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事業展開に沿った補助金活用のオススメ

事業再構築補助金の結果から見る採択率

第4回公募の採択発表は2月下旬~3月上旬予定、第5回公募は令和4年1月中に開始する予定となっている事業再構築補助金について

第1回
8,016/19,239 採択率41.6%
第2回
9,336/18,333 採択率50.9%
第3回
9,021/18,519 採択率48.7%
第1回は41%でしたが再チャレンジ可能なことから、(新規申請だけではありませんが)約半数が採択されています。

今年度では最後となる第5回の事業再構築補助金ですが、来年度についてもアナウンスが出ており、来年度の「事業再構築補助金 令和3年度補正予算の概要」では、補正予算額 6,123億円。
事業再構築補助金の見直し・拡充として、第6回公募から「売上高10%減少要件の緩和」「回復・再生応援枠の新設」「グリーン成長枠の新設」「通常枠の補助上限額の見直し」などがあります。
※詳しい内容については、別途記事にて深掘りしたいと思います。

”第4回公募の採択発表は2月下旬~3月上旬予定で、第5回公募開始は1月中”とあるように、今までのスケジュールとは少し違うように感じます。
今までは、採択発表~次回の締め切りまで少し時間的な余裕がありましたが、第5回は公募開始が少し早いため、締め切りも早くなるならば、再チャレンジが可能なのかが疑問となります。
実際に公募締め切りの日程が出ないと詳しくは分かりませんが、この点も考慮した上で、第5回に向けた準備は早めに進めたほうが良いと判断しています。

目的によって活用する補助金は違う

既存事業の延長上の取り組みだと再構築補助金は活用しにくい(採択されにくい)ことから、今一度立ち返って考える必要があります。
事業再構築補助金では、”ウィズコロナ・ポストコロナの時代の経済社会の変化に対応するために新分野展開、業態転換、事業・業種転換、事業再編又はこれらの取組を通じた規模の拡大等、思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援”とあるように、「思い切った事業再構築」の挑戦でないならば、違う補助金等を活用するのが本筋となっています。

「生産性向上のための設備投資」なら【ものづくり補助金】

公募要領にも”中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行い生産性を向上させるための設備投資等を支援”
と記載があるように、革新的なサービス開発や生産プロセスの改善を行い、生産性を向上させて既存事業の拡大を狙うのであれば、

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上図の変更内容(2月中旬から開始予定の10次公募から)
・従業員数に応じた上限額の設定
・回復型賃上げ・雇用拡大枠の新設
・デジタル枠/グリーン枠の新設
など、補助率の2/3へ引き上げなどが変更点としてあるため、補助率や従業員規模、投資額をみて、こちらが合うようであれば使ってみてはいかがでしょうか。

当社でも様々な支援業務を行っていますので、相談や申請支援などお気軽にご連絡下さい。


前回の記事はこちら

https://note.com/2_bow/n/nd517acc4825f?magazine_key=ma77295e6a2d4




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