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小四、塾帰り

私が誰かを好きになることは何度もあったし、一回が長かったけども
私は「好かれた」ことはあったっけ?と考え始めた。
……近づき方がおかしい人ばかりに好かれたな。
私もそうだったんだろうか、だから引き寄せた?

小学4年生の時、塾の帰りにその塾に来ていた中学生に
ちょっとだけ一緒に来て!と言われ、近くの駐車場へ。
車の間に座らされ、向かい合って肩に手を置かれ
「あの……いや、でも言ったら断られるかな?…断る?」
と何度も繰り返す。
メンドクサ。
早く帰りたかったので
「断らない」と言った。
それをまた繰り返した後に
「あの……キスしてもいい?」
と聞かれた。
「いやだ」
さっき断らないと言った舌の根も乾かぬうちに断って、家に帰った。
(↑ここは大人になった今改めて書くと、面白いな小学生の私、と思う)
そして熱を出して寝込んだ。
塾の講師から
「あの子はちょっと変だから、大丈夫かと思って」
と親宛に電話がかかってきたが、私は何もなかったと答えた。
何となく隠しておいた方がいい気がして。
その中学生は知的障害があった。
それを免じても、小学4年生にはまあまあキツい。

7歳ぐらいから身の回りの大人の男に
お前は醜い、的な刷り込みをされ続けていたので
私がブサイクだから変な人に好かれるのかなー
ブサイクな私が誰かを好きになるなんて、おかしいんだ。
と思うようになり、それがずっと続いている。
その時々に好きになる人はいても、
好きになってごめん、といつも思っている。
このあと大学時代は痴漢に家まで後をつけられる、
社会人になっても電車内で痴漢、後をつけられる
テレホンセックス(←時代を感じる言葉!今なんて言うんだろ?)にしつこく
誘う同僚とか(後々気まずくなるだろうが!)
何度も、でも軽微なものがしばしばあった。
多分、おとなしそうで反撃しなさそうに見えるんだと思う。
おとなしくてイモいからナメられるんだ、とずっと思っている。

更に大人になると、婚活もたくさんしたしお見合いもした。
婚活の場合は自分から好きになることはなかった、
常に心の中に「好きな人」が存在していたから。
私、本当に失礼だ。
相手が私を気に入ってくれる場合は、相手がテンション高すぎて
なんだかゲンナリしてしまう。
まあ…好きと思える人に出会ったらテンションも高くなるものだけど…
そして何故かいきなり自分の甘えのようなものを突きつけてくる人が多い。
皐月さんは癒し系、とお互いに恋愛感情の無い男性の友人に言われたことがあるが
癒すとかそんな気分にもなってない時期に突きつけられても。

好きだなーと思う人に気持ちを伝えたあと、自分はどうしたいんだろう?
とよく思う。
「望む」のって、小学4年生の時のあの人と同じことでは?
と思ってしまう。

もしさ、もしも
今後、誰かとお付き合いすることになったら
ああ、こんな風に私を愛してくれるんだ、と思うようなことがあるかな。
あったらいいな。
大切にされる、を知らないので
じーんとする…んだろうなやっぱり。
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今日は何だかまとまらないけどこのままアップする。
多分、体調が良いとき、落ち込んでない時はあまり文を書かなくて済むんだと思う。
こうやって書き殴る場ができて、SNSに張り付かなくなった。
つまり私は今、健全。
そういう意味でもnoteという場所を作った人に感謝します。

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