アクセシビリ・ティータイム書き起こし版 「#5 仕事っていうもので苦しむ人が減るといいな」

皆さんこんにちは。SmartHRのアクセシビリティスペシャリスト、辻勝利です。
昨年11月頃から、SmartHRのアクセシビリティ向上の取り組みを紹介する音声コンテンツ「アクセシビリ・ティータイム」を配信しています。
SmartHRで働くメンバーがどのようにアクセシビリティ向上に取り組んでいるか、どんなことを考えながら仕事をしているのかなど、隔週金曜日に約30分の音声コンテンツを配信しております。

今回はその中から、1月19日に配信した「#5 仕事っていうもので苦しむ人が減るといいな」の書き起こしテキストを公開します。

なお、この書き起こしテキストは沖縄のサテライトオフィスで働いている haig さんに作成していただきました。

#5 仕事っていうもので苦しむ人が減るといいな

辻:アクセシビリ・ティータイム、今回はブラントマーケティングユニットで活動されているnakamariさんにお話を伺っていきたいと思います。宜しくお願いします。

nakamari:お願いします。

辻:早速なんですけれども、簡単に自己紹介をいただいてもよろしいでしょうか?

nakamari:はい。ご紹介いただいた通り、ブランドマーケティングユニットというところで活動しているnakamariと申します。入社が2020年の4月でそこから一貫してこのチームで働いているんですが、SmartHRが掲げる例えば『well-working』みたいな価値観とか、ブランドとしての考え方みたいなところを広く知っていただくためのコンテンツだったり、取り組みだったり、みたいなものを企画しています。例えばでいくと、SmartHR Mag.とかで、連載している記事とか、そういうのをちょっと企画することもありますし、ブランドムービーみたいな形で映像を作ることもありますし、Podcast、辻さんにも出ていただいたPodcast番組のウェンズデイ・ホリデイというものを

辻:はいはいはい。

nakamari:一年半前ぐらいから企画していたり

辻:あっ、もう結構長く

nakamari:あっ、そうですね。

辻:続けられているんですね。この前、60本目ぐらいが出た感じ

nakamari:そうです。60本目ぐらいが出ていて、ちょうど2022年の夏ぐらいからいろいろ試したりしつつやっています。

辻:ウェンズデイ・ホリデイってもう結構続けてらっしゃるコンテンツなので、ファンの方とかたくさんいらっしゃったりすると思うんですけれども、感想とかって届いていたりとかする感じなんですかね?

nakamari:あっ、そうですね、結構感想はいただくことが多くって、ウェンズデイ・ホリデイ自体が、働くを語る水曜日の夜というふうに、コンセプトとして銘打っているので、いろんな世界の働くことについて語るみたいな番組なのでホントに、お便りもいろんなお仕事の方から、それこそ看護師さんとか、サービス業の方とかもちろん一般の会社員もいらっしゃるし、あとやっぱり海外に住んでる方とかからお便りをいただいたりすることもあります。

辻:すごいですね。アクセシビリ・ティータイムもちょっと始めたばかりなので、あれですけれども、これから聴いてくださっている方からご感想とかをいただきながら番組をどんどんアップデートしていきたいなーなんて思っているので、、引き続きいろいろ教えてください。

nakamari:はい。

辻:いちばん新しいところで言うと、ご一緒にお仕事したのがアクセシビリティの情報を発信するためのスペシャルコンテンツを作っていただいた時にご一緒いただいたんですけれども、そもそもアクセシビリティっていう言葉にnakamariさんが出会ったきっかけみたいなのってどういうところがありますか?

nakamari:あーそうですね、それは本当に私SmartHRに入ってからでして、ちょっと時期いつだったか分からないですけど、たぶん辻さんのお話なのか辻さんのブログなのかとかを読んで知った気がします。

