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昨日バス強盗に遭った ヤられずに生きのびるための4つの対策

割引あり

昨日、バス強盗に遭った。

中南米某国の首都に向かうバスのことだ。
隣の市に住んでいるボランティア仲間と合流し、国際会議に出るために首都に向かっていた。
普通なら、まずこのバスには乗らず車で移動するようにしている。
毎日、この路線は何件(もしかしたら何十件)ものバス強盗があると、地元にはよく知られている危ないルートだからだ。

しかし、出かける段になって、仲間が「車が動かない」と言い出した。
セルモーターか燃料ポンプの故障か、いずれにしてもこのへんじゃよくあることだ。
とりあえず諦めて、バスで行こうとなった。

バス強盗のやり方

そして、案の定、バス強盗に出くわすことに。
市街地を抜けて少しのところにあるバス停から、2人組の男が乗り込んできた。
まあ、普通の若者たちだ。
ダボっとしたズボンにスニーカー、ジャンパーを羽織って、キャップをかぶり、ちょっとヒップホップな感じの恰好だった。

しかし、ヤツらが車内に入った瞬間に、ボクらは「あ、強盗か。」とすぐに分かった。
バスの前方に入口があるのだが、入ってからすぐに座席に行こうとせずに、1人は運転手に向かい、もう1人は通路に仁王立ちになったのだ。
2人とも腰元からヌルリと銃を出し、1人は運転手の頭に突き付ける。

もう1人は右手にある銃を天井に向けた。
そして、「金とスマホを出して、この袋に入れろ。」と、左手に持った大きなズダ袋を見せる。
両サイドの乗客一人一人に銃を突き付けながら、金とスマホを回収していく。
ふと、飛行機に乗っている時、CAさんが、乗客のゴミを一人一人から受け取っていく姿と重なった。
どちらも、袋にモノを入れる時、乗客が頭を下げている。
飛行機では、CAさんに感謝するため、このバスでは、強盗の顔をまじまじと見てしまって撃たれないために。

一触即発! 強盗に抵抗する男

強盗も慣れていれば、乗客も慣れている。
サクサクと金とスマホが回収されて、順繰り強盗が後ろの方に来る。
「そのまま何事もなく、スムーズに行けよ。」と、ボクは心の中で祈っていた。
しかしだ、急に強盗が大声を上げた。

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