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ジャンゴ 繋がれざる者 黒人賞金稼ぎが、悪辣な白人荘園主を撃つ!

あらすじ

1859年のアメリカ南部、奴隷だったジャンゴ(ジェイミー・フォックス)は、賞金稼ぎのキング・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)と手を組み、南部のお尋ね者たちを次々と捕まえていく。
その目的は、離ればなれになってしまった妻ブルームヒルダ(ケリー・ワシントン)を見つけて救い出す事だった。
農園の領主で極悪人のキャンディ(レオナルド・ディカプリオ)の元にいるブルームヒルダを取り戻すためのジャンゴの壮絶な戦いがはじまる。
クエンティン・タランティーノの『イングロリアス・バスターズ』以来3年ぶりの監督作は、ジェイミー・フォックスを主演に迎えた西部劇。
妻を取り戻すため、賞金稼ぎとなった元奴隷のジャンゴが過酷な戦いに挑む姿を描く。レオナルド・ディカプリオが悪徳農園主に扮するほか、サミュエル・L・ジャクソンほか多彩な顔ぶれが揃った。

感想など

寡黙で地主に買われた妻を取り戻すために賞金稼ぎとなり修羅道を行くジャンゴをジェイミー・フォックスが、元歯医者で人種差別が嫌いな賞金稼ぎドクターシュルツをクリストフ・ヴァルツが、フランスかぶれで歪んだ骨相学を根拠に人種差別を正当化する冷酷非情な農場主キャンディあをレオナルド・ディカプリオが、自分を白人と思い込んでいる農場主の奴隷頭をサミュエル・L・ジャクソンが演じて、一癖も二癖もあるキャラクターが腹の探り合いをしながら駆け引きする中でサスペンスが盛り上がって、タランティーノ独特の過激なバイオレンスが満載で、ジャンゴと奪われた妻との熱いラブストーリー色が強く、元奴隷の黒人ガンマンが白人の農場主に立ち向かうというタランティーノ独特のひねりの効いたストーリーが、アメリカの黒歴史をマカロニ・ウェスタンの世界で描いた異色の痛快マカロニ・ウェスタンになっています。

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