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少年時代の夢見る思い出、親子で楽しめる冒険譚【映画評】グーニーズ

 ブログ【映画評】4本目は『グーニーズ』です。(全体で29記事目)
1985年上映、35年前の少し古い映画となります。
随所に今はなかなかお目にかかれない物(カセットテープ、マニュアル車、レギュレーターハンドルなど)を見ますが、話の筋は一つも古くない冒険譚となります。
冒険譚が好きな方、親子で見れる映画を探している方などにおすすめです。ただし、映像など良い意味で古い映画ですので最近の様々な技術を詰め込んだ映画に見慣れている方だと少し安っぽく見えるかもしれません。
 さすがに公式のHPは無いようですので映画.comのリンクを貼ります。

作品情報

タイトル:グーニーズ
原題:The Goonies
出演:ショーン・アスティン/ジョシュ・ブローリン他
製作年度:1985年
上映時間:114分
製作国:アメリカ
ジャンル: アドベンチャー
監督:リチャード・ドナー
製作:リチャード・ドナー/ハーヴィー・バーンハード(英語版)
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ/フランク・マーシャル/キャスリーン・ケネディ
脚本:クリス・コロンバス
音楽:デイヴ・グルーシン
主題歌:シンディ・ローパー「グーニーズはグッドイナフ(英語版)」
撮影:ニック・マクリーン(英語版)
編集:マイケル・カーン
配給:ワーナー・ブラザース

あらすじ

 13歳のマイキー・ウォルシュ(ショーン・アスティン)は、兄のブランド(ジョシュ・ブローリン)や友人たちを含め、自分たちをグーニーズと呼んでいた。ウォルシュ家は家屋を差し押さえられ、明日には出ていかなくてはならない。屋根裏部屋で海賊のウィリーが隠した宝の地図を見つけたマイキーらは、宝を見つけて借金を返そうと、岬に行く。古ぼけたレストランまで出たところ、そこには脱獄したフランシス(ジョー・パントリアーノ)らフラテリ一家がいた。彼らの目をかいくぐり、グーニーズはレストランの地下へ潜り込む。

解説

 開発せまる港町を舞台に、海賊の隠した宝物を探す悪ガキ集団“グーニーズ”含むティーンエイジャー7人の冒険を描く。地下に広がる大洞窟でのアクションがみどころ。
製作は「オーメン」以来のコンビであるリチャード・ドナーとハーヴェイ・バーンハード。
エグゼクティヴ・プロデューサーは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のスティーヴン・スピルバーグ、フランク・マーシャル、キャスリーン・ケネディ。
監督は「レディホーク」のリチャード・ドナー。
スピルバーグの原案に基づいてクリス・コランバスが脚色。
撮影はニック・マクリーン、音楽はデーヴ・グルーシン、特殊効果はマイケル・マカリスターの監修でILMが担当。
出演はショーン・アスティン、ジョシュ・ブローリンなど。
主題歌はシンディ・ローパー。

感想:子供の時に想像した冒険ストーリー

 まず見始めて思い出したのは『スタンドバイミー』でした。この映画も少年たちの一夏の冒険です。
ただし、スタンドバイミーは自然の中、グーニーズは洞窟の中での冒険となります。
また、最初に悪役の脱獄シーンから始まるのですが、何となくジブリ映画のような雰囲気を持っています。

 主人公のマイキーと兄のブランドのウォルシュ兄弟は翌日、家が売りに出されることから引っ越しを控えております。
父の借金さえ払うことが出来れば引っ越さなくてもいいのですが、それも厳しそうです。
最後の日を「グーニーズ」と自称する集団で過ごします。
ウォルシュ兄弟の家の屋根裏に骨董品、美術品があることを知ったグーニーズは片付けもそこそこに屋根裏部屋に忍び込みます。
そこで宝の地図を見つけ、地図と付属品を用いて書いてある岬に向かいます。

 以上が物語の出だしになります。
岬にあるレストランには冒頭出てくる悪役のフラテリ一家がいます。
レストランではハラハラするシーンが続出ですし、レストランから宝を探すために洞窟に入っていくのですが、こちらもずっとドキドキして見れます。
そして、至る所に先の話の伏線が出てきます。
ちょこちょこと伏線回収がありますし、その伏線もわかりやすいものばかりですので小さなカタルシスを得続けることができ、見終わった後もすっきりした気持ちになります。

 注意点が一つあります。最初に日本語吹き替え版で見ていたのですが、スペイン語を英語で通訳するシーンが英語の字幕しか出てこず、意味を完璧に理解しがたかったので字幕で見ることに切り替えました。
字幕で見ると、スペイン語のシーンでは英語と日本語の字幕が出てきました。
 レンタルで見たり、サブスクリプションのサービスによっては吹き替えでも日本語で話すか日本語の字幕が出てくるかと思いますが、注意されてください。
 取り合えず序盤8分くらいで最初のスペイン語のシーンがありますので、そこで確認すればいいかと思います。

 海賊、宝の地図、仲間、謎解き、発明など少年が好きなものばかりでしょう。きっと親子で楽しめる映画ですよ。

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