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オリーブオイルの効果と見分け方

オリーブオイルの効果

オリーブオイルって何となく健康にいいイメージで、ティースプーン1杯などで摂られている方も多いと思います。ですが、しっかりとした知識で本物と偽物を見分けないと健康効果どころか健康被害に遭う可能性もあります。ぜひ最後までご覧になって健康に役立てください。

オレイン酸

オリーブオイルの主要成分はオレイン酸です。安定性が強く酸化しにくい性質です。悪玉コレステロールのみを除いてくれることで、動脈硬化や心臓病や高血圧に効果的といわれていますが、脂肪酸についての誤解が多いので詳しくは割愛して、また別で解説します。

リノール酸

人体では合成できない必須脂肪酸のひとつで、多くの食品にも含まれており、現代生活の中では過剰摂取の傾向があります。リノール酸は悪玉コレステロールのみならず、善玉コレステロールも取り除いてしまい、動脈硬化や心臓への負担を増やし、心筋梗塞、血栓などが心配されますが、こちらも誤解があるので、過剰摂取にならないよう気を付けるだけで結構です。

その他の成分

ビタミンA/D/K/E、特にビタミンEが豊富に含まれています。脂溶性の抗酸化作用が強く、酸化したビタミンCを還元する働きもあり、細胞の老化を防ぎ、体の内側から若さを保つ働きがあります。

健康効果を語りましたが、それはさておきスーパーなどで買えるオリーブオイルでは残念ながら上記のような効能は期待できません。むしろ、工業用のオイルなどを加工して混ぜ込み酸度や風味だけ似せて、栄養価を度外視、ですが安価で買えるものばかりです。日本のものはこのパターン多いですね。

本物のオリーブオイル

オリーブオイルの定義

オリーブの樹の果実から採油されたもので、他のいかなるオイルも混入してはならない

バージンオリーブオイルの定義

オリーブの果実から一定の温度条件下で採油したオイル、洗浄、デカンテーション・遠心分離・濾過以外の処理を行なっていないこと

この中で酸度が0.8%以下でかつテイスティングで評価されたもののみが、EXバージンオリーブオイルと名乗ることができます。IOC規格(世界オリーブオイル協会)の場合です。

一方、日本では酸度だけ満たせばEXバージンオリーブオイルと認定されます。この中にピュアオリーブオイルなど不純物が入ってても問題視されません。

保存容器

オリーブオイルは保存状態により酸化が進み、酸化したオイルは健康被害を促進します。つまり保存状態が非常に大切になります。

評価の厳しい条件を乗り越えたEXバージンオリーブオイルがプラ容器で保村するはずもなく、遮光性瓶、陶器、缶など光や熱からオイルを保護するタイプに入っているものが主流です。

日本のスーパーに並んでるものではごくわずかでしょう。瓶のものは値がはりますが、内容物は本物でないケースが多いです。健康面を考える方はIOC規格のものを買うと安心です。

結論

何度も同じことを言いますが、自然に摂られた本物を摂っていれば病気になることはほぼありません。なぜ、病気になるかというと偽物を口にしているからです。

本物の醤油と同じく、本物のEXバージンオリーブオイルであれば健康状態もよくなるので、サプリメントよりもおススメです。うちでも5つオリーブオイルは常備しており、加熱用に安いまがい物を利用しています。

以下、使用したことのあるオススメのリンクを貼っておきます。


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