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会計 KPI変化点管理


■KPIとは
KPI(Key Performance Indicator)日本語では「重要業績評価指標」ということになりますが
似た言葉でKGI(Key Goal Indicator)日本語で「重要目標達成指標」もあります。
まぁどちらも、目標を達成するために、達成すべき指標ということです。
 
■計画との関係
会社は年度の期初計画・下期修正計画など立てますよね?あるいは、この先3年間・5年間の
中期計画を各社作成して、決算説明会などもで講評していると思います。
年度計画でも中期計画でも、売上高と営業利益、当期利益などを目標値として設定すると思いますが
売上/利益を全社で設定して、その内訳として各拠点・各部数値としてブレイクダウンされますよね?
この段階で、目標を達成するための全社・各拠点複数のKPIが自動的に設定されることになります
例えば、下記のような指標が計画から算定されます。

つまり、全社としての計画を達成するには、それぞれの事業部・拠点でこれらの指標を達成する必要がある
ということです。
これらの指標を達成するために 必要なことは、最低限計画通りの利益を上げるためには
KPIの変動を確認しながら、PDCAを回す必要があります。
KPIのチェックは PDCAの Cのcheckです。

 
・KPIの達成のために 
第二回で書いた、計画と実績の差異分析とアクションプランが重要ですが、全社として目標を達成するには
全事業・拠点のKPIがちゃんと、指標の通りに推移しているか?の変化点管理が大事と考えます。
従って、KPI変換点管理は こんな機能があると良くないですか?というもののをご紹介します。
 
以下のMotionboardの例は、デモ用にサンプルデータで作成していますが
全社・主要拠点(連結会社)について、KPIの変化点を下半分で見れるようにして、前月からの変動値を
分かるようにして、変がある場合、上半分のPL,BSでKPIの数値の成り立ちを確認、必要に応じて
科目までのブレイクダウンをできるようにしています。
ここで、増減の原因を把握して、アクションに繋げるという発想です。

 
■KPIとして 重要なROIC
ROICが KPIの中でも大変重要であると考えています。
何故重要かは ROICの計算式を見て頂くと分かると思います。
◆ROICの算式◆
Return On Invested Capitalの略称で和訳は投下資本利益率。
企業が事業活動のために投じた資金を使って、どれだけ利益を生み出したかを示す指標。 一般的な計算式はROIC=(営業利益×(1-実効税率))÷(株主資本+有利子負債)
 
PL的要素とBS的要素が這っていますので、ROICの目標を決めてこれを達成するすることで
PLもBSも改善され、投資回収率のようなものでもあるので、必然的にキャッシュも貯まる指標です。
株主、金融機関からも非常に注目されている指標なので是非勉強してみてください。
ROIC経営では オムロンさんが有名で ROIC逆展開ツリーも非常に注目されていますので
検索してみてください。
https://www.omron.com/jp/ja/ir/irlib/pdfs/ar18j/ar18_10.pdf
また、日本経済新聞社の「ROIC経営」は必読の本と思いますので、一般常識として是非ご一読ください!!
hhttps://www.amazon.co.jp/dp/B077Q54JGD/
 

 

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