歌動画で辿る富士葵 2年目
はじめに
はじめまして、あひると申します。
富士葵ちゃんと振り返る Advent Calendar 2020 6日目として記事を書かせていただきます。
昨年この企画で葵ちゃんの魅力の一つである歌動画について振り返る記事を書かせていただいたのですが、今回もその続編となります。
2018年12月9日から2019年12月8日までの1年間の歌動画の中から16曲をピックアップして個人的な見どころや思い入れ、感想などを話していきたいと思います。
なんでもないや/RADWIMPS
葵ちゃんが初めて投稿した歌動画である「なんでもないや」の2018年版のカバーです。初投稿版よりさらに噛みしめて歌っているような感情の込め方やデビューしてからの1年間の動画を振り返る背景の映像、葵ちゃんの手書きの歌詞、観客席から見守るすっぴん葵ちゃんの後ろ姿など見どころや聴きどころがたくさんあります。
この動画の初公開は活動1周年生放送の最後に行われたので、そのアーカイブを見て葵ちゃんやキクノジョーのコメントやコメント欄と一緒に楽しむのもとてもおススメです。
I beg you/Aimer
Fateシリーズの映画、「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅱ.lost butterfly の主題歌のカバーです。Aimerさん独特の歌声や歌詞の世界観など、概要欄や生放送で難しかったと話していました。
かすれたような歌声やどろどろとした引きずり込まれる表現が大好きで、葵ちゃんはカバー曲などでたびたび新たな表現を見せてくれるのでそのたびワクワクしてしまいます。
トリコ/Nissy(西島隆弘)
ダンスや表情が楽しいMVと、普段の葵ちゃんを感じさせる可愛い歌声を楽しめる大好きな歌動画です。爽やかな曲と身近な歌詞で葵ちゃんの親しみやすさや可愛さが強調されている点も好きです。突然の顔アップだったり間奏の自由な動きだったりとにかく見ていて楽しめます。
ミルクティ/富士葵
葵ちゃんが作詞作曲をした曲です。制作は2018年の冬に行っていたそうですが、季節的に公開の時期を逃してしまい2019年3月の公開になったそうです。
葵ちゃんの伸びやかで優しい歌声はもちろん、ミルクティという日常の題材と壮大な宇宙の要素が含まれているところ、1番と2番で視点が違うところなど歌詞にも注目してしまいます。
2019年2月に行われたJTBコラボのツアーイベントで初公開されたそうで、聴くとツアーが恋しくなる歌劇団もいるようです。
パプリカ/米津玄師
葵ちゃんと同じSmarpriseに所属していた奏MiMiちゃん(現在は奏みみちゃん)との初めてのコラボ動画です。どこか幼さのある葵ちゃんの歌声と優しさや頼もしさのあるみみちゃんの歌声の相性が心地よいカバーです。
葵ちゃんがダンスの得意なみみちゃんにダンスを教わるという内容のMVも微笑ましく楽しいです。
プレパレード/逢坂大河・櫛枝実乃梨・川嶋亜美
VTuberコンピレーションアルバム「IMAGINATION vol.1」に収録されている、葵ちゃんを含めた全12組のVtuberでのカバー曲です。葵ちゃんの歌声からはじまったり色々なVtuberの歌声を聴けたりアレンジだったりと、とても楽しい一曲です。
この「IMAGINATION vol.1」以降もvol.2、vol.3と今までで全28組のVtuberがたくさんの名曲をカバーしていて新たなVtuberの歌声を知るきっかけになります。
Youtubeに公開されているMVはショートバージョンなのですが、一度リリース元のRK Musicさんの配信イベントで後半のMVを見た記憶があるのでどこかでまた公開の機会があってほしいなと思います。
シャルル/バルーン
配信限定のカバーアルバム「声 〜Cover ch.〜」に収録されているカバー曲です。透き通るようで芯のある歌声と高音が心地よく好きです。
シャルルはたくさんの人がカバーしている曲なので、原曲以外にもいろいろと聴き比べるのも楽しいです。
歌劇団からのリクエストを反映したカバーアルバムはどの曲も違った表情の歌声で、通して聴くと贅沢な気持ちになれます。「IMAGINATION vol.1」と発売日が近く、2つのアルバムばかり聞いていたのを思い出します。
命に嫌われている。/カンザキイオリ
いつもとは違うかすれた歌声、荒げた歌声、強いメッセージ性をこめた歌声を聴くことができるカバー動画です。
個人的にもともと原曲が好きなのもあり、どうしようもない感情を一緒になぞってそれでいて鼓舞してくれる歌い方は葵ちゃんのキャッチコピーである「キミの心の応援団長」を感じさせて好きです。
背中を押されることに息苦しさを感じない、寄り添ってくれる応援の仕方は、葵ちゃんにもカンザキイオリさんにも共通するところがあると思っています。
