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インタビューが怖い

さほどインタビューをしていない私が言うのもなんだが、インタビューが怖い。緊張して頭が真っ白になるとか、沈黙が怖いとかではない。インタビュイーの想いが汲み取れていないのでは?考えがきちんと文字にできていないのでは?思うと怖くてたまらない。

人の話を聞くのは楽しいし、言いたいことを伝えたい!と熱量が上がるが、同時にプレッシャーになる。

聞いたことを間違いなく書き起こし、その時のMAXの力をふりしぼり構成する。執筆を終え先方チェックをしてもらい、OKが出ても不安が残る。インタビュイーが「素敵な記事をありがとう」とよろこんでくれてもだ。

書き起こすだけなら誰でもできる。発せられた言葉の先にある想いを、いかに伝えるか。それこそがライター冥利に尽きるのだが、インタビューを重ねば重ねるほど、汲み取れていない気がしている。汲み取れていないどころか、貴重な時間をいただいたにもかかわらず、ろくな記事が書けず迷惑をかけたのでは、と申し訳ない気持ちになってしまう。

想いの詰まったインタビュー記事を読んでは、落ち込んでしまう。

ライターの吉村智樹さんが「自分では成長どころか「インタビューがだんだんヘタになってきている」気さえする」と記事で書かれていた。吉村さんでさえそう思うのだから、経験の浅い自分が怖くなるのは当然か。

インタビューの回数を重ねて慣れると、怖い病を克服できるかもしれない。けど、講座などでとんちんかんな発言をしてドン引きされるほど語彙力も理解力も低いので、努力で克服できるレベルではなさそうだ。どう書こうが自由なブログでさえ、読んでておもんないわとがっくりするのだから。

文章力もセンスも、語彙力も理解力もないのなら、書くことなどスパッとやめた方がいいのだろうか。

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