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「ALIVESTAGE」Episode 9 『オトアツメ feat.ORIGIN』青公演

1月…スケステEP10を観てあまりの重さに撃沈し、完成度の高さとそれ故のキャス変の恐怖にそのままメンタルがずぶずぶと沈んでいったのは記憶に新しい…ですが、そんなスケステから大好きなお二人、志季さん・柊羽さんがイブステ参戦。観劇(視聴)できるのを楽しみにしていました。

ということで、こちらスケステファンによる、初イブステ視聴の感想(ネタバレあり)殴り書きです。

ツキプロ関連、スケアは好きだけど、それだって舞台特化型だし、原作は履修し切れてないし…という状態。ぶっちゃけライト層です。いろいろとおこがましいのは承知のつもり。そんな状態ですから、アライブ周りは言わずもがなで、「キャラの容姿と名前(そして舞台版の内なる魂)が一致している」という浅い知識しかありません。曲も数曲(しかも初期のもの)を知っている程度。
こんなライト層が現地に行くのもなぁ…という気持ちもあり、スケジュール的な都合もあり、配信で青公演を視聴しました。

幕が上がって、まずはORIGIN世界のお話…。
本当に麗しすぎてとんでもなかったです。推しの志季さん、柊羽さんの会話から物語が始まりましたが、どの一瞬を切り取っても美術館。兎にも角にもビジュが良い。美しい以外の言葉が出てこない…語彙力の敗北を感じました。オープニングのダンス麗しすぎて直視できなかった…。

で、ここからSOARAメイン、ツキノ帝国のお話。公式様からの情報で、こちらは軽やかに観られると知っていましたが、SOARAメインのこのお話、想像していた数倍爽やかでした…!
前述した通り、アライブメンバーにはあまり明るくありませんが、SOARAのみんな、良い意味で「等身大」なのがすごく素敵でした。世界のいざこざはどこか遠くて、目の前の毎日を生きるのに全力投球。だけど優しい子達だから、他人事にしてしまうのも罪悪感があって…。

「遠い世界で起こることに現実感がなくても当たり前だよ。自分の手の届かないところまで必要以上に責任を感じることもない。ただ、関心と感謝は忘れずにいたいよね」

今作で一番好きな台詞、等身大で優しい空くんに対する守くんの言葉です。こんな言葉が言えるのって、あなたたち、本当に学生か…?人生何回目なの…?!と感心しました。本当に刺さりました。
このシーンもそうだし、後半の悩んでる空くんを誰がフォローするかに関して繰り広げられる、守くん、宗司くんの会話もすごく素敵だった。この子たち、本当に良い子ですね…すごく視座が高くて、でもイヤミじゃなくて、ただただ友達思いなんですね。みんなまっすぐだから、応援したくなってしまう。魅力的な人たちだなぁと思いました。

アライブ、SOARAの皆さんだけでなくGrowthの皆様もとても美しかった…。皆さんの事、詳しくはないとはいえ薄々気付いてたけど、彼ら、はちゃめちゃに高貴ですね…?特にリーダー。めちゃくちゃに、めちゃくちゃにファビュラスなんですけど!(語彙力の限界)
SOARAの皆さんがすごく飾り気のない魅力があるのと対照的に、こちらはとても高尚で、エリートな魅力がありました。こんなのひれ伏したくなっちゃうよなぁ…。今回、緑公演は諸々の都合で視聴できませんでしたが、いつかの機会に拝見しようと思います。(緑公演関連で流れてくるポスト、死屍累々、阿鼻叫喚…そんなものばかりなので覚悟が必要かもしれません。)

そして、そんなアライブメンバーの前に立ちはだかる強敵(敵?)志季さんと柊羽さん。推しです。彼らを拝むためにイブステを視聴しました。ゲスト出演とはいえ、大満足でした…!
先輩の風格が漂っていて、兎にも角にも余裕があって格好良い。志季さんに滲む軽妙洒脱さや柊羽さんの気品、お二人の大好きなところが詰まっていました…。後半、二人の殺陣もたっぷり観られますが、あんなに重そうな衣装を身につけているのに身のこなしが軽々としていて、本当にすごい。志季さんは本当に剣さばきがキレッキレで、王者の風格漂っているのが最高でした。真剣だけど、アライブメンバーと楽しみながら剣を交えているのがわかる。どことなく情熱的な戦闘スタイルで、解釈が一致過ぎる…。何度も言ってしまうけど、とにかく最高でした。やはり篁志季には、無敵の男でいて欲しい。
対する柊羽さんは優雅で気品があって、どこか冷たい印象を受ける殺陣でした。勿論、「冷徹」という意味ではなく、澄んだ湖面のような静謐な冷たさです。基本に忠実な動きだからこそ、対戦相手のアライブメンバーにとっては逃げ場がなかったと思います。志季さんのようにハッタリをかますこともないから、基本の型で淡々と追い詰められますよね…恐ろしすぎる(笑)。そして、そんな柊羽さんが剣を振るうときの表情が本当にたまりませんでした…。いつもアルカイックスマイルで、見方によってはやんちゃな笑顔にも見える柊羽さんから笑顔が消えて、まっすぐに相手を見つめる険しい眼差し。彼のSOARAやGrowthの皆様と対等に勝負をしようとする姿勢が見て取れて、ますます好きになりました…上山さんの演じる柊羽さん、本当に沼です。