令和/ゴールデンボンバー
2019年5月1日午前0時、令和になった瞬間に投稿された歌動画です。令和初笑いは葵ちゃんのこの動画投稿通知でした。
本家を再現したMVも歌い方もとても楽しくて癖になります。みみちゃんもMVに登場しています。
海の幽霊/米津玄師
映画「海獣の子供」の主題歌のカバー動画です。広がりのある歌声やサビの壮大さに引き込まれます。原曲とは男声女声の違いはもちろんサビの加工の仕方など印象の違いがあるので聴き比べると発見があり楽しいです。
本家の投稿から10日足らずで投稿されて当時はとても驚きました。月ノ美兎委員長も「富士葵生誕祭令和元年」のお祝いメッセージでそのことについて言っていた覚えがあります。
ECHO/CRUSHER-P
誕生日イベント「富士葵生誕祭令和元年」での再びの「羽化」とライブ衣装の発表後はじめて投稿された動画です。イベント当日の夜に投稿されたので帰り道そわそわしながら投稿通知を待っていたのを覚えています。
全編英語のボカロ曲のカバーで、ライブ衣装もあわせて新しさと格好良さを打ち出していて好きです。
Rising Hope/LiSA
「富士葵生誕祭令和元年」の最後に披露された「Rising Hope」のライブ音源にMVを付けたカバー動画です。イベントでの披露中は新衣装の可愛さと自然と鼓動が早まる歌声にわけがわからないほど興奮していました。
イベントでは過去に歌っていた「ピースサイン」に対して満足していない点を話していたので、ロックを歌いこなす葵ちゃんに対して頼もしさを覚えて泣きそうになります。
動き回るカメラワークや葵ちゃんのキック、ジャケットを脱いだ姿などMVにも魅力がたくさんつまっています。
ホール・ニュー・ワールド
葵ちゃんがたびたび憧れの人としてインタビューなどで名前をあげていた布施明さんとのコラボ動画です。葵ちゃんのやわらかい歌声や布施明さんの声量、力強い歌声に何度でも聞き入ってしまいます。
葵ちゃんの楽しそうな表情や布施さんの優しい表情、向かい合っている様子など心がじんわりとあたたかくなります。
エールアンドエール/富士葵
葵ちゃんの2ndシングル「エールアンドエール」の表題曲です。ナユタン星人さんらしいアップテンポな曲調は日常でもライブでもとても盛り上がります。いつもの葵ちゃんを歌った歌詞にいつもの話し声に近い歌声はとてもあっていて可愛くて好きです。
超アニメディアのインタビューで葵ちゃんが言っていた「みんなもズボラでダメな自分を好きになっていいんじゃない?」という応援の仕方には常にいろいろな応援を模索している葵ちゃんらしさがあるなと感じます。
なんでだっけ(葵の場合)/富士葵
葵ちゃんが自分の好きなものについて歌った曲です。
この曲は2018年初めに行っていたクラウドファンディング「かわいくなりたいプロジェクト」の返礼品のCDに収録されていた曲で、1stライブ「OVERTURE - 序曲 -」でも披露されました。
1stライブでもこの動画公開時にもみんなの好きなものについても聞いていて、その後公式サイトでの紹介も行っています。
MY ONLY GRADATION/富士葵
1stアルバム「有機的パレットシンドローム」の表題曲です。
「はじまりの音」「エールアンドエール」に続く応援と葵ちゃんについての曲です。憶病な自分にサヨナラするために踏み出し、ダメなところだってあったっていいよねと自分とみんなを応援し(アルテマのインタビューより)、どんな自分も自分だと抱き締めるようになる変化の過程は個人的にどれも尊くて大切で好きです。
制作秘話クロストーク生放送では作曲者の草野華余子さんと楽曲に込めた想いや制作過程について詳しく話していて、胸も目頭も熱くなります。曲調が葵ちゃんが好きなロックに決まった過程についてのエピソードもとても大好きで華余子さんも大好きになります。
高音も低音も格好いいのはもちろん澄んだ声もがなり声もあって緩急のつけ方が好きです。ロックでも歌詞がストレートに届いてくるのが葵ちゃんの魅力だなと感じます。
MVも葵ちゃんの表情や動きはもちろん背景も作りこまれていて、何度見ても見ごたえのあるMVです。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございます。
2年目の葵ちゃんは2ndシングルに1stアルバム、再びの羽化に1stライブと本当に盛りだくさんでした。Vtuberを追っていると流れの速さをとても感じますが葵ちゃんも例にもれないようです。
3年目の葵ちゃんについてもまた書けたらなと思います。
16曲のプレイリストを作成したのでよろしければご活用ください。
12月6日 あひる
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