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凩(短歌)

缶詰の薄いスープをかきまぜれば翻弄される星形にんじん

いつまでもここにいたって構わないバスの時刻も乗り換えもない

余白余白余白に満ちた月曜日 ガラス窓には塩の結晶

鍵盤の高いところのキィの音?うつ伏せてとめどないお喋り

四半世紀もたてばさすがにほどけて水平線 淡いまぼろし

つるバラの駅ゆき目抜き通りゆき君の香りとかうまい嘘とか

ひとつだけ願いをかなえてあげましょうただし摩擦はないものとする

電気式ロマンスの果て所有され機械になるのが夢でした

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