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ジャッキー・ブラウン 崖っぷちアラフィフCAが武器商人とFBIを相手に一世一代の勝負を仕掛ける!

あらすじ

ロサンゼルス。ジャッキー・ブラウン(パム・グリアー)はメキシコの航空会社に勤めるスチュワーデス。安月給で苦しい生活のため、裏で武器密売人オデール・ロビー(サミュエル・L・ジャクソン)の隠し金の運び屋をつとめていた。
オデールは刑務所を出たばかりで少しボケ気味の相棒ルイス・ガーラ(ロバート・デ・ニーロ)を連れて、保釈金融業者のマックス・チェリー(ロバート・フォースター)の元へ赴く。逮捕された配下のボーマンの保釈のためだったが、オデールは保釈されたボーマン(クリス・タッカー)の口を自ら封じ、ルイスに服従を誓わせた。
その一方でオデールは愛人でトウが立ったサーファーガールのメラニー(ブリジット・フォンダ)をルイスにあてがい、篭絡しようとする。
さて、ジャッキーは空港で連邦保安官レイ・ニコレット(マイケル・キートン)とマーク・ダーガスに逮捕される。彼らの狙いはオデールの逮捕。レイは協力すれば違法金持ち込みは見逃すとジャッキーに取引を持ちかける。
ジャッキーの逮捕を知ったオデールは、再びマックスをたずね、ボーマンのために用意した1万ドルでジャッキーの保釈を依頼。ジャッキーを迎えに行ったマックスは、彼女をひと目見るなり年甲斐もなく恋してしまう。
一方、ジャッキーを脅して黙秘を通させるため彼女のアパートをオデールが訪問。ところがジャッキーは、マックスから勝手に拝借してきた銃をつきつけて逆に取引を迫る。
ジャッキーは思案のあげく、オデールを逮捕させるだけでなく、彼の金を手中に収めようと決意したのだ。
エルモア・レナードの「ラムパンチ」を、クエンティン・タランティーノが映画化したクライムサスペンス映画。

感想など

年を重ねて人生逆転を図るジャッキー・ブラウンと協力する保釈金保険会社の社長マックスの人生の曲がり角に来た者同士の大人の恋と、ジャッキーとしたたかで非情な武器商人オデールやFBIとのスリリングな駆け引きや騙し合いが組み合わさって、テンポの良い掛け合いやクセが強いキャラクター描写だけでなくタランティーノの成熟した演出が、冴え渡っている優れたクライムサスペンスになりました。
Huluで配信中。

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