無人島におけるノウハウとマナー
はじめに
皆さんは無人島に行かれたことはありますか?
恐らく行った事があるという方は少ないでしょう。
それでもこんな質問は聞かれたことがあるという方は多いのではないでしょうか。
「無人島に何か一つ持っていくなら何?」
私は胸を張ってこう言います
「無人島生活におけるノウハウとマナーという記事を印刷した紙」
ここに無人島生活の全てを載せてあります。
もし私がゴールド・ロジャーならこの記事はワンピースです。つまりそういう事です。
それでは項目ごとにまとめたノウハウとマナーを見ていってください。
漂着時
とりあえず、とても不安になると思います。ここはどこなのか、救助は来るのか、ここで暮らしていくのかなんて考えて冷静な判断が下せなくなると思います。そんな時は一曲歌って心を落ち着かせてみてください。話はそれからです。
落ち着きましたか?まずここがどこだか知る必要があります。そんな時は仰向けに寝て大体30度ずつ回転していってみてください。そうすると足をむけて寝られない方向が出てくると思うのでその方角に帰る場所があると考えて良いでしょう。
ここでのマナー:普通に寝転ぶより体育座りをして背中から倒れ足を解放して同時に伸ばすという手順を踏んだほうが美しくみられます。
SOSの書き方
よく色々な作品で砂浜にSOSの文字を書くのを見たことがあると思います。実際この手段は効果的なのですが無人島はナスカと違って大抵雨風が激しい気候になっています。そのため、砂浜に直で文字を書いてもすぐに消えてしまいます。ですから、石や木や漂着物などを使って文字の上に並べると良いでしょう。実はナスカの地上絵も割れた陶器の破片などを絵の上に並べていたとかいないとか子供の頃本で読んだ気がします。
ここでのマナー:もし無人島を出ていく日が来たならきちんと片付けてからでましょう。片付けないとお母さんに怒られます。
水・食料集め
SOSの文字を書いたら次にやることは水や食料を集めることです。水は3日飲まないと食料は3週間食べないと死ぬと言われています。ですから、生命を維持するのにとても必要なことなのです。ここで無人島初心者は水や食料を集める前に基地を作ろうとします。それはなぜか基地という言葉の魔力に取り憑かれてしまうからです。
水集め
やはり定番は雨乞いですね。猿の頭蓋を火にかけそこに腐った魚のはらわたを投げつけ天に祈ることで100%雨が降ります。それが無理なら空に向かって大きな声でアゲハ蝶を歌いましょう。78%の確率で水が22%で愛が天から降り注ぎます。
ここでのマナー:こぶしは4回、ビブラートは8回までが良いとされています。ビブラートが8回を超えると愛が降り注ぐ可能性が高まります。愛の正体はビブラートだったのです。
食料集め
もしその島に猿がいる無人島かつ有猿島なら猿が食べているものと同じものを食べると良いでしょう。猿は人間と近い種類の動物なので彼らが口に入れるものは私たちも比較的安全に食べられる場合が多いです。
また無人島かつ無猿島なら自ら食べられるか食べられないのかの判断をしなくてはいけません。そこで必要になってくるのがパッチテストというものです。口や肘の裏側といった皮膚の薄い場所に食物を擦り付けて30分ほど放置します。ピリピリしたり赤くなったりした場合は食べるのに適していません。何も反応がないものを食べるのが良いでしょう。有猿島にいる心配性なあなたも試してみるのも良いでしょう。
ここでのマナー:猿のボスにはきちんと挨拶をしましょう。怒ると怖いです。お母さんの次くらいに怖いです。
火おこし
水・食料を集めると並行して行った方が良いのは火を起こすことです。水や食料を火に通すことで安全性が大幅に高まりますし、危険な野生動物を遠ざけることもできます、さらに人は皆火の前では素直になります。ここではは特別に定番のやり方と裏技を教えます。
一つ目
木の棒と太めの木を用意しそれらを一定のリズムで擦り合わせます。そうすると摩擦によって熱が発生し火種ができます。その火種を燃えやすい物に移すと良いでしょう例えばこれを印刷した紙なんかにすぐ燃えると思います。一定のリズムが難しいという人はアゲハ蝶を歌いながらやると簡単にできます。
ここでのマナー:キーはプラスマイナス3までの方が好ましいとされています。
二つ目
木が湿っていて火が点きずらい場合はこの裏技を使うと良いでしょう。それは、ベイブレードを使い火を起こす方法です。ベイ同士がぶつかり合う際に発する火花、いや降り注ぐ火の粉の盾にこの紙がなって火をつけられるでしょう。ちなみに、人は皆ベイブレードの前でも素直になります。
ここでのマナー:「321ゴーシュート」の掛け声は大きくはっきりと相手に伝わるように言わなければなりません。といってもここは無人島果たしてベイブレードの相手は一体誰だったのでしょう。
石ナイフ作り
無人島に持って行きたい物といったらナイフですよね。私だったらナイフを持って行きます。最初と言ってることが違うじゃないかと言っている皆さんはすでに言葉のナイフを持っています。ですからもうナイフはいりませんよね。だからこそこの記事を印刷した紙を持っていけと主張しているのです。
では、言葉のナイフを持っていない私のような心の綺麗な人間はどうしたら良いのか。運よくナイフが漂着する訳もないので石でナイフを作るしかありません。作り方は二つあり社会の教科書で見た磨製石器と惰性石器です。読んで字の如く、磨製石器は真面目に石を磨き研いで作る石器。惰性石器は仕方なく不真面目に作る石器です。やはり、磨製石器の方が切れ味が良いのでこちらをお勧めします。ちなみに先ほど文句を言った皆さんの言葉は惰性石器でそれほど切れ味はありません。
ここでのマナー:ナイフを人に向けてはいけない。ここは無人島だから他に人は、、、つまりそういうことです。
基地作り
ここまできてやっと基地を作り始めるのが適切です。基地の作りに最も大切なことはフィーリングです。私が少しでも知識を与えてしまうとそれに引っ張られてしまうのであまり触れないようにします。
ここでのマナー:ナスカのことわざに「地鎮祭無き基地の未来に良いもの無し」とあるように必ず行ってください。ここで少し地鎮祭のやり方をお教えします。地鎮祭に最も大切なことはフィーリングです。
脱出時
基地まで作ったあとはもう島を出ることしか考えられないでしょう。いくら住めば都といえどこんなところに都なんてできないし島流しにあった気分です。島を出るには基本的に二つで、誰かに救出されるか自ら脱出するかです。救出される場合は特に何も考えることはありませんが、脱出する場合はいかだなどを作る必要があります。ただ、素人にいかだを作るのはとても難しく一人前のいかだ職人になるには最低10年はかかると言われています。大抵の人は一人前になる前に救助されるため、いかだ職人は世界に5人もいないと言われています。厳しい世界ですね。
ここでのマナー:来た時よりも美しくしましょう。ただし次の人のためにベイブレードは置いていきましょう。
まとめ
最後に、ここまで学んだノウハウとマナーを生かすことで素敵な無人島ライフを送れると思います。
それでも一人じゃ寂しいこともあるでしょう。そんな時は孤独を愛する旅人であるスナフキンのこんな言葉を思い出してください。
「長い旅に必要なのは大きなカバンじゃなく、口ずさめる一つの歌さ」