さて、そうして物語は爽やかにエンディングを迎え、ラストのダンスシーン。オープニングダンスでも思いましたが、このひらみたっぷりの衣装で、この人数で踊るの、反則技過ぎません…?衣装さん、ありがとうございます…!人間離れした「美」に圧倒されました。空くんをはじめ、SOARAの皆さんのまっすぐでのびのびとした様子がとっても素敵でした!「オトアツメ」は美しくて湿度が高い曲なのに、重くならずに持ち味の爽やかさが出せるの、すごい。
Growthの皆様はもう、きっとこういう世界観は十八番なんじゃないかな…?と思ってしまうぐらい申し分が無かったです。ダンスの振りのひとつひとつが魅力的で、とても満足度が高かったです。特に桜庭さん…!ピンヒールで踊るのもさながら、振りがどこか女性的で、性別の狭間を弄ぶような色気がありました…。さすがピンク担当、何処のグループでも火力高いですね…(?)。
で、言うまでも無く、推しの二人からは目を離せませんでした。個人的に好きだったのは、志季さんの背中についているきらびやかな布…!塚本志季さんは布裁きがとってもお上手な方なので、あの布がふわふわ揺れる羽のようで、眼福でした…!
そして、柊羽さんがまた完璧なんです。抱きしめる振りの時の、すごく愛おしそうで切なそうな様子が忘れられません。観られて良かった…。この衣装で舞う彼らを観られたの、麗しすぎて色々浄化されるかと思いました。幸せです。

さて、そんな本編があまりにも素敵な『オトアツメ』ですが、勿論ライブパートもとんでもなかったです。
SOARAの皆さんなんか、ガチのバンドライブですもんね!?俳優さんたちが生歌で歌って演奏してって、あまりにも贅沢すぎる…。個人的に、SOARAの楽曲は耳障りが良くて好きです。前述したとおり、詳しくはないので知っている楽曲も少ないのですが、(勿論今回のライブで披露された曲も知らない物ばかりでした。)耳に痛くない。聞きやすくてさらっと聴けるのにキャッチーで残るの、すごいと思います。これから、もっと彼らの曲を聴いてみたいなと思いました。
Growthの皆さんのダンスも麗しくて素敵でした…!大地の力強さと、植物のしなやかさや強かさ、繊細さ…Growthの皆さんはおそらくそういうものをテーマにしているのだと思いますが、アライブ初心者の私にもそれらが伝わってきました。いわゆる「後続」と呼ばれる4ユニットのなかでは一番ファンタジー色が強いと思いますが、まるで王国の騎士のような彼ら、とてもとても美しく、格好良かったです。

ゲストで参加している推し2人のダンスも、さいっこうに良かったです!!
青公演では「クロスノーツ」を拝むことができましたが、もう、溜息しか出てきません。篁先輩が舞台に出てきた瞬間、一気に舞台がスケステに様変わりしました…すごい。後輩たちを侍らせて意気揚々と歌い上げて踊り狂う篁志季という男、あまりにも格好良かったし、流石ツキプロのお兄さんと言われるだけのことはあります。強気でセクシーで、男気あふれる志季さんの魅力が詰まってて、最高でした…!
そして、その志季さんの後ろで一生懸命に踊ってる後輩たちもひたすらに可愛かった!すごく楽しそうな一方で、先輩の後ろで踊る緊張感も伝わってきました(笑)ツキプロ、面白いな…。
そして何より、そんな大先輩篁志季の一番近くで踊る和泉柊羽の、誇らしげな笑顔が忘れられません。EP9の『Freely』を観ているからこそ考えることがたくさんありました。志季さんの隣に立ってのびのびと、堂々と踊る柊羽さん。他の後輩組よりも近い距離にいるせいか、わずかに得意げな表情が愛おしかったです。2人の絆が見られたような気がして、胸が熱くなりました。本当に良かった…。
今回披露された曲「Elements」も最高に良かったです!強気で情熱的に攻める志季さんソロパート、形而上学的で難解さが癖になる柊羽さんパート、爽やかな風を感じる空くんパート、郷愁を感じる衛さんパート…それぞれに味があって、その違いを感じるだけで楽しかったです。ツキプロ、面白いな…(2回目)

さて、字数の割に浅い感想になってしまいましたが…。
昔、ツキステ裏斬心にSQメンバーがゲスト出演した際、奥井翼役の瀬戸さんが「ツキステはキラキラしているけど、スケステはギラギラしてるなと思いました。スケステをやりたくなりました」と誇らしげに仰っていたのを思い出しました。今回も塚本さんが「スケステ最高」とお話しされていたようですが、ゲストチームも含めて、各チームが自分たちのステージを誇りに思い、誰よりも愛しているのがよく伝わってきて、それだけでこのステージを観てよかったなと思いました。劇場全体が愛に溢れた空間なのが配信でも伝わってきました。
イブステ『オトアツメ』青公演、メインキャラクターのSOARAの皆さんがきっと大事にしているであろう「ありのまま」が、何よりもかけがえがなくてキラキラしていて、一瞬一瞬が宝物に変わるような、そんな素敵なお話でした。  

次は11月合同ライブ!!イブステ、スケステの皆様にお会いできるの、本当に、ほんっとうに楽しみです!!(流石にこのタイミングでのキャス変はないって、信じてます…!!)

2.5次元ダンスライブ「ALIVESTAGE」Episode 9 『オトアツメ feat.ORIGIN』青公演
2024.5.19(日)昼
オンライン視聴

……
本編と全く関係のない余談ですが、ヒューリックホールでこの衣装で、天族と魔族…となると、どうしたって思い出されるのは永遠の名作、『黒と白』。この5年間ぐらい、ジャンルを問わず数々の演劇作品を観劇・視聴してきましたが、そのなかでも一等特別な作品が『黒と白』シリーズでした。原作者様もポストされていましたが、こちらの作品も本当に素敵なのです。またいつか彼らにお目にかかれますように。

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