辻:あーなるほどー、いやー、もうなんか

nakamari:そうなの。

辻:あれですよね、技術で解決可能なことを運用でカバーしないとかってことを僕が言ってた頃ですよね。

nakamari:そうですそうですそうです。そうですね、辻さんとかmasuP9さんとかとの接点で、たぶんそれまでも言葉は何となくは知ってたかもしれないですけど、その意義だったりとかその意味合いみたいなところはお二人から勉強させてもらったところが大きいですね。

辻:いやー、ありがとうございます。すごい何て言うんでしょうね、もう少し柔らかくアクセシビリティの話ができるといいんですけど、結構僕とかmasuP9さんもなんか強めの発言をするところがあって

nakamari:やさしさ禁止とかですよね。

辻:そうそう。なんかいい影響だけ受けていただけているといいなとか思いながら。

nakamari:いやー、でもなんか新鮮でしたね。新鮮って言ってしまったらちょっと違うかもしれないですけど、例えば今回の映像を作るときにもさんざん議論させていただいたと思うんですけど、例えば障害者週間とかそういったテーマで何かを扱うときって、すごい思いやりみたいな話とか、配慮しましょう

辻:多いですよね。

nakamari:配慮が必要みたいな話が正直私がこれまで見聞きしてきたものはそういったものが多かったですし、そんな中お二人とかのお考えは衝撃的って言ったらあれですけど、すごく個人的にインパクトがありました。

辻:いやー、ありがとうございます。今回、スペシャルコンテンツを作るときとかもいっぱいいろんな打合せをしてできるだけ自分たちが伝えたいことがストレートに伝わるようにあーでもない、こーでもないって、注文をつけさせていただいたり

nakamari:あーいえいえありがとうございます。

辻:とかしてたんですけれども、本当にすごくたくさんの方が見てくださって、このコンテンツ

nakamari:はいそうですね、びっくり

辻:はぃびっくりしました。

nakamari:私もびっくりしました

辻:障害平等研修っていうのがあって、yoriさんがやってらっしゃるんですけれども、そのyoriさんが障害平等研修の中の担当されている方がこのスペシャルコンテンツを紹介してくださってすごくいいコンテンツだって褒めてくださってたってお聞きして

nakamari:伺いました、嬉しいですね。

辻:本当に。どうしても、こういうコンテンツを作って発信すると、障害者側からクレームが来たりとか

nakamari:あっ、そうですよね。

辻:あとは観てる側から障害者にそんなことを言わせてとか、なんか、そういうクレームが来たりとかすることがあってすごい気を使って作りましたよね。

nakamari:そうですね、結構いろんな方たちの視点というかは、この企画をやる時とかから考慮する必要があるなぁと 思ってましたね。

辻:SmartHRの価値観などを発信する仕事をされてるということですけれども、これまで印象に残っているものとか他にあったりしますか?

nakamari:そうですね、私も個人的にやっぱり今回の取り組みがいちばんって言ったら変ですけど印象には残ってますね。なんかたぶんその理由として、今回初めてこういうふうにSmartHRの考え方、例えば『well-working』っていう労働にまつわる社会課題をなくして誰もがその人らしく働ける社会を作るみたいなコーポレートミッションがあると思うんですけど、それってどういうこと?みたいなのを伝えていくみたいな取り組みってこれまでもいろいろ今もやっているんですよね。例えばPodcastを通じてそういうことをしたり、記事を作って、それって結局どうゆうこと?みたいなのをいろんな方向から伝えるとか。
2年前には”働く”の100年史っていうタイトルのムービーを作って私たちが思い描いていることだったり、働き方ってこういうふうになって行けばいい、答えはないんですけど、もっといろんな在り方があるよねみたいな、問いかけみたいなものを声には出しては言っているんですけど、今回の企画は、なんかある種一歩進んだ取り組みっていう面があったなぁと思っていて、それは言ってるだけではなくって実際にSmartHRとしてやっていること、行動しようとしていることを出せたんじゃないかなぁって思っています。
こういう価値観もあるよねみたいな提示だけではなくって、実際に私たち自身が例えば今回でいくと働く環境のアクセシビリティみたいなテーマなんですけど、そこに向かってもちろんすぐには世の中って変わらないですけど、プロダクトですごいアクセシビリティの向上っていうのを大切にしていたりとか、アクセシビリティテスターの雇用の取り組みだったりとか、実際の活動も含んで実際そこに私たちがコミットしていくというか行動していくんだぁっていうことを伝えるきっかけになったスタックかなと思っていて、なんか個人的には言ってるだけではなくてやっていくみたいなところの一歩目ができたっていう意味ではすごい印象的でした。

