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【週刊】夏炉冬扇#2(初心者さんへポケカ大会の話)

大げさな言い方ですが、発刊ということで#2は早めにね


今回は初めて大会に出た日のことを思い返す

はじめに・・・
4年も前のことなので記憶が曖昧なところもありますが、記憶の限りを記録していこうかと思います。

元々ポケカを一旦辞める前にnoteもポケカプレイヤーズサイトも一旦アカウントを消したので復帰した今、思えば勿体ないことをしたと思っていますが、当時も「ポケカおじさんがCLに当選した話」みたいな記事で投稿しいいねを多く頂いた記憶があります。当時いいね頂いた方々その節はありがとうございました。

当時書いていたやつ

今回これを取り上げたのは、ちょっと前にX(旧Twitter)で猫ミームで対戦をされたことない方がいきなりシティへ行ったみたいなのが少し話題になったから。
別にその是非を問うわけでもないですし、何なら売名っぽく思われるのもちょっとアレですが初心者の方がジムバトルからステップアップするタイミングで変に怖いイメージを持たれてもなってことで、ジムバトルに1回出ただけの僕がいきなりCLに参加したこともあり境遇としては少し似ているかなと思ったから。

ステップアップする人がこの記事を読むとは自分でも思えませんが、仮に読読んでくれた大会初心者の方が少しでも有意義な記事だったと思えてもらえたらいいなという気持ちと、大会常連の方も初心に戻ったり当時の環境に頷いてもらえたら良いなと思っております。
なんて書いていますがただの思い出話です

CLに当選した話(思い出話)

大体の内容は当時書いた記事の簡易版みたいな感じで読む価値ないかも

当時は今みたいにAグループ、Bグループみたいに分かれておらず且つ、day1.2にも分かれていなかったためスタンダードレギュレーションの参加者は1600人規模でした。
当時からかなりの倍率だったと思います。
1日で優勝者が決まるのは個人的には悪くないかなとは今でも思っています
(仕事の休みの関係だったり)

大会に出るまでの経緯

当時の対戦風景(リモート)

誘われて始めたポケカ歴半年のポケカおじさん
リモートポケカ中心ですがルールも普通に遊ぶ分には問題ないレベルになり大会というものに興味が出てきます。

当時僕は仕事の関係で地元から離れており、誘ってくれた幼馴染は地元に
僕はジムバに1回出たレベル、幼馴染はジムバもトレリもシティも出たことがない。
少し(謎の)自信がついてきて普段見ているYouTubeの画面の向こうで行われている大型大会チャンピオンズリーグが気になります。
折角なら一緒に出たいよねって話になり、二人で応募し見事にWで当選しました!

エンジョイ思考から競技思考へ

当時ポケカがちょっとしたブームで始めたミーハー(死語?)な二人
本家は金銀以降やったことがなく紙で見つけた好きなポケモンを使って遊んでいました。
紙中心でやっているとルカリオとかアブソルが伝説のポケモンなのかなと勘違いする
草タイプでカード検索をしていたときに見つけたダーテングGXが格好良く僕は主にダーテングGXを使用したファンデッキで遊んでいました。

ダーテング、格好良いよね

本家はサン&ムーンからソード&シールドへ。それを受けてカードもSM環境から剣盾環境に。
CL2020愛知ってレギュレーション変更を受けた後すぐの大会で(Aが落ちDが追加されました)
ドローサポートの定番であるリーリエがスタンダード落ちをし代わりに博士の研究や手札干渉も行えるマリィがリリース
相手のベンチポケモンを呼び出す札の定番であったグズマが落ち、ボスの指令が出る前だったためポケモンキャッチャーやカスタムキャッチャーにスポットが当たったちょっと変わった環境でした。

思い入れのあるカードなので再録してほしい1枚

同時にポケモンもタッグチームGXからV,VMAXポケモンが初登場HP280が最大だったところがVMAXの登場で330.340とか過去一番の耐久力を持ったポケモンが。今までGXでサイドを2枚取れるのが普通だった頃に3枚取れるVMAXが出たり何かすごかった

何のデッキ握ろうか迷う中で候補だったカードが複数あり好きなポケモンを使ってとりあえず記念参加かな~なんて思っていたものの、いざ大会に当選すると「不戦勝でも良いから折角だし1勝はしたいなー」なんて欲が出てきます。

