卓球について語ってみる
僕は中高6年間卓球部で毎日卓球のことしか頭にないような学生生活を送りました。
きっかけは、何かしら運動部に入らないとダサい、でもサッカーや野球はきつそうだから楽そうな卓球部に、、、
という低俗な理由からでしたw
でもいざやってみると本当に難しくて、中学2年生の時には卓球しか考えられないようになっていました。
今でこそメディアに出まくりの水谷選手を知ったのは高校生ぐらいでしょうか?
当時毎月定期購読していた卓球レポートいう雑誌で、どうやら物凄い天才が現れたぞ、と水谷選手は中学生の頃からフューチャーされていました。
それから水谷選手の活躍を追っていて、高校生にして当時の史上最年少記録で全日本優勝した時は本当に衝撃でした。
水谷選手は本当に他の選手とは一線をかくす程選手としての意識が高く、
ビッグマウスなどと批判されていた時の彼を見ても私は全くビッグマウスなどと思いませんでした。
それぐらい水谷選手は他の選手と俺は意識からして違う、本気で世界を目指しているという自負があるからこそだと思いました。
あえてビッグマウスともとられる言動で自らを追い込んでいるようにも感じていました。
そんな水谷選手が2012年の全日本決勝で敗れ、項垂れていた姿は私も苦しく、
その年のオリンピック個人戦では確か初戦?で破れ、
翌年の全日本決勝でも破れ、その年の世界大会個人戦でも初戦で敗れたというどん底のような結果は、
これは水谷選手ですら卓球をやめてしまうのでは?と思った程です。
しかし本当に水谷選手が世界トップレベルとしての強さを得ていったのはそこからだったように感じています。
2014年の世界卓球ではエースとして、試合中に怪我に見舞われるアクシデントがありながら勝ち切る姿には
水谷選手は紛れもない世界のトップ選手なのだなと感じました。
リオオリンピックで銅メダルを獲得した時は
これでようやく報われたんだな、、、と感慨深かったです。
水谷選手を中学生の頃から見ていた自分としては、彼の苦しみは想像を絶するもので、
重責に押し潰されそうになってもやり抜いた強靭な精神力があったからなのではないだろうか。
そして東京オリンピックでは正に「水谷に始まり水谷で終わる」
そんな有終の美を飾る素晴らしい活躍でした。
全日本で負けた時も、張本選手の台頭の時も、ネットでは
「水谷は終わった」
こんな心無いコメントを何度目にしたことか。
しかし結果を見れば、大半の人間の見る目が無かったことを証明した活躍でした。
水谷選手は現役を引退し、これからどんな道を歩んでいくのか分かりませんが、
しばらくはゆっくり、そしてはっちゃけて欲しいですw
水谷選手が抜けた男子日本は正直これから厳しいと思っています。
ですが一卓球ファンとしてこれからも応援し続けていきます。
また、オリンピックの表彰台に上がる日本選手を見たいですね。
今後も目が離せません。
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