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「大学デビュー男子研究会」基本の流れ

こんにちは。
「大学デビュー男子研究会」発起人のタカタです。

今日は研究会の基本的な流れについて説明したいと思います。
当事者研究を初めてする方の中にはどういうことをやるのか不安な方もいらっしゃるかと思うので、参考にしてもらえれば幸いです。

とはいっても、僕自身も当事者研究の経験は浅いので、過去に自分が参加した他の当事者研究会の流れをかなり参考にさせてもらっています。
今後必要に応じて変更する可能性はあるかもしれませんが、当面この流れでいきたいと思います。

では、早速紹介に移りましょう。
 
①ルールの確認
まず、開始時刻になった段階で、当研究会のルールを参加者の皆さんと一緒に確認します。
来場していただいた際にお渡しするワークシートの裏面にルールが書かれているので、そちらを見ながらということになります。

ご参加の前に既に見ていただいている方が多いかとは思いますが(簡単なものは公式サイトに掲載)、改めて確認することで皆が気持ちよく参加できるような場を確保することを目的にしています。

②自己紹介
ルールの確認が終わったら、次に簡単な自己紹介をしてもらいます。

自己紹介では以下の2点を中心にお願いします。
2点目は答えたくなければ答えなくても構いません。

1.呼ばれたい名前
研究会で呼ばれたい名前を名乗っていただきます。
ニックネームでも構いませんし、本名でも構いません。

2.日替わりの質問
アイスブレイクとしての質問です。
僕が以前参加した当事者研究会では、この日替わりの質問として「最近ハマっている食べ物は?」という質問をされました。
うちもそんな感じの気軽なものを想定しています。

③ワークシート作成
実際の研究に入る前に、ワークシートを作成してもらいます。
5分ほど時間をとるので、まだ今日発表したいことが決まっていない方はこの時間で考えてもらいます。

ただし、ワークシートの作成はマストではありません。
既にメモ帳やスマホなどにまとめてきてもらっている方は、改めてワークシートの方に書いていただく必要はありません。
また、あらかじめ研究の前にまとめておかなくても大丈夫という人は、それでも構いません。

あくまでそれぞれの参加者の方々が、今日発表したいことをまとめていただく時間だと思ってください。

④研究
ここまできて、ようやく研究の段階に入ります。

発表は挙手制です。

ワークシートなどを参照してもらいながら、それぞれが抱える生きずらさや悩みを発表してもらいます。
それに対して他の参加者の方々が質問や感想を言って、さらにそれに応えてというのが基本の研究スタイルとなります。

この時、できるだけ一般論やどこかで聞いた知識よりも自分のエピソードを基に語るようにしてください。
単純にそうでないと当事者研究にならないからです。

ただし、このことは逆に言ってしまえば、ご参加に当たって何か小難しい知識が要求されるわけではないということでもあります。
もし「当事者研究」という単語を目にして、なんか難しそうだなと感じていらっしゃる方がいらっしゃるのであれば、その心配はご無用です。
なんか他の人に聞いてほしいことがあるから参加する、ぐらいの気軽な気持ちで参加してもらえればと思います。

発表や質問・感想含めて、1人あたり15~30分程度を想定しています。

参加者の人数によっては全員に発表が回らない場合もあるかもしれません。
もし発表したいことがあれば、早めに挙手して発表していただくといいかと思います。

発表や質問・感想に際して、自分おたすけ研究会(たす研)さんの記事で参考になりそう部分があったので引用させてもらいます。
https://tasuken.hatenablog.jp/entry/2022/01/30/190619
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・以下のことを意識して発表すると困りごとに対しての知見が広がるかもしれません。
○「どんな時に?」「どんな風に?」困りごとが生じるか
○「いつから?」困りごとがあるのか
○「どんなパターン?」の困りごとなのか
○困りごとに対して「個人的要因」や「社会的要因」どのように関係しているのか
◇個人的要因
 ◇身体・感覚・経験・気持ち・考え方・行動パターンなどの自分の内側の要素
◇社会的要因
 ◇家族・地域・規範・習慣・デザイン・人的/物的環境など自分の外側の要素

・発表してもらった困りごとに対して参加者の皆さんから自由に質問や感想を投げかけてもらいます。

○【以下、質問・感想の際に気をつけていただきたいこと】
○説得、議論、批判はしない。
○語ってくれた体験を否定しない。
○参加されたみなさんが安心して困りごとに対しての知見や語りを深めていける場にしていきたいので、お願いいたします。 
◇【以下、推奨していること】
◇先ほど挙げた「どんな時に?」「どんな風に?」「どんなパターン?」「個人的要因」「社会的要因」の要素がある質問は大歓迎です。
◇発表された方の困りごとと近い経験されている方は、自分の経験や対処法など話されるのもいいですね。
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もちろん、今話したくないなと思ったらパスしていただいても構いません。
なんとなく今ここに居づらいなと思ったら退出してもらっても構いません。
そのことに対して何の後ろめたさも感じる必要はないので、ご安心ください。

⑤締め
最後にそれぞれの参加者の方々に今日の感想などを話してもらって、お開きとなります。


ざっとこんな流れで進めていきたいと思います。

基本的には2時間の中で以上のステップを踏んでいきたいと思います。
参加者の人数によっては時間を延長したり短縮したりするかもしれません。

では、実際にお会いできることをお待ちしております。

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