フォーマルのカテゴリーを知ってますか? メンズ編
フォーマルウェアのカテゴリーには、色々なタイプの服装があるのをご存じでしょうか?
メンズ・レディス共に大きく分けて、3つのタイプに分かれます。
格式順に分けると、正礼装、準礼装、略礼装です。
正礼装の定義ですが、「天皇陛下に謁見できるような服装」というように、「格式が一番高い服装」です。
会の主催者や主役の場合、正礼装を身に着けることをお勧めします。
さて、この3つのタイプの中で、昼用、夜用と別れていますので、大まかに6つのタイプがあります。
まず、男性部門では
正礼装 (昼)・・・モーニングコート
(夜)・・・燕尾服(テールコート)
ホワイトタイ指定があれば、燕尾服を着用します。
この2点の差が、余りよくわからない方々も多いです。
モーニングは組閣の時に大臣が着用してる服装です。
または、結婚式の親族や入卒式の校長先生とか。
燕尾服は、宮中晩さん会、ノーベル賞授賞式や指揮者など。
同格ですが、モーニングの方が、私達一般人の生活にお馴染みという感じですね。
モーニングというからには、昼の正礼装なわけですが、
階段に並んだ組閣の写真って、夜撮影ってことも多いでしょう。
でも、大臣さん達、皆さんモーニング姿です。
最近、夕方からの結婚式も多いですが、暗くなってるのに新郎新婦の父たちはモーニング姿です。
これ、どうしてかと言うと、そうなってるから、らしいです。日本特有のドレスコードです。
準礼装(昼)・・・ディレクターズスーツ
(夜)・・・タキシード
ディレクターズスーツって、あまりピンときませんよね。
イメージとしては、モーニング姿でジャケットのデザインが、普通のスーツのジャケットの黒になるって感じでしょうか。
祝賀会とか、記念祝典の参加とか、結婚式でも父親でない親族とかでしょうか。
ブラックタイ指定があれば、タキシードを着用します。
夜のタキシードは、やや正礼装に近い扱いでもあります。
こちらは、映画やレセプションなどで、眼にしたことがありますね。
ジェームス・ボンドもカジノでよく身に着けています!
略礼装(昼)・・・ダークスーツ・ブラックスーツ
(夜)・・・ダークスーツ・ブラックスーツ
これらは、皆さんお馴染みのスタイルですね。
「平服でおいで下さい。」などの指定があれば、このスタイルです。
ジャケットがシングルの場合は、ベストを着用します。
さて、ここまで書いてきましたが、前回も書いたように、「ドレスコードは時代と共に変遷」します。また、人によって多少の解釈の相違もありますが、上記の概要を覚えておけば、フォーマルウェア着用の際に便利でしょう。
#フォーマルファッション #メンズファッション