WAIS-Ⅳの結果を活かす方法を考えていく
【はじめに】
以前、上記の記事を書いた際には触れなかった項目に
受験までの経緯全般
検査結果の細かな数値(全検査IQ含め)
検査の具体的な内容
を挙げていた。
実は触れなかった理由として大きかったことのなかに、
「一番得意な項目・一番苦手な項目の数値に大きな凹凸があり、ネット上でも同じような差の人が見つからなかったから参考にならないかもしれない」
があった。
だが今回はWAIS-Ⅳについてもそうだが、なにより数値について同じような悩みを持っている人にも参考にしてもらえたら嬉しい。
なので、前回の記事で挙げたものの中で、「検査の具体的な内容」以外について今回は触れようと思う。
【(蛇足)なぜこの記事を書こうと思ったか】
※この部分は本編とはあまり関係がないので、WAIS-Ⅳのみ閲覧したい方はこの節を飛ばし、【WAIS-Ⅳの話】に飛んでもらって構わない。
以前触れなかった項目に触れようと思ったきっかけがある(本音を言うと書いてもいいか、と気が変わったきっかけ)。
「自分のことをより知ってもらい、書いた記事に触れてくれた誰かがより共感を持ってもらえるようにもう少し自己開示を積極的にしていこう」
あと複数挙げるならば、記事一番上にあるWAIS-Ⅳの記事に触れてもらう機会が多いらしいので、ここについてはもう少し掘り下げ、自分の話を含めてもいいかもしれないと感じた。
あとは以下の記事を学内で発表し、自分の考えや行動についていろいろ訊いていただけたのが新鮮だった。
発表以降、他の記事も目を通してくださった方がいたことで「誰かのために書くこと」をより意識して書いていきたいという気持ちの変化があった。
よって今回はもう少し深く、個人的な話も交えながら進めていく。
【WAIS-Ⅳの話】
【検査結果の細かな数値】
全検査IQ(FSIQ):101(平均)
言語理解(VCI):130(非常に高い)
知覚推理(PRI):103(平均)
ワーキングメモリ(WMI):74(低い)
処理速度(PSI):77(低い)
【受験までの経緯】
単順は話、自分の得意不得意を知りたかった。
なんとなく、偏りがあるような気がしていた。これはここ何年単位ではなく昔から。
自分の中で消化できないわだかまりとして、長い間どうにもできずにひたすらモヤモヤしていた。
他人から見られる自分と、自分の思う自分に対して齟齬があるように感じることが多かったり、悩んでいたりしていたので実際に平均的に見てどうなのかを知りたかったのもある。
この検査を基に自分が今後どのような仕事に就くのがよいか、得意を活かせるものや、苦手意識があるものを理解したい気持ちがあったことも大きい。
こういったことから知能検査を受けることにに踏み切った。
【結果から学んだこと】
ワーキングメモリと処理速度が低いことについては自分が思っている以上に低く、大きな衝撃を受けた。
高く出ると思っていたわけではないが、ここまで低いのか、というのが正直な感想である。
自分の悩みとして
計画やスケジュールを立てるのが苦手
簡単な暗算ができない(2桁以上の繰り上がり・繰り下がりあたりから分からなくなってくる)
作業中に興味がとっ散らかってしまうときがある
授業を聞きながらノートを作れない
手先を使う作業が遅いときがある
があるのだが、これらは特にこのふたつが低いことが要因だと考えられる。太線は特に困っていることだ。
(いろんなサイトを見て自分の悩みと似たようなものも挙げている)
検査後、これらをもとに意識して気を付け始めたこともある。
手書きのノートをなるべく減らしPCでまとめる
何か大事なこと・重要なことを言われたり指示を受けたらその場でメモやリマインダーを設定する
分からないことを調べるときはなるべく文字媒体で見る(言語が得意なのも理由のひとつ)
なにかの学習の際はなるべくWordやNotionというものを利用するようにした。
(以下Notionサイト)
紙のノートで情報をまとめるよりも楽な気がして使うようにしている。
ノートにまとめるのが苦手な人は試してみる価値があると思っているのでぜひ。
計画・スケジュールに関しては今もいい方法を探している途中だ。
スケジュールは紙媒体、カレンダーなどに書いて毎日必ず見る場所に貼っておくのが良いと思う。
もし可能であれば家族や同居人も確認できるようにするのがいい。
検査をしてくださった方から
「不得意なところは得意で補うのが良い」
と教えられた。
以降、自分は言語周りが得意だということで文字媒体に起こすことを心掛けるようにして、実際前よりはいろいろやりやすくなった気がしなくもない。
こういった検査から学ぶことは多かったので、実際悩みを抱えているなら受けることを視野に入れるのもありだと思う。
自分のように一番上と一番下との差が56程度の人を少なくともネット上では見かけたことがないので、もしそういった記事を見つけたり、自分もそうだよーという方は気が向いたら教えていただきたい。
今後もこういった悩みにアプローチができる記事を載せる所存だ。
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