COLOR CROW 〜神緑之翼〜

ネタバレに配慮なし。

2022.10/24（月）の昼公演を観劇しました。劇場は紀伊國屋サザンシアー。新宿の駅前ビルの中にあるキャパ約450の劇場。初めて行く劇場でした。めちゃくちゃ方向音痴なもので、無事に辿り着けるか心配だったけど、苦戦しながらもなんとか到着。

開場と同時に到着して、パンフと推しの役者様2名のブロマイドを購入。……毎度のことなんだけど、この瞬間が一番緊張する（笑）スタッフさんに推しの名前を言う時は、誰かに好きな人を打ち明ける時と同じ気恥ずかしさがある、…気がする。なんとなくソワソワと落ち着かない感じ。この瞬間はきっと何度経験しても慣れないんだろうなぁ（笑）

前作は先日のYouTube無料配信で一度見たきり。映画も観られていないので、カラクロシリーズを現地で観劇するのは初めて。
YouTube配信の時に抱いた「現地で観たら迫力、熱量が凄そう…！」という感想が証明されることになる。
なんというか、もうただただ凄い。とにかく殺陣とアクションが多くて、演出が派手。The Entertainment!!って感じのショーでした。好きです。
冒頭のNESTでのわっちゃわちゃしたシーンも、それぞれキャラクターの個性がはっきり出ていて観ていて楽しかったです。単純明快直情型の煉が後輩できてドヤ顔決めてるの可愛すぎたし、杏莉が煉に振り回されながらペコペコ頭下げてるのも可愛すぎる。煉との掛け合いも微笑ましてくて、始終にこにこしてました。苦労性気質のキャラは本当にストレートに刺さりますね…。そのやりとりに適度に混ざりながら見守る聖護さんめちゃくちゃお兄ちゃんで、本当にこういう兄貴が欲しいと思ってしまう…。そして、一度「死んで」ここにきた三月は前作の鬱々とした雰囲気から一皮剥けて、冷静沈着なお兄さんになってました。推せる。
カラクロメンバーもなんですが、新登場のSPIX兄弟もなかなか個性豊かで素敵でした。バーサーカーの弟も怖いんだけど、兄貴が…冷静沈着、神経質そうな、それでいて余裕がありそうな冷たい笑みを浮かべてる兄貴が怖すぎる。存在感が異色でした…。
新入りメンバーもいい子で、可愛がりたくなってしまう後輩キャラ。舞台の上に出てくるだけで何かを期待してしまう大福コンビ。とにかく格好いい椿司令官と神楽教官…。本当にキャラが掴みやすいメンバーが揃っていて、その点でもう好感度が高い。

聖護&三月の相性抜群なバディを横目に、いちいちぶつかり続ける煉&杏莉ペア。それでも、前作を経て、2人の間に確かに絆が生まれているのがわかりました。バディとはいえ、上からの命令で組んでる2人。相手に命を預けられるかどうかは、相手を人として信頼できるかどうかに掛かってると思う。お互い真逆の性格とはいえ、ないものを補い合うかのような煉&杏莉ペア、本当に素敵でした。
煉が百地さんのことを聞いて絶叫するシーン、そして救出に向かうのを決意するシーンが本当に好きです。コントロールできないほどの怒りと対峙する時の震えが、客席まで伝わるようでした。そしてそれを心配そうに見つめる杏莉の不安も。少し遠くの席からの観劇だったので、表情が確認できない時もありましたが、それでも伝わる気迫…。役者様凄い。

一方、聖護&三月ペアの相性の良さ…。マーカス上陸後の聖護の台詞「お前がバディで良かった」は紛れもなく本音で、特別な耳を持つ三月にもそれがわかってしまう。命を預ける相手にそんなことを言われるのは、これ以上ない幸せだと思います。カラクロメンバーの中では比較的落ち着いてる三月が、聖護さん相手に表情が緩むのも、年齢相応な冗談（不謹慎だと怒られるわけですが笑）を飛ばすのも頷ける。尊い…。
だからこそ、聖護が弟の名前を聞いて動揺してしまうシーン、そのまま彼の中から三月の存在が薄くなり、彼の言葉が届かなくなるシーンは辛かったです。「聖護に命預けてるんだから」って三月が言ったにも関わらず、心ここに在らずな状態の聖護。ただ、聖護の気持ちもわかります。私自身、大切な妹がいるので。2人の気持ちがわかるからこそ、苦しいシーンでした…。
それでも、聖護は最後に戻ってきてくれた。年長キャラの性なのかもしれないけれど、それがまた彼らしくて。満身創痍で三月と支え合って帰路に着くシーンは涙が出そうでした。

まとまりも規則性もないまま書き殴ってしまったけれど、COLOR CROW、やはり面白い舞台でした。熱いバトルものの作品。大迫さんの行方、クロウたちの過去、礼音くんの意味深な最後、何もかもが気になる…！
素敵なエンタメに出会うことができ、幸せです。

アッ、、これは触れておかねばならない…！
カラクロシリーズ、前作でも爪剥のシーンがあるわけなんですが、今作も、兎にも角にも拷問シーンがしんどい。
リアルすぎて直視できない…！（と思いつつ俳優様の迫真の演技に目が離せない…。）次回は誰か標的になってしまうのか…ヒヤヒヤドキドキしておこうと思います。

『COLOR CROW〜新緑之翼〜』
2022.10.24（月）昼
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA