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Deaglet コラム VTuber関連

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Deagletworksが執筆したVTuber関連のコラム記事をまとめています。
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#ゲーム

なぜ配信者は「登りたがる」のか

定期的に流行する『登る』アクションゲーム 最近、配信者界隈で流行している『Only Up!』というゲーム。その内容は、ただひたすら頂上を目指し、道中に配置された多種多様なアスレチックを乗り越えていくという、実に単純で明快なものだ。  上に上がっていくほど突破は難しくなり、より正確でスピードをともなう動きが必要となる。そのため、プレイヤーは何度も失敗し落下しながら、どうやれば乗り越えられるのかを探求し、試行錯誤を繰り返してゲームクリアを目指すことになる。  RTAでは20分を

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『ARKにじさんじ鯖チーム対抗戦』はエンタメの到達点となるか

お祭りイベントとして編成された3度目の『にじさんじARK』 8月23日から始まった、にじさんじ所属のバーチャルライバー21人による合同企画『ARKにじさんじ鯖チーム対抗戦』。2月から3月頃にかけて話題となってきた恐竜ゲーム『ARK』の新マップを舞台に、チーム戦と銘打って行われている今回の企画だが、その様相は今までと大きく異なっている。  最初に開設されたアイランドや、戦争後に追加されたラグナロクといったマップでは、参加者それぞれの意思や判断を尊重し、トライブや同盟関係の成立を

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権利許諾問題は利用する側だけの問題か

止まれなかったホロライブ 6月に入って以降、『ホロライブ』とその運営を行っているカバー株式会社の周辺で大きな騒動が起こっている。  きっかけは、任天堂のゲーム実況配信に関するガイドラインが改定されたことだ。バーチャルYouTuberを多く擁する事務所である『にじさんじ』の運営元である株式会社いちからが、このガイドラインの中で包括契約の法人として明記され話題を呼んだ。一方、同様の形態でバーチャルYouTuber事務所を運営し、なおかつゲーム実況配信による集客力の高かったカバー

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任天堂の著作物利用の包括許諾がもたらす効果

新しい権利利用の形 6月1日、任天堂から新しい著作物利用ガイドラインが公開された。最大の注目点は、公に企業でのコンテンツ利用が許諾された点である。  これまで任天堂のゲームを使った投稿は個人利用の範囲でのみガイドラインで許諾されており、タレント事務所やマスメディア、イベント運営会社などが動画を投稿する際は、利用許諾を得るため手続きを行う必要があった。しかし、今回の改定で、列挙された4つの企業との包括契約が明記され、今後個別の手続きなしに活動の正当性がガイドライン上で保証され

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バーチャルYouTuberがAPEXを遊ぶ理由

 皆さんはApex Legends(以下APEX)というゲームをご存じだろうか。PCやPS4などのプラットフォームで提供されている、対戦形式のオンラインゲームのひとつであり、最近バーチャルYouTuber達の間で盛んに遊ばれている人気のタイトルである。 1.APEXはどんなゲームか APEXは、FPSとTPSの要素を複合したシューティングアクションゲームである。いわゆるバトルロイヤル形式の戦闘となっており、マップ上のプレイヤーを倒して最後まで生き残るのが目標となっている。F

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