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忘れっぽい天使のスマホケースを買って、Siriと大喜利した夢をみた。(短歌)


鳥たちの小さな瞼をまたひとつかぞえた夜が降りてくる街

順々に眼を閉じる雛の居る梢のさきの日の名残り

獣くさいひろげた腕につつまれる夢を魅ていたほんのつかの間

ねむれない瞳の慰めとして、トロイメライ奏でる携帯

「青っぽいプールの底を這うようにして泳ぐと、そのうち気持ちよくなるって」

ただ夢の中へとあふれる粉になる なくした万華鏡の記憶

屋根の下、その外にもいる大勢の眠りはちいさくまるめた綿花

だれもみな器となって押し黙る 陽(ひる)の光を深く沈めて

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