辻:ありがとうございます。なんかやっぱり社会を変えていくっていうのは、すごく難しいミッションだと思うんですけど、一つ行動を起こすとなんか自分が思い描いている未来にちょっとずつ近づいているような気がしたりしますよね。

nakamari:あっ、しますよねやっぱり。こういった映像を見ていただくこと、まずは本当に見ていただいて、そもそもいった課題があるんだって知っていただくこととか、それってなんか2年前の私だったら絶対知らなかった、あんまり考えてみたことがなかったテーマでしたし、こういう映像の存在によって、例えば後押しされる人とか、なんか勇気が出るような方とかもいたりするのかもしれないなってなるとすごい微力かもしれないですけど、ちょっとずつwell-workingな社会にへの後押しってのもできるのかもしれないって思えた施策、取り組みでしたね。

辻:いやーありがとうございます。実際に障害のある方からもポジティブなコメントとか、僕自身も視覚障害者の知人とかの間でも、これまでになかった感じのいいコンテンツだったっていう感想とかをもらったりしてて。あとは、音声解説版も作りましたよね。

nakamari:あっ、作りましたよね。ありがとうございます、いろいろ。

辻:いえいえいえいえ。これ、元々のコンテンツを観て聴いただけでは理解できないところをしっかり伝えることができていたという点ではすごくいい評価をしてもらったりとかしてて。

nakamari:あっ。そうだったんですね。

辻:ホントに、作ってよかったなと思いました。

nakamari:そう言っていただけると安心しました。

辻:今後働き方ってどんなふうに変わっていくといいなぁとかってご希望というか。

nakamari:ご希望、そうですね。もちろん今回のアクセシビリティのムービーの取り組みでもそうですし、その日々いろんなPodcastだったり、記事の企画だったり、ユニットであったらアワードへの応募してくれた方とだったり、いろんな立場、いろんな世界で働いている方とお話をしたり、Podcastのお便りを寄せてくれる方の感想とかをみていると思うのは、仕事のやりがいとか、人生における仕事の比重とかって人によってすごい様々ですし、それぞれでいいんだと思うんですけど、個人的にはやっぱり、その仕事っていうもので苦しむ人な減るといいなみたいなのはすごく思いますかね。

辻:ああ、なるほど

nakamari:楽しいかどうかっていうのは、もちろんなんか仕事を楽しみたいって人は全然それでもいいですし、もしかしたら重きはそこにはないパターンもぜんぜんあると思うんですよね。なのでそこは、なんか楽しくなきゃとか幸せでなきゃいけないとかまではぜんぜん思わないですけど、少なくとも人を仕事が苦しめるってことはないといいなと思います。

辻:ああ、すごい大事ですよねー。この前ちょっと僕Facebookで自分がなんで「技術で可能なことを運用でカバーしない社会」を作りたいかっていうはなしをチラッと書いたんですけど、考え方によってはそういう手続きとか、いろんなやらなきゃいけないんだけど、実は例えば障害のある人だったら一人ではできなくってそこに辛さとかを感じているようなこととか、そういうことが一つでも多くなくなるといいなと思っていて。

nakamari:はい、まさにそうですよね。なんか、苦しむことが減るといいな、みたいな、なんかそれって結構ね、今回の映像をテーマにしたような仕組み,社会の仕組みとか会社の仕組みが起因で苦しいってこともありますし、その価値観みたいな、その人が持っている固定概念みたいなものとか常識みたいなものに苦しめられる場合ってのも。仕事とはあるべきとかいう人間じゃないと仕事社会ではやっていけないよ?とか。分かんないですけどみたいな。

