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自身の「大学でなかなか友達ができない」悩みををプログラミングで解決し誕生したDcardの創業ストーリー

はじめまして!大学生向けSNS『Dtto(ディット)』です。

この度公式noteを始めることになりました。Dttoの会社についてや、サービスのことを紹介していきますので、どうぞよろしくお願いします!

大学生のみの匿名コミュニティDttoとは?

Dttoは、台湾のDcard(ディーカード)というサービスの日本版です。Dcardは、台湾大学に在学していた当時19歳の代表の林の「同年代と知り合い、仲間と共感したい」という想いがきっかけで誕生しました。創業ストーリーに入る前に、まずはDttoがどんなサービスかご紹介しておきますね。

私たちDtto株式会社は、台湾本社Dcardの日本法人として、大学生向けSNS「Dtto」の運営を行っています。 Dtto は、大学生のみが参加するコミュニティで、気になること・共感してもらいたいことを大学生同士で気軽に共有できるSNSです。現在アプリ内では、「掲示板」と「一日一会」という2つの機能を提供しています。

「掲示板」には様々なテーマがあります。「美容・ファッション」や「グルメ」といった趣味のテーマ。悩み相談に活用できる「内緒話」。大学生活で役に立つ「勉強・就活」。さらには学内ならではの情報を交換できる各大学ごとの掲示板も備わっています。

「一日一会」機能では、1日に1人、アプリを利用する新しい友人と出会うことができます。大学生のみが参加できるコミュニティであるため、マッチングする相手ももちろん大学生です。

(↓掲示板の様子)

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日本のDttoと台湾のDcardはどちらも、匿名での利用ができます。私達は、この匿名性をとても大事にしています。誰にも言えない悩みって、皆ひとつはありますよね。悩みを抱えたままキャンパスライフを送るのは辛いことです。Dttoが悩みの解決のきっかけになればと思っています。

日本では4月にオープンしたばかりのSNSですが、すでにユーザーは1万5千人を突破!(嬉しい)。たくさんの大学生がDttoでオンラインキャンパスライフを楽しんでいます。登録・閲覧は誰でもできるので、ぜひ覗きにきてください♪


現在29歳のCEO林裕欽(リン・ユーチン)がサービスを作ったきっかけとは

ついに本題の創業ストーリーに入ります!

台湾本社DcardのCEO林裕欽(リン・ユーチン)は、現在29歳。今では台湾の大学生の9割が使っているとも言われるサービスにまで成長しましたが、ここまでの歩みはどうだったのでしょうか。誕生は10年ほど前にさかのぼります。

所属学部からウェブ制作を依頼され、学費を稼げるように!

林は大学に進学する際に、故郷に残ってほしいという両親の思いに逆らって、出身の台南から勉学のために台北へと上京しました。

ここで出てきたのが学費問題。両親に面倒をかけないように、学費を自分自身で払おうと考えましたが、なかなか学費を稼ぐアイデアが生まれないまま、一文無しでインスタントラーメンを食べる日々が続いていたそうです。

そんな日々の中、ある時、林は所属学部のウェブサイトを作るよう依頼されました。高校の選択授業以来、独学で学び続けていたプログラミングのスキルを活かす時がきたのです。

このサイト制作依頼をきっかけに、サイト作りの勉強もはじめ、完成したサイトはめちゃくちゃ評判がよかったみたいです。ここからさらに多くのサイト制作依頼が来るようになりました。

この出来事がきっかけとなり、林は無事に学費を自分で稼ぎ出すことに成功しました。しかも、今に繋がるDcardのサービスを作るスキルが磨かれました。


「大学で友達作りの機会がなかなかない…」自分の悩みを解決するために19歳でサービスを開発

Dcardサービスの誕生は、同じく林が台湾大学に在学していた頃のことでした。林は当時19歳。大学生活も途中になると、なかなか新しい友だちが増えませんよね。林も同じ悩みを抱えていました。そこでなんと「プログラミングの力で解決しよう」としたんです。

そこで新たなサークルに入るとか、インターンに応募するではなく、プログラミングの力でなんとかしようとするのは、根っからのエンジニアですね…。弊社の代表ながらなかなかすごい発想力だと思います。

「同年代と知り合い、仲間と共感したい。」このささやかで純粋な想いから、大学生向けSNSのDcardは生まれました。

8日ほどで試作したサービスの開始当初は、現在のようにアプリではなく、Webページ上のプラットフォームで、提供する機能もペアリングのみとわずかでした。

(↓サービス開始当初2011年のDcard)

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その後も開発を続け、2011年には「Dcard」として台湾で正式にサービスをローンチしました。

2012年には意見交換ができる掲示板コミュニティ機能も追加。匿名コミュニティサイトとして国立台湾大学・国立政治大学にてサービスを開始しています。

そしてサービスが順調に成長し、その後オフィスも設立しています。

オフィスは、テーマカラーの青を基調とした空間。働き心地がいいと社員にも評判です。

(↓オフィス設立時の様子)

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台湾国内SNSランキングで常にトップ5に入るサービスへ成長

会社を設立したのは、その後2015年のこと。「狄卡科技股份有限公司(Dcard Taiwan Ltd.)」が誕生しました。

会社設立後から現在にかけては、広告・ECビジネスの展開、YouTubeチャンネルのスタート、オリジナルキャラクターBellyを使ったIPビジネスモデルの開始やゲームコミュニティの新設など、多岐に渡ってビジネスを展開しています。

(↓現在オフィスの様子)

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(↓社員がオフィスでセミナーを聞いています)

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会社設立から6年のDcardですが、台湾における認知度は80%、台湾大学生の90%が利用していると言われており、台湾国内SNSランキングで常にトップ5以内にランクされるアプリとして人気を誇っているんですよ。台湾の大学生で知らない人はいないのではないでしょうか。

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DcardからDttoへ、日本へもサービスを拡大

2021年、私たちは日本へもサービス展開をすることになりました!4月に日本語バージョンのサービスを正式にオープンしました。サービス名は台湾と異なり、「Dtto」となっています。

(↓現在Dttoの様子)

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ここで命名の由来について少々…、DcardとDtto両方のサービス名が大文字のDから始まっているのはなぜでしょうか。

この、Dは英語の運命(Destiny)を意味しています。運命は人を結びつけるようなもので、SNSの理念と似ているからです。

加えて、Dtto(ディット)という言葉は、Ditto(英語)とDetto(イタリア語)の響きからもインスパイアされています。意味は「同意する」。

すべての人を結びつけて、誰もが共感を得られる場であってほしいという思いを込めて、この名前を付けました。いつかは、日本の大学生なら必ず知っているサービスに成長してほしいと、プラットフォームの改善に日々努力しております。

コロナ禍でキャンパスライフはオンライン化しました。これまでの学生生活と、ずいぶん姿を変えています。ですが、これはひとつのチャンスでもあると思っています。Dttoが、地理の制約を超え他大学の仲間と交流できるようになるきっかけを作り、大学生がより多くの仲間を見つけられたらと願っています。

私たちは、DttoがSNS業界に変化を与え、ユーザーがアイデアや情報・悩みを共有するための安全で安心な環境を提供できると信じています。

これからも台湾のスタートアップならではの話や、Dttoの機能開発秘話などを投稿していきたいと思っていますので、応援をよろしくお願いいたします。

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