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まとまった文章を書くことについて

年末年始に必死の思いで書き上げた修士論文の口頭試問を終えたのが2月7日、そして、3月7日に成績発表がなされて無事に卒業が確定した。自ら考えたい問いを立て、先人たちが考え書き残してきたことを調べたうえで仮説を立て、現場に赴き観察し、話を聞いて、その真偽を確かめる。

この2年間で、曲がりなりにも修士論文という一続きのまとまった文章(約5万字)を書き上げてみて、自分は「こういうことに関心がある・問題意識を持っている」ということを他者に示すことができる。自分の頭の中をごちゃごちゃと練り固めた塊が、目の前にぼこっと現れた。

当然、論理が甘いところもあれば、データが足りない、解釈の偏りなど突っ込みどころは無数にあるが、議論のたたき台が出来た、というのが個人的には大きな意味があった。

いま自分が関わっている仕事とは直接的には関係のないテーマについて書くことは容易ではなかったが、自分の興味の方向へ歩いていくための一つの踏み石を置くことはできたのではないか。

次の課題は、この論文を足掛かりにして次の一歩をどこに踏み出すか。

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