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4時間かけて、僕に会いに来てくれた人がいたお話。

僕は旅が好き。
新たな場所を知るのがすき。
たくさんの人と出会うのが好き。

いや、きっとどれも合っていてどれも違う。
きっと僕は人が好きなんだ。

人と話して、美味しいご飯を食べる。
そして共にお酒を飲んで永遠と話す。

それだけで、いい。
それ以上何も望まないだろう。

そんな仲間がありがたいことに、
北は北海道~南は沖縄まで全国にいるんだ。

自慢ではないけど、
友達には自慢といつも言われる。

だから僕は旅をする。
「きっと旅を言い訳に、全国の仲間たちへ会いに足を運ぶ。」

時間もお金も限られている。
それでも僕はそこにお金を費やす。

でも、それが少しずつ嫌になっていたのかも。

僕が会いたい人ばかりの旅になっていた。

自分からの一方的な旅にいつの間にかなっていた。

直接会って話をするだけでいいのに、
なぜか疑問を感じて旅をし始めている自分がいた。

今年の夏は、たくさんの人とあった。
・内山に会いに北海道
・札幌支部のMTGに参加
・さきと知夏に会いに名古屋
・副代表飲み会にお邪魔する
・滋賀で出会った渉と福岡に遊びに行く
・福岡支部のメンバーに会う

どれも素晴らしい旅。
素晴らしい出会いがあり、再会があった。

だけど何か、何か違和感を感じだした。


違和感を変えた人

名前は出さないがきっとわかってしまうと思う。
本人からはツッコまれると思う。笑

その人とは1カ月半前に出会った。

どんな人なのか、どんな人生を歩んできたのか、
普段はどんな事をしていて、何が好きなのか、
支部での役割なども、本当にまったく知らない状態でいきなり対面で会った。

会うきっかけはとあるDM。

「○○のお昼に会おう!」と来た。
残念ながらその日の朝一で帰る予定だった。

「また来るきっかけができた」
それぐらいしか僕は思っていなかった。
またここに来て会おうぐらいだった。

でも、連絡を取っていると「次の日に会いに行く」と来た。

恐るべし「会いに行くキャンペーン」

正直普通に考えると怖いよね。
数日前に知って、いきなり会うことになった。

彼女の事を本当に何も知らない。
何を話そう、何が好きなんだろう、とか考えた。

でも結局は何もわからない。考えるのをやめた。

でも1つだけしたことがある。
言語化が苦手だというその人のnoteは読んでから会った。

その人に会う恐怖や不信感、
僕は会ってからの人見知りなどは全くなかった。

会いに来てくれた

その日は運悪く授業が入っていた。

だから会えた時間は4時間もないぐらい。
そのうち、ちゃんと話したのは2時間ほど。

驚くほど仲良くなった。

仲良いだけではなく、僕がいじられるほどまでになった。

会って2時間で仲良くなりいじられるまでに。

僕の中でのその人は、いじってくる人になった。笑

わざわざ会いに来てくれたことが、
僕はどんなことよりも嬉しかった。

いつも僕は片想い。一方的な旅。
会いたい人に会って、たくさん色んな事を話して、
それで満足してしまう旅をしていた。

分かれて感じたこと

僕は飛行機で旅の振り返りをしていた。

すごく会いに来てくれた人のことがひっかかった。
だから思っていることを一旦書き出した。

そうするとすごくスッキリした。

どこに悩んでいたのか。

自分の旅について。

行き着いた答えはこれだった。

会いたい人に会いに行く。
普通に素晴らしいことだと思う。

そこに恋愛感情や好きという感情がなくても、
会いたい人に会いに行くことは素晴らしい。

でも、それだけの旅になってしまっていた。

どこかでリラックスするわけでもなく、
会いたい人に会いお酒を交わして楽しい時間を過ごす。

それだけで十分なはずなのに、
旅で新たな出会いや冒険を見つけ出せていなかった。

新たなワクワクやドキドキがなかった。
自分がしたいことをして、会いたい人に会って
それだけでお腹いっぱいになっていた。

だからこそ、自分に声をかけてくれて
「会いに行く」と言ってくれた事が何よりも嬉しかった。

そこが今までの旅と違った。

その後 ~正直に言う人~

その人とは今でも連絡を取り合っている。
LINE、電話などで楽しく会話している。

でも、何度きつい言葉を言われただろうか。笑

「アホなん??」「バカなん??」何度も言われた。
LINEでも、電話でも何回も言われてるね。うん。

今度はカウントしてみようかな。

でもそれが良い。
正直に隠さずに、まっすぐ僕に意見を言ってくれる。

遠慮とか、相手を傷つけるかなとか
僕に対しては何も考えていないのかもしれない。

思った事をドストレートに発言する。

そんなことを言ってくれる人がいてくれることが嬉しい。

提案はなくても、批判・否定をしてくれる人が
近くにいるだけで改めて考えなおすきっかけになる。

その人の口癖は、「ねむい」だと思う。


僕にない感情を持っている

最後に
普段はタスクや連絡で使うことが多いLINE。

TABIPPOもゼミもタスクばかりで溢れるLINE。

正直きつい。LINEぐらい、ハッピーに楽しく会話したい。

そんな僕を少しでも和らげてくれる相手。

しなくていいLINEを毎日していて、
今日1日は何をしたのか、思った事、
感じたことを送りあったりして、
どんなハッピーがあったのかを共有して、
しなくてもいいLINEを毎日している。
たまに電話して、寝ればいいのに長電話をしたり、
馬鹿みたいに笑い、楽しんで寝不足で朝を迎えたり。

別にしなくても良いことをしている。

でも、僕に一息つく機会を与えてくれている人。

何かに追われて、嫌になって、孤独を感じる夜でも
まっすぐに僕に言葉をくれて、笑顔にしてくれる明るい人。

いつも悩んでたり、病んでたりして
正直めんどくさいと思われていると思う。

考え方も、感じ方も、環境も
天と地ほど離れている気がする。

僕はいまだにどんな人かわからない。

普段どんなことをして、
何をして過ごしているのか知らない。

君も僕を知らないように、
僕も君をまだまだ知らないし、わからない。

でもなぜだろうか。

僕は変わった。
君からは信頼されていないかもしれないが。

でも、たった数時間、たった1度しか会っていない人に
なぜだか不思議と僕は「信頼」が生まれてしまった。

そんなことを経験した。

出会いって不思議でどうなるかわからない。


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