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Deaglet コラム VTuber関連

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Deagletworksが執筆したVTuber関連のコラム記事をまとめています。
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2020年4月の記事一覧

YouTubeのAIがBAN判定を誤る理由

 昨今のコロナウイルスの流行によって、製造業や店舗運営の商売に留まらず、ネット上のサービスも大きな影響を受けている。その中の一つがGoogle傘下の動画共有・配信サービス『YouTube』だ。  現在、感染拡大のリスクを避けるため社屋常駐のスタッフが減らされたYouTubeでは、AIアルゴリズムと人間の双方で行ってきた動画の審査関係の業務をAIに一任する形となっている。しかし、このAIの判定によって、適切な内容を流している筈の動画やライブ配信までも差し止められる状況が発生して

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配信者の『転生』はどこまで許容されるか

動画配信の戦国時代 インターネットで動画共有・配信を主とするサービスが展開されてから、既に20年近くの月日が経過している。  黎明期には、一つの動画を見るだけでも多くの苦労と時間を要するものだった。ダウンロードの完了を待ち、エンコードの仕掛けに泣かされ、読み込みエラーに腹を立てることも頻繁にあった。しかし、技術の発達と通信速度の強化が進んだことで、コンテンツの提供能力は格段に上昇。今や投稿済みの動画だけでなく、リアルタイムで撮影した個人の映像が、世界中に配信され共有されている

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にじさんじARKを振り返る ~アイランド編~

 去る4月15日、にじさんじ所属ライバーの本間ひまわりより、ARK新サーバーの告知配信が行われ、にじさんじARKシーズン2『ラグナロク編』がスタートすることが決定した。そこで今回は、2020年の2月から4月初めにかけて行われたシーズン1『アイランド編』を、時系列順に振り返ってみたい。  シーズン1は、白熱する戦争とエモーショナルなドラマが繰り広げられ、Twitterのトレンドやニュースに取り上げられるなど、大きな反響を呼ぶ結果となった。今回の記事を通して、一連のできごとや思い

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でびでび・でびるに学ぶ『悪魔的なコミュ強戦略』

 皆さんは、ぬいぐるみのような外見でにじさんじ内を縦横無尽に飛び回る怪ライバー、でびでび・でびるをご存じだろうか。魔界からやって来た悪魔だと名乗り、人類のみならず亜人や異世界の住人さえも弄ぶ彼(彼女)は、一癖二癖あるにじさんじライバーの中でもひときわ異彩を放っている存在である。  彼の行動や発言は、時として常人に理解のできないものであり、また脈絡のないいたずらに反感を覚えることも少なくない。それにもかかわらず、でびでび・でびるは排斥されることがない。コメディーリリーフとして

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2020年のにじさんじは、アーティスト・パフォーマー路線を目指しているのか

新人達がやってきた 4月2日、にじさんじに新しく加わるライバーの告知が行われた。驚くべきことに三人とも男性のライバーである。女性ライバー多めの構成で始まり、以降もデビュー比率として女性(あるいは女性と思われる声質)のライバーが多かったのを鑑みると、今回の新人登用は思い切った取り組みであることが伺える。  ユニット名を『VΔLZ』とした彼らのメンバー構成と、一リスナーとしての所感は以下のとおりである。 長尾景(ながお・けい)  祓魔業(ふつまぎょう)を営む青年で、お金が出

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