辻:あっ、そういうのって結構学生のころとかって先生方とか先輩とかって、そういう話しされる方、多かった気がしますよね。

nakamari:多かったですー。そんなんじゃ社会で通用しないみたいなことすごい言われたり。なんかわたしもやっぱり就活するときすごい怖かったし、わたしもなんか大学に行ってたんですけど、就活のときって企業のこととかも全然知らなかったですし、もう、名前が知ってる企業ぐらいしか学生ってあまり認知できないじゃないですか。

辻:そうですよね。

nakamari:CMやってるところとかみたいなってなると、やっぱりより多くの人が知っている会社とか、取りあえず大手企業に行きたいとか逆になんかそうしないとレールみたいなのを踏み外しちゃうんじゃないかみたいな。

辻:あっ、分かります。

nakamari:なんかそういうあれ。今考えるとそんなこと全然ないじゃんって思いますけど、やっぱり当時ってなんか少なからずそういうところがあった気がするんですよね。なんかそこを踏み外したらもう終わりだ、終わりって言ったら変ですけど何が終わりかもちょっと分からないけどみたいな。

辻:あー分かります。それこそ僕なんかも最初の会社、やっぱり大手の会社の子会社だったんですけど、そこを辞めるって言ったときにほんとすごい親に反対されまして、せっかくそこにいるのに、だれだれさんのお世話になったのにそれを手放すなんてあんた、みたいな。

nakamari:そうですよね。なんかそういうのありましたよね。

辻:、でもね、実際はね、仕事を始めて結構時間が経つと実際はそんなことないんだよってのはだんだん分かってくるんですけどそういう先輩からのアドバイスに影響を受けるってことあります

nakamari:あっ、そうですよね。教えみたいなのありますね。やっぱり、社会からの受け継がれてきた教えというか、常識みたいなのが内在化されていってしまって苦しいみたいなことって、私もやっぱり今もゼロではないでしょうし、若いころはもっとありましたし、逆にやっぱり今でもそういうところで苦しいみたいに思ってる方もいるのかなぁ?とかって思ったりはしますね。

辻:そうですねでもそういう楽しくなくても苦しみがない社会っていうのは、目指すゴールとしてはありですよね。

nakamari:そうですよね、私もいろいろ考えてて、例えば最近言われている自分らしく働こうとか、楽しく働こうとか、やりがいが大事だみたいな話って、個人的には結構そうあれたらいいよなって思うんですけど、それはあまりにも言われるとちょっとしんどくなる側面もあるじゃないですか。

辻:うーんうんうんうん。

nakamari:楽しめてないとか、そんな余裕ないなとかそこまでそもそも、やりがいとかなくてもいい、そういう自己実現みたいなメッセージ、これすごい個人的な思想みたいになっちゃうんですけど、自己実現みたいなメッセージを強く提唱する前にやることっていうかまずはその、苦しまないみたいなところまでを揃えていって、まそこから先はもうみんな自分の好きにしたらいいよねみたいな世界観ができたらいいなって、ちょっと難しそうですけど思います。

辻:なんか日本人がそうなのかちょっと分からないけど、レール好きですよね。こういうふうにやってるのが幸せみたいな、なんていうの?決められた価値観と言うかそれにちょっと外れてる人は違った目で見られるというか

nakamari:そうですね、そんな感じかもしれない。例えば楽しく働くって、楽しい方がいいなって、私個人としては思いますけど、なんか別に楽しさとかじゃないんだみたいな人がいても、なんかいいはずだなぁって思います。

辻:そうですよね

nakamari:っていう風なことを考えると、あっでもやっぱり苦しくないほうがいいなっていうのはなんかわりとみんなに共通できるんじゃないかなと思ってて、苦しまないみたいなのって結構大切かなっていうのはなんかこの3年間いろいろな仕事とかいろんな方のお話聴いて思いました。

辻:なるほどー、ありがとうございます。

辻:nakamariさんご自身は、ウェンズデイ・ホリデイというあの、水曜日はどのようにリフレッシュされてるんですか?

