うちの子が旅立つその前に、知っていて欲しいこと。 -もしもの時の終活チェックリストー
想像するのも辛い、うちの子の旅立ち。
それでもいつかは訪れてしまうその時に悔いなくうちの子を送り出せるように、知っていて欲しいこと、事前に家族で話して欲しいことをまとめてみました。
これからお伝えするチェックリストは、出来ればメモに記して保管し、もしもの時にお役立てくださると嬉しく思います。
もしもの時のチェックリスト
火葬前のチェックリスト
可能であれば、うちの子がまだまだ元気なうちに家族で話しておくことをおすすめしたい、火葬前のチェックリスト。
何も決めていない状態で、いざうちの子を亡くしたら...
悲しみに暮れながら、火葬業者を決めないといけない。
お骨をどうするのか、家族の考えをすり合わせないといけない。
悲しみの中、大切なことを決めるのはすごく大変なことです。
だからこそ、
・火葬をどこの業者へお願いするのか
・火葬後、お骨をどうするのか
このふたつは、ある程度事前に決めておくことをおすすめします。
▼ぜひ合わせてお読みください。
副葬品のチェックリスト
副葬品とは、「旅立つうちの子へ持たせてあげたい」
そんな思いを込めて一緒に火葬してあげるもの。
「おやつとおもちゃを入れるカバンを作って持たせてあげた」
「大好きなものを詰めてお弁当を作ってあげた」
そんな愛情いっぱいのお話を伺ったこともあります。
また、火葬業者により一緒に火葬可能なものは異なります。
ご確認の上、持たせてあげたいものを入れてあげてくださいね。
手元へのこす生きた証リスト
火葬すると、お骨だけが手元に残ります。
足あとや遺毛、羽根や爪などはお空へ還ってしまうので、
火葬前でなければお手元にのこすことは出来ません。
「知っていたらのこしておいたのに」
「知っていたけれど、
気が動転していて頭から抜けてしまっていた…」
そんな後悔のお声も実際に伺っています。
事前にのこしたいものをリスト化しておけば、そのようなことも防げるはずです。
こうした生きた証はひとまずハンカチにくるんでおいたり、小さなビニール袋に入れて保管して、後から保管用のケースを探す方が多いです。
ペット火葬業者を探す時のチェックリスト
火葬業者により、葬送の方法も様々です。
希望通りのお見送りをするには、こちらを火葬業者へご確認くださいね。
このチェックリストのメリット
私自身、うちの子の旅立ちを経験して強く思ったのが、
悲しくて辛い時に考えること、
決めないといけないことが多い!ということ。
うちの子を亡くした直後の精神状態は、
普段通りの自分とは決して言えないものです。
そんな状況でこれらを調べ、決めないといけない。
本当に大変なことです。
そんなうちの子の見送りについて、
このチェックリストのメリットはこちら。
火葬前の貴重な時間をゆっくり過ごすことが出来る
火葬をすると、お骨以外は手元にのこりません。
だからこそ、触れて、撫でて、顔を埋めて匂いもかげる、火葬前の姿ある時間というのはとても大切な時間です。事前にチェックリストを少しでも埋めていれば、その大切な時間をゆっくりと過ごすことが出来ます。
悔いなく見送ることが出来る
うちの子の火葬の前に家族が出来ることは沢山あります。
けれど、それは知っていればこそ出来ること。
「知っていればこんな風に見送ってあげれたのに」
後からそんな後悔をしてしまうことも無いとはいえません。
チェックリストを通して事前にそれらを把握していれば、そうした後悔もより少なくなるはずです。
もしもの時に確認できる
事前に「こうしてあげよう」と考えていても、いざという時に頭から抜けてしまうことはあるものです。特にうちの子を亡くした直後は普段通りの自分とは言えない状態なうえ、火葬業者の手配などやることが多い。
「あれもこれもしてあげたかったけれど、
余裕がなくてしてあげれなかった」
そんなお声も実際に伺っています。
どこかに書き記していれば、それを見返しながらひとつひとつ取りこぼすことなく行うことが出来ます。
まとめ
もしもの時なんて、本当はきて欲しくないですよね。
ここに記したことも、あまり考えたくないことだと思います。
それでも、
精一杯生き抜いたうちの子を
見送ることが出来るのは、
やっぱりのこされた家族だから。
うちの子の旅立ちのお力となれるように、
出来るだけのことを記してみました。
今この時にも、旅立つ大切な”うちの子”がいます。
その時間すらも、どうかかけがえのない家族の時間としてお過ごしいただけますように。
心から、願っています。