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嬉しさの洪水【シャニアニ2nd第2幕】

涙が終始止まらなかった。
第1幕を見たときに匂わせはあった。
シャニマスで未だに評価され続けるシナリオである「薄桃色にこんがらがって」が映像化されること。

私は2020年にシャニマスを初めてプレイした。
その時勧められて読んだのが薄桃色だった。

本当に素晴らしいシナリオだった。嬉しくて涙を流すのは誇張なしに生まれて初めてだった。

2次元コンテンツは、大抵の場合、アニメ化が多くの人に期待される。もちろんシャニマスも同様であったし、「シャニメ」でどんな物語が紡がれるかについてインターネットの人たちや友人Pとも妄想した。

原作のシナリオをそのままやってほしい、アニメオリジナルでやってほしいなどあの頃は話題が尽きなかったなと振り返っても楽しい気持ちでいっぱいだったことを思い出せる。

そして、数年経って「シャニメ」ではなく「シャニアニ」として私の大好きなシャニマスがアニメ化された。

結果として精進料理、おかゆみたいと呼ばれる作品が爆誕した。
あまりにもシャニマスらしすぎて当時初見で見たとき私は爆笑したものだったが、周りの人の感想も賛否両論未満で、もはや語ることがないといった感じだった。賛否両論が生まれる作品であれば、それだけ話題性を生むことができるのだが。

そんな1stシーズンだったので、大阪でアニメ2ndシーズンがあることには本当にびっくりしたし、ライブFUNでアニメからコンテンツに入ってきた人たちがいることにも本当にびっくりした。シャニマスに絶対ハマれる人材すぎるだろ…

2nd第1幕はストレイライトの方々が物語を動かす存在としてすごく機能していた。WDCの映像には度肝を抜かれたし、新曲のオンパレードには心躍った。

そして予告で先述したように私がアルストロメリア、大崎甜花さんに出会ったシナリオが映像化されることを知った。

おお、という気持ちはあったが、原作で1時間くらいのシナリオを30分未満の尺で描かなければならないし、何度も読み返している既知の物語であるからあくまでも新規の原作への流入を狙った、要するに私向けではないファスト版「薄桃色にこんがらがって」が放映されると想像していた。

2nd第1幕もストレイライトという個性だからアレだけの面白さを作れたと思っていたのもある。


本当にすみませんでした。
「アルストロメリア、なんて」最高でした。
ゲームとは違い、掛け合いで収録している(と思われる)ことによって3人の心の揺れ動きが感じ取れて良かったのと、アニメになったことで身体の動きはもちろんのこと、目の動きが素晴らしく物語に釘付けになりました。

千雪さんが堤防で座り込んで号泣するシーン、私も声が出そうになるくらい泣いてしまった。
3人がどこか普段と違う感じがもう、空気で分かってしまってこちらまで苦しくなり…
専用EDまでついて…しかも明るい曲調でさらに私を泣かせてきた。

既知のシナリオだから、と高をくくっていて本当に申し訳ありませんでした。
薄桃色を再構成して、アニメだからできる表現をこれでもかと詰め込んで生まれた新規シナリオ「アルストロメリア、なんて」を見れて嬉しいです。

アイドルマスターシャイニーカラーズを好きで良かったです。わたし。

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