nakamari:そうですね、ウェンズデイ・ホリデイがもともと水曜日の夜ね、北欧とかだと週の半ばで自分の好きなことをしてリラックスする時間を持とうみたいなところから付けてるんですけど、私の水曜日は、でも私結構水曜日は今日も、映画を観に行こうと思ってます。夜とか。まあでもなんもしない時も、ただマンガ家で読んでる、それは水曜日に限らないですけど。

辻:いやー、でもまたメリハリとかいうと違うかもしれないけど、週の真ん中にちょっとブレイクをするのってすごく大事だなってウェンズデイ・ホリデイを聴くようになってから思いましたね僕も

nakamari:ありがとうございます。

辻:なんか、月曜が始まったら金曜まで走り抜くんだ、みたいなのがこれまでの働き方だと思ってたんですけど、なんかそうじゃないんだなって。

nakamari:やっぱり週の半ばに意図的に楽しみなことがそれは本当に映画を観に行くとかでもいいし、なんかちょっとおいしいものを食べるとか、なんでもいいと思うんですけど友達となんかする、なんかあるとすごいいいですよね、楽しみなことが週の半ばにあるみたいなのがなんか私もウェンズデイ・ホリデイを始めてからかな?なんとなく考えるようになりました。

辻:このアイディアってのはどなたが?ウェンズデイ・ホリデイって。

nakamari:えーっと。いちおうなんかこのタイトルが決まる前に、こういう番組にしようみたいなのって決まってたんですよ。で、いろんな世界というか業界の方とかを呼んで、いろんな働くっていうテーマでいろいろ話そうって。でも最終的にこのウェンズデイ・ホリデイというタイトルを付けていただいたのは、一緒にやってる編集者の方ですね。リトルサタデーっていうんですよね、北欧とかだと。

辻:はいはいはい。

nakamari:リトルサタデーっていうのがあるらしいみたいなのをリサーチしてきて、なんか水曜日の夜をリラックスするみたいな風習があるよーって話があって、なんかその水曜日をお休みみたいなコンセプトにしたらいいんじゃないみたいな話があって、それめちゃくちゃいいですねみたいになってこれが付けられました。

辻:いやーなんかもう、いつもオープニングのリトルサタデーのくだりに救われるんですけど。なんか毎週水曜日のだいたい夕方5時くらいに配信されてますよね。

nakamari:あっ、そうですね。夕方5時くらいに配信しています。いつも。

辻:僕、Spotifyでずっと通知を受けるようにしてるので。

nakamari:あっ、ありがとうございます。リスナーさんじゃないですか。

辻:すごく毎週そのオープニングに癒されて、それぞれの回に登場されるゲストの方の話を聴きながら、すごい、あーこういう世界もあるんだなぁみたいなことを感じながら聴いているんです。

nakamari:面白いですよね、いつもやっぱり自分が普段暮らしたり働いたりしてる中で、なかなかお会いできない方のお話を聴くってのはすごく気持ちが楽になるなぁっていつも番組をやっていて思います。

辻:あー、そうですよね。あの、映画とかを観るのもなんか似た感覚ってありますよね。

nakamari:そうですよね。

辻:自分が普段普通に生活していたら経験できないようなことが映画の中では展開され、てみたいなこととかあったりするからなんか似ているかもしれないですね。

nakamari:似てるかも。やっぱり特にちょっとしんどい時とかって、自分がいる場所とか自分の暮らしとかがもぅこっから逃れようがないんじゃないかみたいな気持ちになっちゃったりすることってあるじゃないですか?

辻:はいありますねー。

nakamari:なんか、これで失敗したら終わりなんじゃないかじゃないですけど、けどやっぱり全然違う世界の方の話を聴いたり、そう言えばそういうところって私が思ってもみなかったような価値観だったり考え方だったり仕事のやり方だったりってのを聞くと、なんか別に自分がいま目の前にあるのが絶対じゃないんだなみたいな、考え方っていくらでもあるんだなみたいな気持ちになるとすごい、映画も一緒なんですけど、まだ目の前にない世界みたいなものを知るとなんか気持ちが楽に、昔からなります、なぜか私は。

辻:いやー僕、なんか映画の中で一つだけ実はそういう作品があってですね、

nakamari:えー、なんですか?