リモートポケカ仲間に当時の環境デッキを握ってもらい、自分が使おうと思っていたデッキを戦わせますがまあ勝てない。
この時はじめてファンデッキとガチデッキ(競技向けデッキ)の大きな差を知ることとなります。

三神とかいうオーバーパワーカード
書かれていること全部強い、どうかしてる
三神のベストパートナー
書かれていること全部強い2
動くまではふとうのつるぎ

当時のTier.1だったアルセウス&ディアルガ&パルキアGX(通称:三神)
GX技:オルタージェネシスを使用することでその試合中の攻撃が+30され、簡単な追加条件を満たすことにより更に敵を倒した際にサイドを一枚多く取れる効果
今でいう、ごっつぁんプリファイが全部のポケモンに付与される
アルティメットレイのテキストもどうかしている
控えめに言ってあたまおかしい

まずこれに勝てるデッキでないと話になりません。
草ポケモンを使おうと思いましたが剣盾環境から弱点や抵抗力に修正が入り鋼ポケモンが草抵抗まで持つ始末
ポケカ制作サイドの人、草タイプと闘タイプ嫌いでしょ(笑

元々デッキ構築力は無く困っていたところ当時のリモートポケカ仲間の一人が提供してくれたデッキレシピを試すと思いのほかしっくり来て、三神相手にもしっかり戦えたため許可を取りこのデッキを握ることにしました。
この時チャンピオンズリーグ開催日1週間前くらい

当時握ったデッキ
ヤーコン型ルカメタザシアン
当時はポケモンのどうぐもグッズだったからヤーコン強かった
ヤーコン使っている人いなかったけど・・・

大会当日の話

チャンピオンズリーグ当日の朝は早い
前日は幼馴染と会場近くのホテルに泊まりました
ホテルのロビーは(朝食会場的なところ)ポケカプレイヤーが練習中
ちょっと異様な光景で空港近くのため客室乗務員の方も泊まるのかチェックインを済ますため一緒に並んでいるとき、その光景を見て何か色々言われていたのを覚えています(笑

ツインの部屋で幼馴染と前日最終調整
幼馴染はピカチュウ&ゼクロムGXデッキでした
夕日っぽく見えますが朝日です

二人とも田舎の民で大きなイベントに参加するってことが皆無だったので、会場に到着しテンションが上がります。
マッチングが決まるまで少し時間があったので併設されていたフォトスポットなどで少し遊びましたがこれは大人が行っても普通に楽しめました。
当時は物販でCL愛知限定の金のコイキングフリップデッキケースがあり対戦後に買おうか迷っていたら自分がドロップした頃には売り切れていた・・・

受付を済ませてホールに入る前からテンションMAX
キョダイマックスニャースのフォトスポット

大会の結果は幼馴染は3-3ドロップ、僕は6-3ドロップと完走まであと1勝足りなかったですが大会に出場経験のない二人にしてはかなり頑張った方ではないでしょうか
リモートポケカしかまともにしたことのない大会初心者でも意外とやれるもんだなと当時、幼馴染と夕飯を食べながら語り合いました。

戦利品

これから初めて大会へ出る(目指す)人へ

チャンピオンズリーグに限らずシティリーグでも、とにかくこれから真剣勝負の大会に初参加を目指す方々へ少しくらい役に立ってくれるといいなということを・・・
正直大会は楽しめたら良いと思うので自信のある好きなデッキを握るのが良いと思います。
勝ちに対する価値観は人それぞれなので難しいですが、とにかく1勝したいというのであれば自分のこだわりを捨ててでもテンプレというとアレですが環境にいるデッキを嫌わず使うことも大切なのかなとも
ただ当日のマッチ運や引き運とかもあり、どれだけ強いデッキを握っても勝てないときは勝てないので勝ち負けより楽しみたいというのであれば好きなデッキ握るのがいいのかも。
好きなデッキで勝ちたいって気持ちもわかりますし環境外のデッキがシティリーグで優勝や本戦に上がりTOP8以上やTOP16に入ったりするので
強いプレイヤーが強いデッキを握っても不調なときは負け越しますし

自分が行った練習

1試合25分で終える練習

ポケカの大会の多くは1試合25分です。

時間切れで勝敗が決まらないと両負けになりお互い全く得のない後味の悪い試合になるため、とにかくここを一番多く練習しました。
シティリーグだったらオポネント制なので両負けは好成績を残す上で最悪

