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大河ドラマ館行ってきた



大河ドラマを一年間見切ることになるのは何年振りだろうだろうか……なんとなくルーティンとして生活に組み込めた1月のわたし、グッジョブ👍🏻 もう辛いでしかないのにその毒気すら病みつきに、最終回へのハードルだけが上がりまくってる最近です。

8月にコンサートで静岡へ行った時、浜松城の麓に来年の大河ドラマ館が絶賛建設されてるのを見て、「あれ!?!これ、鎌倉殿のドラマ館もあるな!?!」と考えが至り……鶴岡八幡宮で開催されていることを知る。

行く前に食べた手打ち蕎麦、蕎麦湯がこれまた絶品で〜


境内向かって左手、平家池のほとりに立つ文華館鶴岡ミュージアムで開催されてたってわけ!

平家池には浮島4つ(死)

ちなみに反対の源氏池には浮島3つ(産)。←政子の命らしくてコワ〜


館内撮影OKの箇所も多く、中で得た面白情報もあったので、鎌倉時代に思いを馳せてるみんなたちにも雰囲気が伝われば……という思いで日記を書きます。

へい小四郎〜やってんね〜


NHKお馴染みの出演者パネル祭りでめちゃくちゃ楽しかった〜〜

これだけで泣けちゃう 結局北条家が大好きだから


人が変わっていく紹介サイネージ、省スペースで頭いい!と思った。畠山さんと比企のおっちゃんのターンで周囲が沸いててよかったです。

今年はずっと桃ちゃんLOVE🍑

周りを山場に囲まれた自然の要塞だから当時この鎌倉の地に御所を作った話とか、そこを表現するためにセットからも岩場が見えてる話とか……。でも大倉御所は当時の図面として残っていないため、武家だけど京の影響を受けていた流れだから寝殿造で……と、建築家の人たちともかなり検討して美術チームがセットを建てたらしい。鎌倉時代を描いた大河ドラマが過去3作あって、そういう美術ももはや史料にしながらもっと使い易いものをもっと良いものをとアップデートしている話は興味深かった。

トキューサです

衣装展示もあったんだけど、クランクアップしたからか義時は黒い着物で泣けちゃった。頼朝の隣には、かりそめの鹿ちゃんもいた。あの頃は楽しかったな…(あの頃は楽しかった)

まず鹿が必要だったからこうなったみたいなとこあるしね…
おんべれぶんびんば〜
和田ちゃんの絵日記
上総介はずっと最LOVEおじだから……


繰り返し流れている映像資料が面白くて……キャストインタビューや制作スタッフの話など曜日毎に異なる内容らしいから年パスの醍醐味もあるんだな〜と大納得。いつか地元の大河があったら絶対手に入れたい!

レンズの話
普通映像作品にはズームレンズが用いられてるようなんだけど、今回の大河はほとんどが単焦点レンズで撮影されてるというからびっくり!焦点距離が決まってるから、16種類のレンズをカット毎に付け替えて撮影しているという話だけでその心意気を汲み取れる。
単焦点レンズで撮ることによって背景が綺麗にボケて、被写体を際立たせることで緊張感も出る!立体的に映るから奥行きが出る!暗いシーンも明るく撮れる!あとは一つのシーンをなるべく長回しで撮ることで、鎌倉時代の美しさや共演者たちの培ってきたものを画面に乗せたい!というあたりが良かったなぁ。
今年カメラ新調してレンズも買ったから、なるほど〜と尚目から鱗話だった。

所作指導
歴代大河ドラマで所作指導をしてるベテランスタッフさんの話。衣装の着こなし身のこなしから小道具の持ち方、整え方まで役者陣エキストラ皆に指導してるということで納得の貫禄。青い髪のお婆ちゃん。
なるべく美しくその時代を生きる人に見えるように、そして時間の流れが早い撮影現場で自分の言いたいことが一発で相手に伝わるように意識しているとのこと。
所作というのは作法やルールではなくて、知ってることで生活の中で落ち着いて動きが取れること、というのは、日本だな〜〜だから大河だな〜〜と思った。
例えば胡座は当時の正座、敷居を踏まないで歩く(スタッフさんたちにも「敷居踏まない!」てピシャリ言っててかなり良かった)室内の御簾を烏帽子当てずにくぐる、そう言われてみれば鎌倉の人たちのそういう動作この一年でどれだけ見てきたことか!だよ。一番ひょえ〜〜となったは左進右退の話。歩き出し動き出しはいつも左からって、知らんかった…………。それ知って今週見たら本当にそうだったからすごい。頭の中常に集中してないとできないなーと大学の体育で弓道やってたときのこと思い出したりした。
現代人たちには頭のてっぺんからお尻の穴まで一本の棒が刺さってるつもりで立ちなさいと言ってくれてて、そこで見てたみんなの姿勢がスッと整いクスッ…ていう空気になったの良かったです。

錚々たる出演者全員のサインが展示してる部屋があって、それがまた為人みたいなのが感じ取れて楽しかった。色んな畑の役者さんがいる今作だけど、歌舞伎人たちのサインから出てるオーラってすごかったんです…………

今の相関図 もう誰も居なくなるなよ←無理
実朝♡御台所 二人で来てサインしてるのマジかわいい 


全部見終わって、いざ本宮へ。雪の日には気を付けろ〜〜明日な〜〜と思いながら通った。大銀杏跡、この辺りなんだろうか……いたんだね、ここに公暁がね……となるから歴史ってかなりロマン。

この辺なのかな〜


小栗旬が小四郎のこと、最初はすごく人を信じやすいやつで、そのうちこの人は信じて良い人か…?ということをすごく考えるようになって、今はもはや人は信じるものとはなから思っていない、みたいなこと言ってて泣いちゃった。この人の最期がどう描かれるのか、楽しみで楽しみで仕方ないので今年はまだまだ面白い。黒さ渦巻く楽しみですけど。


余談。大河ドラマ館のパンフレット提示で、鎌倉国宝館と鎌倉歴史文化交流館という施設を無料で見学できるとのこと。
時間の関係で前者だけ行けたんだけどさ〜、これがかなり良かった。

「北条氏展」開催中

あの北條家みんなで真似てた十二支の仏像が、全部いた。そしてなんと、吾妻鏡も御成敗式目も本物が展示されてたってわけ!!!!!!!!!国宝館だから!!!!!!!!!吾妻鏡は原稿用紙みたいな紙に書いてあって、御成敗式目は巻物みたいな書物だった。これら、本当に実在すんだな…………てか御成敗式目て紙なんだな…………を実感したらなんか変な汗出た。はーーーーーー日本史ずっと大好きだったけど、大人になってから益々楽しいのはあちこちに足を運べるようになったからかな〜というのは思うこと。前期の展示も見に行きたかった………情報収集に努めます。


これは去年モネ展にいたりょーちん


養之助はパネルならずだったから、大吾くんもいつかNHKのパネルになってください!!!!!!!!張り切ってツーショット撮りに行くのでね!!!!!!!!(菅波先生と撮り、泰時とも撮らせていただいたわたくし)


行く年来る年ですが、このまま夢と希望とかいう来年も大河見た〜いぞ!

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