この世にたやすい仕事はない 津村記久子 2023/10/07

朝飯:味噌汁、温泉卵
昼飯:カツ丼 松乃家
夜飯:さつまいも炊き込みご飯:白身魚バジルオイル焼き
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  イオンでUNIQLOで買った
洋服の入った紙袋を紛失してしまった…。
知り合いに手土産を買っている時に
レジに両手を差し出した瞬間に気がついた。
紙袋一つ無くなってね…。
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津村記久子先生のお仕事小説が好きだ。
お仕事小説だけれども、テンションの高さが無いのが助かるというか
あ~、あるある。と共感がもてる。

題目の「この世にたやすい仕事はない」は、
仕事に燃え尽きた36歳の女性が、
ありそうでなさそうな5つの仕事を
転々とするもので
ちょっと、日常のサスペンチックな所もあるので
疲れるけど読みやすかった。

疲れるというのは…
やっぱりわかりみが深いのだ

主人公はどんな仕事ものめり込むタイプのわりに
やっぱり仕事を辞めてしまう。

作中の言葉を借りると
「仕事との愛憎関係」に陥ってしまうと、
やっぱりもう駄目になってしまうものらしい。

個人的には、仕事は上手くいってても
失敗続きでも
プレッシャーがかかり続けるものだと思う
頭の奥がピンと
何かが張ってるような気がするのだ。

だから、何かをきっかけに
もう駄目になっちゃうだろうなという予感は
常にあるし。

この小説の最後の方にも
未来の自分だと感じさせる人もいたので
少しゾッとした。

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駄目だったら次にいってみよう。(楠木 建 先生風)
あまり執着せず
淡々としているほうがいい。
紙袋のことは
もう忘れよう。



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