※オポネントに関して簡単にいうと勝敗の価値というかそんな感じ
勝った相手がその後の試合勝ち続ければ強いプレイヤーに勝ったということで勝ちに対する価値が上がり、仮に負けても自分に勝ったプレイヤーがその後も勝ち進めば負けでも負けに対する価値が上がる。
同じ勝敗(例えば4勝2敗同士)でも順位が決まるのはこれが関係します
この辺が気になる人はオポネントについて詳しく解説されている方もいるので調べてみてください

今のチャンピオンズリーグのday1だとオポネント制じゃない(?)のかな?それでも本来勝てる試合だったのに時間切れで両負けになったら嫌ですよね

ポケカは対戦相手と2人で25分を共有するので、自分の中でほんの少し考えたつもりが想像以上に長考して実は2分3分経っていたとか結構あります。

スマホのタイマーでもキッチンタイマーでも時間を計れるものなら何でもいいので25分セットしてしっかり終わるかプレイ速度を上げる練習をしました。
また自分がどれくらい時間を使用しているのか知るのであれば、もう一つタイマーを用意し自分の番になったときから相手に番を返すまでの時間を計るのも良いと思います。

デッキの練度(経験値)を上げる

大会で使うデッキを使い続ける
組んだばかりのデッキで対戦するのと、何度も使い続けたデッキで対戦するので考え方の差が出てきます(当たり前のことですが)
対戦をしていれば過去と同じような局面を迎えることもあり、その時に取る答えというかそういうのが素早く出せるようになります
結果として先に書いた25分で終わらせる部分にも繋がります

・対戦後に感想戦を行う
対戦相手がいる場合、勝敗に限らず対戦後に感想戦を行う時間を設けました。
どこが勝ちに繋がったのか(倒すポケモンの順番だったりナンジャモなどの手札干渉であったり相手がやられて嫌な行動が出来たか)
どこが負けに繋がったのか(相手にされた行動で苦しかった点、どうしたらケアできたか等)
こういう情報を共有し次の対戦に活かします。

・環境にいるデッキを自分で使う(自分のデッキを対戦相手が使う)
頭で分かっていたつもりでも実際使って見ると違ったりと、そのデッキの強みや弱み、逆に自分のデッキの弱点的なところが見えてきます。
またプレイングも人それぞれ違うので相手に使ってもらうことによって自分では気づかなかった強い動きが出てきたり逆に自分では気づかなかった弱点的な部分を指摘してもらえるかも。

紙でデッキを組むのって時間も金銭的コストもかかりますが勝ちを目指すなら結構大事なんじゃないかな
もし気軽にお願いできる相手がいないのであれば自分のデッキがどう動くか、2つのデッキを用意し贔屓なしで一人で対戦させたりするのも良いかもしれません

正しい宣言を心掛ける

シティリーグやチャンピオンズリーグは真剣勝負です。
普段の遊びで行う対戦や、ジムバトルでならもしかしたら相手の善意により許されるかもしれない待ったなどの巻き戻し行為も、真剣勝負では許されません。
時には宣言ミスが原因で勝敗に大きく関わることも、大会で緊張はしますが宣言は落ち着いて冷静に行いましょう。

宣言ミスについて例えばですが
バトル場に炎エネルギーが2枚ついたヒトカゲがいます。
ふしぎなアメを使用し悪テラスタルのリザードンexに進化しました。
特性:れんごくしはい を宣言するつもりで誤ってバーニングダークと技名を宣言してしまった場合、基本的に巻き戻しは出来ません。

バトル場のポケモンが技を使える要件を満たしている状態で、ロトムVが場に出ていて、技を使って攻めるかロトムVの特性:そくせきじゅうでん を使用するか考えていて技を使うつもりが特性を誤って宣言した場合も使用後に番を終える特性なので巻き戻しは出来ません。
その逆も然りで特性を使うつもりで技の宣言をしたら戻せません

また、その宣言も相手に聞こえるようハッキリと宣言し、時には相手に不快にならないジェスチャーも含めると良いかもしれません
緊張した状態で声を出しゲームを進めるので結構口の中が乾燥したりと自分が思っているより声が小さくなったり

