WEBディレクターはAIに仕事を奪われてしまうのか?!


人間とAIの協働


結論から言うと、WebディレクターはAIに完全に仕事を奪われることはないと私は考えます。

2015年12月「AIの導入によって日本の労働人口の49%の仕事が10-20年以内になくなる」というレポートが、野村総研とオックスフォード大学の共同研究によって発表されてから8年が立ち、AIが導入がますます加速化している現在、WEBディレターの私も危機感を覚えています。
そこで、将来WEBディレクターの仕事がAIに奪われてしまうのか、私なりに考えてみました。

AIは、膨大なデータの分析や処理を得意とし、Webサイトのデザインやコーディングなどの作業も自動化がどんどん進んでいます。
しかし、AIにはできないor苦手な仕事もたくさんあります。

私の現在の職業であるWebディレクターの主な仕事は、
クライアントの要望をヒアリングして、それをWebサイトに反映させるための企画提案・設計・ディレクションです。この仕事では、クライアントのニーズを正確に理解し、それに基づいて最適なWebサイトを実現するために、コミュニケーション能力や課題解決能力など、人間ならではのスキルが求められます。

また、Webサイトは、時代やデバイスの変化に合わせて常に進化しています。AIは、現状のWebサイトを分析して、それに沿ったWebサイトを作ることはできますが、この先の未来のWebサイトを予測することは現在できません。そのためWebディレクターは、時代の変化を読み取り、先を見据えたWebサイトを企画する必要があります。

このように、Webディレクターの仕事には、AIにはできない、または苦手な仕事がたくさんあります。そのため、AIに完全に仕事を奪われることはないと考えます。

ただし、AIの進化によって、Webディレクターの仕事内容は変化していく可能性はあると思います。例えば、AIがWebサイトのデザインやコーディングを自動化すれば、Webディレクターは、より上流工程の企画・設計に専念するようになります。また、AIがWebサイトのアクセス解析や効果測定を自動化すれば、Webディレクターは、よりデータに基づいたマーケティング戦略を立てるようになります。

Webディレクターは、AIの進化をいち早くキャッチアップし、自分のスキルを磨いていくことで、AIと協働できるAIに負けないWebディレクターになれるのではないでしょうか。


そこで、AIと協働できるWebディレクターになるために、以下の3つのポイントを考えました。

1.人間ならではのスキルを磨く

AIにはできない、または苦手な仕事は、人間ならではのスキルを必要とするものばかりです。具体的には、以下のスキルが挙げられます。

・コミュニケーション能力:クライアントのニーズを正確に理解し、それを実現するために必要な情報を整理して伝える能力
・課題解決能力:クライアントの課題を解決するための最適なWebサイトを企画・設計する能力
・リーダーシップ:プロジェクトを円滑に進めるためのチームマネジメント能力
・変化対応力:時代の変化やユーザーのニーズに合わせて、Webサイトをアップデートしていく能力

2.AIの活用法を学ぶ

AIの進化によって、Webディレクターの仕事内容は変化していく可能性があるため、AIを活用して自分のスキルを向上させていくことも重要です。AIを活用するためには、AIの基本的な仕組みや機能、活用方法を学ぶ必要があります。

AIの活用法には、以下があります。

・データ分析
AIは、大量のデータを分析して、トレンドや傾向を把握することができます。WEBディレクターは、AIを用いて、ユーザーのニーズや市場の動向を分析し、Webサイトの企画や改善に役立てることができます。

・顧客分析
AIは、顧客の属性や行動を分析することができます。WEBディレクターは、AIを用いて、顧客のニーズを深く理解し、Webサイトの設計やマーケティングに役立てることができます。

・Webサイトの自動化
AIは、Webサイトの作成や運用を自動化することができます。WEBディレクターは、AIを用いて、Webサイトの作成や運用の効率化を図ることができます。

・Webサイトの品質向上
AIは、Webサイトの品質を向上させることができます。WEBディレクターは、AIを用いて、Webサイトの品質をチェックしたり、改善策を提案したりすることができます。


3.常に学び続ける

Web業界は常に変化しています。そのため、AIの進化やWebサイトのトレンドなど、常に最新の情報に触れて学び続けることが重要です。

AIの活用方法を学ぶには、以下があります。

・書籍やWebサイトなどの情報を参考にする
・セミナーやワークショップに参加する
・AI関連の資格を取得する


まとめ

このようにAIをうまく活用できれば、人間の仕事効率も上がり、より上流工程の企画や設定に専念できることで質の高いWebサイトを作る事ができます。それには常に時代の流れを敏感にキャッチすること、自身のスキルアップを継続して行う事が重要なポイントとなる事が分かりました。
AIと協働できるWebディレクターになるために、今からでも出来る事を紹介して終わりにしたいと思います。

・AIに関する書籍やWebサイトを読み、AIの基本的な仕組みや機能、活用方法を学ぶ
・AI関連の資格を取得し、AIの知識やスキルを証明する
・セミナーやワークショップに参加して、AIに関する最新情報をキャッチアップする
・自分でもWebサイトを制作し、AIの活用方法を試してみる
・AIを活用したWebサイト制作のプロジェクトに参加し、実際の現場でAIを活用する


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