辻:あの、辛くなったらBack to the Futureを観ればリフレッシュできるかなってなんかずっと思い込んでて、

nakamari:そうなんだね。

辻:いまだにそうなんですよ。

nakamari:へぇー。

辻:だから、Netflixの自分のお気に入りに登録してあってですね、あーもう今日は疲れたからBack to the Futureだ、みたいな。

nakamari:あっ、そうなんですね。観たらどんな気持ちになるんですか?Back to the future。

辻:いやー、なんか自分が悩んでいたことってこれ以上深く考えなくてもいいかもみたいな気分になっちゃうというか。

nakamari:あっ、でもそれはすごい大事ですよね、なんか。

辻:なんかもう、結構単純なんですよ、落ち込むのもかなり激しく落ち込むんですけど、なんんか復帰も意外と早いというか。

nakamari:あ、それいいですね。落ち込むとこまで落ち込んで、ちゃんとBack to the Futureで戻って来れるみたいな。

辻:そうそうそうそう、だからちょっとそういう自分が普段経験できないようなこととか、なんかそういうのでリセットするってなんか一つの方法かもしれないですね。

nakamari:そうですね、結構私も昔から、よくちっちゃい時は小説とかをよく読んでたんで、まさにそういう目的で小説を、現実逃避って言ったら変ですけど、読んでは、でもなんかそれにすごい助けられたなぁって記憶がやっぱりあるので、音楽とかもそうなんですけどだからやっぱり今もどこかでそういう仕事がしたいってのがありますかね。なんか
それが小説とか音楽とかじゃなくって、今回みたいな映像とかPodcastとかで全然いいんですけど視野が広がるきっかけとか、なんていうか心が楽になるきっかけみたいなのが仕事でできればいいなって思いました、突然。

辻:いやー、ありがとうございます。今後例えば前回発信したようなアクセシビリティのスペシャルコンテンツみたいなのの第二弾とか、なんか機会があればまた、

nakamari:あっ、ぜひぜひ、はい。

辻:ご一緒させていただけると嬉しいなと思います。

nakamari:なんかやっぱりアクセシビリティっていう機能というか、やっぱり今回の映像みたいにどういった背景でとかどういった意味合いでそれをに取り組む必要があるのかってところもちゃんと伝えていけたらいいなと思いますし、なんかプログレの皆さんとか見てると、なんか、いつも、そういう活動がやっぱり大事だよなって思うので、ぜひまたご一緒にやらせていただければ嬉しいです。

辻:なんかやっぱり、自分の生活とかに話が降りてこないと、自分の中で消化できないことってあるじゃないですか?

nakamari:あっ、そうですよね、はい。

辻:たとえば自動販売機で普段自分は何気なく買い物してるけど、自分が飲みたいモノが選べなくて困る人がいるんだっていうのって、なんか生活のシーンで今回映像作っていただくのって物凄く響くものがあったんじゃないかなぁって思うので、

nakamari:たしかに、アクセシビリティがた大事だよって言われるんじゃなくって、

辻:あっ、そうです、そうです。

nakamari:わかります、うん。

辻:これ法律だからとかっていうんじゃなくって

nakamari:はい。

辻:ほら生活のこんな部分に関わってくるでしょ?みたいな具体例として見てもらえるとすごく捉え方も変わってくるなっていう気がしたんで、

nakamari:そうですね。映画じゃないですけど、想像し易くなるみたいなところがありますよね。

辻:はいはいはい。じゃあまた今後も、えといろいろなところでご一緒させていただけるといいなと思います。アクセシビリ・ティータイム、今回はブランドマーケティングユニットのnakamariさんとお話をしてきました。どうもありがとうございました。

nakamari:ありがとうございました。

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