしました。帰るころには体も軽く、そしてその日の夜は、どれくらいぶりかと思うほどぐっすり眠りました。
明け方、いつものように目が覚めました。でもいつもの目覚めとはっきりと違い、妙にすっきりとした気持ちでいたのを覚えています。
そのまま目をつぶって横になっていると、真っ白な光がゆっくりと瞼の後ろにたくさん降ってきたのです。当時あれは朝日か何かだと考えていたのですが、今思えば、それにしてもまぶしかったな、と・・・。
その光に目が慣れ始めたころ、次に浮かんできたのがこの作品の蝶たちでした。
いくつもの蝶たちが浮かんでは消えて、どの子も花や植物をまとったり、羽が消えたり浮かんだりと、とても不思議な映像でした。
それからいてもたってもいられず、すぐに起きてパジャマのまま必死にメモやスケッチやら急いで描きました。
それからは浮かんだものを描き続けている日々です。
最近は同じように蝶が好きな作家さんとの交流が少しずつできて大変嬉しいです。特に上の2作品は、「綺麗な作品ですね」と、とても嬉しい感想をいただくことが多く、今では私も思い入れのある作品です。
まだまだ作品数は少ないので、これからが頑張り時です。

絵を描く以外は、紙を重ねて彫るという「彫紙アート」というのをしています。自分の好きな絵を描いて色を塗った後、設計図のように番号付けというのをします。それを下絵として、5枚以上の色紙(NTラシャやタント紙など)を重ねて、アートナイフで番号ごとに切り抜いていきます。
難しそうに聞こえますが、「紙で絵を描く」という、とてもユニークで新しい日本の技術です。


番号がふられた色ごとに切り抜いていきます。
それを彫紙アートでは「紙を彫る」という技術になります。
仕上がった作品の全体がこちら。
タイトル:「恋しちゃったんだ」
サイズ:A4

出来た作品は、年に一度開催される会員展などに出展しています。

今後は別の記事でも、たくさん彫紙アートに触れていきたいと思います。

今回ブログの移転を決めたきっかけは・・・昨年末に仕事を辞めて、作家業に少しずつ力を入れていきたいと思い、生活も少しずつ変わってきたことが大きいです。
ふとした時に自分の中から生まれていく言葉がどんどん明確になっていき、それでもこれまでは短い記事でなんとか抑えようとしてきましたが、だんだん難しくなっていきました。ここまできたのなら伝えたい言葉に合わせて、内容もきちんとコンテンツとして考えて取り組むほうが、やりがいもありそうだなと・・・。
そう感じ始めていたころに、no+eさんのカスタマイズがすごく魅力的だなと思い、こちらで始めました。
以前のブログでも少し書きましたが、これからは当り障りなく書いていたことも少し踏み込みます。例えば、通っている心療内科での治療など。
制作や作品、日常をそれぞれコンテンツとして分けることで、以前より読みやすいブログになっていったらいいなあと思います。

そしてこちらでも、色々な作家さんの活動を楽しみに私もまた新たに頑張っていきたいです。

それでは、次回の更新でお会いできますように。




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