今日のK-1大会、武尊の涙

世の中、たくさんの興行が自粛されるなかで、今日K-1大会は観客も集めて大々的に行われた。そのなかでK-1のエース、武尊の涙がすごく印象的だった。

今日はうつの対処法について書く予定だったが、
急遽予定変更で今日先ほど終わったK-1大会の興奮冷めぬ間に感じたことを書こうと思う。もし読もうと思ってくれていた人がいたら、ごめんなさい。

そういえば、僕は自己紹介らしいことをきちんとしていなかった。
ひとつだけここで紹介しよう。ぼくは大の格闘技好きだ。        
なぜか大学生の時に、格闘家たちの生き様に惹かれて、それ以来色んな格闘技の大会を見まくった。

僕の格闘技ファン、入り始めは武尊だ。
当時も変わらず、というか当時は特にK-1は武尊の一強で、強烈に売り出していた。軽量級でいとも簡単に倒して、確かにかっこよかった。けれどK-1の鎖国状態のなか、みんなが望むマッチアップがされず、鬱憤がたまった。次第に武尊自身が逃げているように思えてきて、正直アンチの一人だった。

今日の大会でも、「また格下とやるのか、そんで勝って、どうせ『みんなが望む試合を必ず実現する。K-1最高!』と叫ぶんだろ」とアンチ目線で見ていた。

けれど、僕の予想は思いもよらず、はずれた。    武尊が泣いた。
勝って、うれし涙ではない。悔し涙だった

込み上げる悔しさから言葉が長い時間出なかった。その静寂の時間、武尊の本当の気持ちは僕に確実に伝わった。「心の底から、実現させたい試合があるんだ」と。
その語らなくても、伝わる熱い思いに感情を揺さぶられた。これだから、格闘技は病みつきになる。人生にかける思いがよく見える。

今回のマイクに対し、また色んな意見、感想が渦巻くだろう。色んな考えがあって良いと思う。けれど、今夜僕は確実に武尊に熱狂した

あと、まったく関係ないが、このご時世、無観客試合にしなかったK-1すごい。選手もファンもあの熱狂に魅せられているんだから、それで良いと思う。                                          

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?