ルールを把握する

TCGって知識量がものをいうゲームでもあります。
この場合はどうなのか?とか分からないことはポケカ公式サイトのQ&Aで調べてみたり、詳しい方に聞いたり時間があればQ&Aから飛べる問い合わせフォームから公式に問い合わせてみるのも良いかもしれません。

全部を把握するっていうのは流石に無理があると思うので基本ルールに加えよく使われるカードの裁定であったり、最低限自分が使うデッキのカードに書かれたテキストの裁定くらいは理解しておく必要があります。

突然ですが、ナンジャモの問題(公式Q&Aの内容を引用しています)

テキストを良く読んでね

Q.自分の手札が、サポート「ナンジャモ」1枚のみで、相手の手札は1枚以上あります。このとき、サポート「ナンジャモ」を使った場合、自分は山札の下にもどすカードがありませんが、自分のサイドの残り枚数ぶん、山札を引くことができますか?

Q.自分の手札が、サポート「ナンジャモ」1枚のみで、相手の手札はありません。
このとき、自分はサポート「ナンジャモ」を使うことができますか?

Q.自分の山札が0枚で、自分の手札がサポート「ナンジャモ」をふくめ2枚以上あり、相手の山札が0枚で、相手の手札が1枚以上あるとき、自分はサポート「ナンジャモ」を使うことはできますか?

上記の問題、サっと正しく答えられますか? ※答えはこちら
自分がチャンピオンズリーグに出た際はマリィの裁定で似た問題があり自分は当時のTwitterで話題になっていたため把握をしていましたが、1回戦開始前に公式サイドから事前に各テーブルに答えが配られましたが付近の卓でもイマイチ理解していない方もおられ周りにいる全員で裁定を確認し合いました。

本来は勝ちだったのに自分の知識不足で相手に言いくるめられたり、そのまま通しちゃったりで負けになり後から知るのも悔しいですよね。
大会後にそういった投稿もたまに目にしますが、そうならないように自分自身でしっかりと正しい知識を身に着けることって大切です。

もちもの(練習ではないですが)

大会に参加する上で必要になるもの
・デッキ(プレイヤーズサイトでデッキ登録を必ず相違なく行いましょう)
 スリーブは大会に合わせ新品のものを使いましょう
・ダメカン(アクリルダメカンやダメージダイス)
・各種マーカー類(VSTARマーカー、どく・やけどマーカー、コイン)
・プレイマット(最悪なくても良い)
・スマホ(勝敗を決める際やマッチアップの確認で必ず必要になります)
 充電が切れる心配があればモバイルバッテリーも用意しましょう
・予備スリーブと替えのスリーブは最低でも1セット
 対戦中にスリーブ破れなどあるので使用している予備のスリーブは必須
 また対戦中に角折れなどでデッキチェックが入ったときなどに
 スリーブの差し替えを求められる可能性もゼロではないです

▲シティ以上の大会でUSEDマーカーの使用の是非は結構意見が分かれると思います。何ともなところなので、もし使いたいという方は事前にジャッジと対戦相手に確認して許可を取ると良いと思います。
使用を断られた場合は大人しく従いましょう

個人的にあった方がいいと思う物
・飲料水
 緊張と知恵熱で結構発汗するので僕はスポーツドリンクを飲みますが
 水とかは本当あった方がいいと思う

・ラムネとかちょっとした食べ物
 小腹空いたときや脳をブースト(気持ちだけ)

最後に

長くなりましたが少しでも思い出話を楽しんでもらえたり、自分が行った・行っている、練習法が少しでも役に立ってくれたらいいなと

そしてTCGって対戦相手がいて成り立つコミュニケーションゲームで老若男女を問わずプレイヤーがいます。大会があるとたまに色んな問題があったとSNSで目にすることも少なくないですが、真剣勝負でも皆が楽しくプレイできるといいなと思っています。

最後の最後に・・・

この自己満足noteですが本当にまだタイトルが決まっていません。
もし何か良いタイトルなどあればコメントやDMで案を頂けると幸いです。

自己満足で書いてはいるものの、いいねがつくとやっぱり嬉しいものがあるので少しでも面白かったよ!役にたったかも!と思ってもらえたら、ハートのマークを押していただけるとハッピーハッピーハァッピー



今回使用したヘッダーはnote公式サービスで公開されているものを使用しました
イラストレーターのmikitanishi3 様ありがとうございました。


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