自分の性格を許せないから、自分をコントロールする方に注力する話

誰かを悪者にして、心が楽になれるならそうしたい。
けれどそれじゃあなにも解決しない。
心が重たい時は無理にでも体を動かして嫌な気分を紛らわせたいものだが、体がいうことを聞かない日がある。
今日が正しくそれだ。
薄暗い部屋の中、スマホでYouTubeを見て気を紛らわせていた。
先週から少し気持ちが落ち気味なのだが、ふと、ASDについて調べてみた。
本来ならきちんとしかるべき場所で判断をしてもらうことだ。
だが、何となく、ASDチェックをしてみようと思った。
結果は、「ASDの可能性があります」となった。
笑ってしまった。
どっちかというと注意欠陥や多動気味だと思っていたのだが。
昔から、学校のお知らせを親に渡さない、整理整頓や予定を立てることが苦手、興味のある事しかしない、何か気になったらそのことしか頭になくなるなどの傾向が強かった。
経験を重ねてコントロールがきくようになったからあくまでカウンセリングの先生は、「限りなく性格に近いグレー」と言っていたのだが。

人の考えていることが分からない。
人の感情はどこまでも他人事だ。
自分のことしか興味がない。
元パートナーには「表情が抜け落ちて怖い」と言われることがあった。(私からしてみたら「目が笑ってない貴方に言われる筋合いはない」だったのだが)

ASDの女性は、処世術でどうにか世間に溶け込む傾向があるという。
ここで「経験を重ねてコントロールがきく」ようになった自分が当てはまるような気がして面白かった。
物事について、コマンド入力のように覚える傾向がある。
資格試験は過去問を繰り返し、問題と答えをパターン化して覚えていく。
対人関係もシミュレーションに近いコマンド入力。
実は自動車学校の卒業試験の運転についても、親に数回そのコースを回ってもらい、信号や交差点、標識、横断歩道の位置を把握したうえで、景色のどの時点で減速、ブレーキを踏むかなどを徹底的に頭に叩き込んだ。
「自分は異星人で地球人のふりをしている」のも納得した。

でも、おそらく病院に行っても「貴方は性格の範囲です」と言われるだろう。
分かっていてこういうセルフチェックをしてみるのだ。
もしその傾向があるとわかれば、ASDなどの考え方や対処法を調べて自分をコントロールしていく。世間にはたくさんの経験談がある。その経験談に学ばせていただく。HSPも似た傾向が出るという話も聞くが、「人の心が分からない」その時点で私はやはり、HSPではないのだろう。
私がしなければいけないのは、心と体を病まず、人に迷惑をかけないようにひっそりと生きることだ。

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