我が子を見詰める
出産の前後、子育てに自信がないと言うと
「大丈夫、子どもが親にしてくれるから」と何度も言われました。
誰でも言われたことがあるかもしれません。
「いやいや適当なこというなよ」って思ってました。
でも、今ならわかります。
泣きやまなくてずっとあやしつづけた時期。忍耐がなくて、慣れない子育てにイライラしていた。4ヶ月くらいまで、睡眠のリズムをうまく作れなくて、眠れなくて、だから日中も二人して眠くてメリハリのない1日を送っていました。リズムがこんなに大事だと思い知りました。
離乳食を始めた頃は、全然食べなかった。中期で始めた魚も食べない。いろんなレシピを探して、子の好みの味と合わせてトマトあんかけにしたりミルク煮にしたりしていると食べるようになった。そうだよね。魚そのままなんて食べるわけがない。大人が食べてもおいしくないもの。
最近は、つかまり立ちをしてテーブルの角に顔を打ってしまい小児科へ。少し目を離した隙に打っていていました。すぐにネットでコーナーガードを注文。夫につけてもらいました。窓枠やテレビ台、本棚には近づけないようベビーガードを設置したものの、まだ危ないものが残っていたか。甘かった。
次々訪れる課題。その度に、なんとか勉強して、対策して、一緒に乗り越えていっている、そんな感じです。ああ、なるほど。子が親にしてくれるとはこういうことだったのか。実感しています。
きょうは仕掛け絵本を指でめくることができました。絵本を読んでいる途中にするので、ちゃんと絵本を読み進めてあげたいと思ってしまう気持ちを我慢し見守る。何をしようとしているのか、いまどんなことに関心があるのか見詰めるのが大事なんですね。褒めると本人も嬉しそうで、こちらも嬉しくなりました。本をめくる、ボールを投げる。「今ではなんでも当たり前にできるけど、私たちもこうして親に見守ってもらったんだね、すごいな、親って」。
私もしっかり我が子を見つめたい、してもらったように。
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