猫:2023/10/28

猫が眠っている時
猫は背中に秋を飼っている

金色の毛並みを
触るとき
ただっぴろい
ススキの草原にぽつんと
一人でいるような
そんな夢を俺もみている

朝、道を歩いているとき
よくわからない
うずくまって丸い小石を拾ってた
それが可笑しかった。

合理的に説明できないことに足を止めていい
意味のないことに足を止めていい
それでいいんだ。

風にそよいでる
猫じゃらしにお前の面影を見た
太陽の光に重なって
消えていった。

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