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推さない選択肢はありませーん【ジュースお笑い倶楽部】

圧倒されて、あっという間に終わってしまった約3時間半。これほど内容が濃くて速く過ぎ去る時間はないのではないか。ジュースごくごく倶楽部のライブに行くと、いつもそう思わされる。

吉本興業の芸人からなる6人組パーティーロックバンド、ジュースごくごく倶楽部の大祭典に行ってきた。

2024/3/30(土)17:00〜
「ジュースお笑い倶楽部~5959祭り24’~」
@ Toyosu PIT

出演
ジュースごくごく倶楽部
ロングコートダディ
シカゴ実業
ニッポンの社長
滝音
マユリカ
ムームー大陸
大自然 ロジャー
ニューヨーク 嶋佐
蛙亭 イワクラ
爛々 萌々
つぼみ大革命

詳しいライブの流れはこちらに載っている。

余韻がすごかった。ひとつのアトラクションに乗った後のように、うわーっとたのしく騒いでいたらあっという間に終わりの時間がきてしまった。

わたしはファンクラブに入っているため、先行抽選でチケットをとった。ファンクラブ先行>一般抽選>一般先着という順に番号が振られる。豊洲ピットはステージの横幅が広く、1列に並べる人数が多い。そのため、キャパにしては前の方で見れた。

頭の位置くらいにあるステージは、見上げる形になる。最近ストレートネックと反り腰が酷く、3時間半、入場から含めると5時間くらい?立ちっぱなしは、かなり体に堪えた。とくに首あたりがガチガチに固まってしまった。年もあるし、普段テレワークで引きこもって座ってばかりいるツケが回ってきた。

少し離れた木の間から見たToyosu PIT

それでも、メガネで矯正すればはっきりと全身が見えるくらいなところで見られたのは贅沢だ。自分の視界からはいつものライブハウスくらいの列数しか見えない。後から全体の記念写真をみたら、いかに前の方で見られていたか、振り返ってもうれしかった。

あとは音の反響がすごかった。全身に響く音楽。会場の客の歓声。笑い声。黄色い声。一部ゲスト目当てで知らない人もいなくはないと思うが、ほとんどの人はジュースごくごく倶楽部目当てで集っている。そう考えると、感慨深いものがある。約2000人を唸るほど沸かせられる才能のある人たち。かっこいいなあ。

グッズ見本

ロングコートダディのネタは人間ドック。この2人のネタこそ生で見る甲斐がある。ただ決められたセリフを言ってます、ではなく、つかみはもちろん、内容もアドリブを入れてくることが多い。意図せずとも兎さんが噛んだり、変な一言を言って堂前さんにいじられるのがたのしい。今回は配信もないということで、さらにやりたい放題だったように思う。

途中、尿検査をするからここで脱いでください、というくだりがある。それを堂前さんが見て『でか!』という。その後に兎さんの『この中におれとこの後えっちする人いたら気まずいだろ』と早口で言うツッコミがあった。本当にちょっと恥ずかしそう風に言う兎さん。聞こえないふりをして何度も言わせていた。堂前さんは、ことあるごとに兎さんを童貞キャラに仕立て上げるのが好きだ。2人でキャッキャといいながらする漫才はみているこちらもたのしい。

堂前さんはネタをしている時が1番たのしいと言っていた。たのしんでやっている人には誰も勝てないなと思う。仕事としてこなしている感じが出ると途端に陳腐なものになる感じがする。わたしがロングコートダディが好きな理由のひとつ。

マユリカのレギュラー番組からも
届いていたお花

ジュースごくごく倶楽部の出番の堂前タオルさんは、それはもう当たり前にかっこいい。いつかPodcastのうなげろりん!!で中谷さんが言っていた『エロの飛車角』はまさにそうだ。正直飛車角の意味は分かっていないけど…とにかく、色気がある。線が細くて小さい顔に長い指で、ノってはいるけど落ち着きもあるからだろうか。顔もツヤツヤしているように見える。

中MCのとき、たがをはずして『イェーイ』と言おうというくだりがあった。はじめに阪本さんがやった後にそれをみんなに提案する。『はい、いつもクールな堂前も!』と振られると『イェェェェェェェイ!!!!』と聞いたことがないテンションと声の高さで応えていた。これもToyosu PITのなせるわざだろう。出演者みんなアガっていた。堂前さんのハイテンションイェェェェェェェイが聞けただけで、元が取れた気分。

開演前にはグッズを買った。販売開始40分前くらいに着いたが、すでに50人か、そのくらいの人の行列があった。混雑緩和のためとモバイルオーダーが導入されてはいたが、販売開始から買い終わるまで1時間以上は並んだと思う。さらに、ランダムチェキがあり、1回目で堂前さんを引けなかったのでもう一度並んだ。

行列のToyosu PIT前

現金とキャッシュレス決済、それぞれの列に並ぶのだが、なぜだかキャッシュレス決済の方が列の進みが遅かった。現金のほうが時間がかかると見越して人員を増やしていたのか?謎だった。

2周目は1周目よりも長い時間並んだ。結局2回目も堂前さん引けず。仕方ないので交換できる人を探して、1枚堂前さんと交換が成立した。おそらく1番人気と言っても過言ではないので、1枚手に入れられただけでも御の字だ。

購入したグッズと
ファンクラブ特典ポストカード

グッズを買ってからは開演まで時間があった。朝からほとんど食べていなかったかつ、たくさん並んでお腹が空いた。豊洲駅の方に戻ればいろいろあったが、徒歩16分はかかる。また往復するのはなかなかに面倒。ということで、天気も良かったのでコンビニでご飯を買って外で食べた。

水辺を眺めながら食べるごはん
かなり近くまでスズメが寄ってきた

開演までは余裕があったが、整理番号順に入るには会場時間(開演1時間前)についていなくてはならないことに、会場時間まで10分を切ってから気がついた。とりあえず開けていた焼きそばパンを急いで詰め込み、からあげクンは歩きながら詰め込んだ。

あまり早い番号でもなかったので、自分の番には余裕で間に合った。とうに整列は済んでいたけど、しっかり番号順に呼び出してくれるシステムだったので問題なかった。

そういえば、ライブの最中に阪本さんが客席を歩く演出があった。なんと私の真横を通ってくれた。直視するのも恥ずかしい距離。もちろん、今までで最近距離で見られた。幸せ。もうこんな体験きっとない。

すでに、次のジュースごくごく倶楽部のライブのチケットをとってある。『目指せ武道館!』と主にスタッフさんが張り切っているそうだけど、叶うのはいつになるだろう。セカンドアルバムの発売も決まっている。どこまで大きくなっても見守っていきたい。末永く続きますように。

ステージの幕


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