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2022/8/09 ロストワールド/ジュラシックパークを視聴

ロストワールド/ジュラシックパークを観ました。

 公開されて20年以上経ってるんで、ネタバレとかは置いといて内容を説明すると、

 初代ジュラシックパークにて登場したマルコム博士(サングラスのカオス理論信者)が、知り合いの女性(サラさんという方でした。)を救う為にハモンド(クソジジイ)の口車に自分から乗って、危険きまわりない元ジュラシックパークのあった島へ再び行く、というところから始まります。

 正直グラント博士を期待してたんですが、まあグラント博士は2度と行きたくねえって前回言ってたんで、それでマルコム博士なのかなと。マルコム博士の子供が黒人で何やら人種が絡む複雑な事情を感じました。(1990年代ってまだそんな人種関係について叫ばれてなかったよね?)まぁ別に良いんですけど、その子供の言動というか行動というか….それが微妙なところでした。
というか今回はエディ・カーさん(ハゲのぐぅ聖おじさん)とマルコム博士、凄腕の恐竜ハンターのおじさん以外、視聴者をイラつかせる要素しかなかったように思います。

感想

マルコム博士は半ばトラウマだった恐竜の島に来たせいで余裕が無く子供とサラを守る事に必死ではあるが、言葉が足りなくて何がどう危険だとかやってはいけないこととか、過保護な理由に『愛してるから』を素直に言えなかったりだとか。前回まででは見れなかった、主人公に選ばれたからこそ見える内面?マルコム博士の人間臭さを垣間見えることが出来た作品でした。

それ以外は

ウンコ

です。正直に言います。脚本がクソです。キャラクターも特定の人を除いて魅力的とは言いづらいです。ラジー賞にノミネートするだけの事はあります。別の人が監督したんじゃないかと思いました。

特に終盤の、ジュラシックパークの残った施設に行ってニックが仲間に通信を行い、そしてマルコム博士達も施設に行ったシーンですね。

サラとマルコム博士の愛娘(マルコム博士に隠れて島についてきました。)が、ラプトルから逃げる為に小屋に入るんですが、土を掘るんですね。反対側から。ラプトルから逃れる為に。分かりますよ、やりたい事は。まぁまぁまぁ。
そしたらね、ラプトル達も穴掘るんですよね。扉開けれないから入れなくて。扉の下のところを。爪で掘るんです。

???????????????????

ラプトル君達前作で扉開けてませんでした???
扉鍵閉めてたんじゃないかって?
空いてるんですよね、マルコム博士が同じ小屋に逃げ込んできた時にもたついた様子は無かったんで、鍵はかかって無い。???????
まぁまぁまぁまぁ
まぁええかって。なったんですよ。
んで反対側から脱出作戦はラプトルに回り込まれてて頓挫したんで、その後どうするのかと思ったら、周り見渡すこともなくノータイムで小屋の上に登り始めるんですよね。人間業じゃ無い。せめて登る発言か探す動作しろ。
んでその後。前作でアレほどタフで賢くてグラント博士達を追い詰めたラプトルが、小娘の回転蹴りで弾け飛ぶんですよね。まあ良いですよそこは。
んでサラさん。いつ死ぬかとワクワクしてたんですけど。最後の最後、サラさんがラプトル2匹に襲われて絶体絶命の時。ラプトルが喧嘩を始めたんですよね。理由は一応 屋根に登ったものの追い詰められたサラさんが、同じく屋根に登ったラプトルをサラさんの策で地面に突き落とされて、それと激突したラプトルが喧嘩….みたいな。まあ良いんですけど、問題はこの後なんで。大雑把に言うと

ピタゴラスイッチみたいな要領で屋根から落ち、その先にある穴にまたしても落ちた後、外に繋がる排気口か何かから落ちて、その落ちた先がマルコム博士達の目の前で、そのまま受け止められて無言で何事も無かったかのように脱出….

観てて体感2秒くらいだったんですが、余りに展開が早過ぎて驚きました。

終わりに/総評?

 正直ジュラシック・パークという映画界の巨大なネームバリュー。1作目を超えなくてはいけないというプレッシャーもあったでしょう。(巨匠スピルバーグにそんなものがあるのかは分かりませんが)
 一般的に名作の続編、特に2作目はクソ映画になり易いのは確かです。この映画はそのジンクスを直に感じさせてくれました。

吹き替え版のAmazon評価は2.4ほど、IMDbは6.5くらいです。これはクソみたいな内容のなろう系アニメと同じくらいの評価です。字幕版はもっと高いですが、この評価が世間の評価なのも否定出来ないと感じました。

 初代ジュラシック・パークが僕らに与えてくれた恐竜への憧れは、ロストワールドからは感じられませんでした。B級のパニック映画…?

 ハモンドの爺から感じた恐竜への憧れ。そして恐竜を人間が支配しようなどと出来るわけがないという、恐竜の偉大さや人間の愚かさなど初代は色々と考えさせられる作品でした。

次回作のジュラシック・パークIIIはいずれ観ます。夏季休暇の間にね。



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