SDGsとビジネス変容
ご覧いただきありがとうございます。
今回は、SDGsとビジネスチャンスが連動する領域について、記事にしました。
「ビジネスと持続可能な開発委員会:BSDC」(Business &Sustainable Development Commission)では、2030年までに4つの経済システムを通したビジネス価値だけでも年間12兆ドルの市場規模があると算出しています。
こちらで掲げる4つの経済システムとは、
・食料と農業(食料生産、化学肥料、流通、小売りなど)
・都市(自動車、輸送関連部門、住宅、建設、公共施設など)
・エネルギーと材料(鉱業、石油及びガス、再生可能エネルギーなど)
・健康と福祉(医薬品、一次医療と二次医療、ジム、 予防など)
出典:Project design online
さらに、BSDCでは、上記の表のように60の領域で未来のビジネスチャンスがあるとし、これらに取り組まないことがリスクであることも示しています。
例えば、都市の分野にある「電気およびハイブリット車」に関して、イギリスでは、2020年7月にガソリン車・ディーゼル車、ハイブリッド車の販売を2040年から5年前倒しして、2035年で禁止することを決めています。
つまり、電気自動車を作らない自動車メーカーには未来がなくなるという事です。
今後はもっと上記の分野/領域に参入してくる企業が増えます。
その中で今伸び悩んでいたり、今後の見通しが不透明な場合は、こういったところから新規事業や事業変容のヒントにしてはいかがでしょうか。
今だからこそ、将来を考え、自社で取り組める分野への事業変容・新規事業の創出をする時期だと思います。
まだかなと思っている方へ
日本能率協会は10月1日、「日本企業の経営課題2020」第3弾の調査結果を公表し、約9割の企業経営者がSDGs(持続可能な開発目標)について「知っている」ことが分かった。昨年から11ポイント増加したという。「SDGsに関わる取り組みをしている」企業は6割超に上った。(オルタナ副編集長=吉田広子)
サスティナブル・ビジネス・マガジン alterna
とあるように、日に日に認知度も向上し、多くの企業が何かしらの取り組みをしていますので、早めの検討をおすすめします。
将来的には、取引先に対して「SDGsへ対応していること」が条件になる日も近いという事になります。
SDGsへの取り組みについて、遅いという事はありません。
ただ、今だからこそ、「できること」や「できそうなことから」学び、取り組んでみてはいかがでしょうか?
前回の記事はこちらです。
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