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優しい人になりたい

こんにちはー
あやめです!

優しい人になりたい

これは、私が小学5年生の時、二分の一成人式で親の前で言った宣言である。

周りの人が、野球選手になりたい。ケーキ屋さんになりたいと夢を語る中、
一人、的外れ?なことを言った。

「今は優しくないの?」と先生に聞かれたことも覚えている。
その時、なんて返したかは覚えていない。

だけど、誰かのために寄り添える人でいたかった。小学生の自分は、この思いを言葉で説明できず「優しい人になりたい」と言ったのだろう。

誰かが泣いていたら寄り添える人に。
誰かが笑っていたら一緒に笑える人に。
「誰かのために」自分はなりたかった。
昔から、自分よりも他人。他人の幸せが自分の幸せだった。

二分の一成人式が終わった後、学校近くのケーキ屋さんで母と一緒にロールケーキを食べた。母は、「10歳おめでとう!まだ9歳だけど笑」と言った。
自分は、「今度は20歳の時にここの空気ケーキ(ロールケーキ)を食べにこようね」と約束した。

時を経て、成人を迎えた。10年前に食べたロールケーキのことは覚えていたけど、普段あまりケーキを食べないしその時は「まあいっか。」と思って食べなかった。成人式にも出なかった。単純に成人式に興味がなかったし行きたいとも思わなかったからだ。デフサッカーの合宿もあり、そっちを優先した。
前撮りや後撮りもせずに親不孝なことをしたなと思う。 

成人を迎えて2年。大学を卒業し新社会人となった今。
12年前に宣言した「優しい人」になれているだろうか。

誰かの希望になり、誰かのために寄り添える人になれているだろうか。

いや、なれていない。

不安と期待を胸一杯に抱えて始まった石川での生活。仕事やリリーウルフF石川(サッカーチーム)への挑戦。デフリンピック。全ては、誰かのため。誰かの希望となり、誰かの夢をサポートできるように。誰かのロールモデルになりたい。この思いに嘘偽りなく、辛いことも悔しいこともいくつもの壁を乗り超えた。だけど、自分のことでいっぱいいっぱいで、自分が壊れてしまいそうで誰かのために何もできていない。

「誰かのため」は「自分のため」でもある。
12年前、宣言した優しい人になりたいという夢は、今も変わらない。


誰かが泣いていたら寄り添い、誰かが笑っていたら共に笑えあえる。
そんな社会がこれからできていくといいな。
そして、自分はこれからも優しい人になれるように。
日々を生きる。


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