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ブレット・トレイン この弾丸列車、殺し屋ばかりで悪運が止まらない

あらすじ

久しぶりに仕事復帰した殺し屋レディバグ(ブラッド・ピット)はマリア(サンドラ・ブロック)から電話越しに、ブリーフケースを奪うよう指令を受ける。
彼のコードネーム“レディバグ”は幸運を運んでくるというてんとう虫を意味するが、彼の周囲ではいつも無関係の人が死に、伝説級の運の悪さだった。
今回は復帰にふさわしい簡単な仕事だったが、気合たっぷりに東京発・京都行の超高速列車に乗り込んだレディバグが早速お目当てのブリーフケースを見つけ、品川駅で降りようとすると、突如、強い復讐心に燃えたメキシコでナンバーワンの殺し屋ウルフ(バッド・バニー)に襲われる。
身に覚えのないレディバグは、なぜ自分が狙われるのかまったく分からなかった。
さらに、タンジェリン(アーロン・テイラー=ジョンソン)とレモン(ブライアン・タイリー・ヘンリー)の腕利きの殺し屋コンビ、乗務員に扮した暗殺者ホーネット(ザジー・ビーツ)、謎の女子学生プリンス(ジョーイ・キング)、息子を人質に取られた元殺し屋キムラ(アンドリュー・小路)、剣の達人エルダー(真田広之)など、殺し屋たちが次々とレディバグに襲い掛かる。
そして終着点・京都では、世界最大の犯罪組織を率いる冷酷非道なホワイト・デスが待ち受けていた。
さらに、コントロールを失った時速350kmの超高速列車からは炎が……。
伊坂幸太郎の小説『マリアビートル』を「デッドプール2」のデヴィッド・リーチがブラッド・ピット主演で映画化。

感想

伊坂幸太郎さんの作品が、クエンティン・タランティーノ監督作品に影響を受けているせいか、リハビリ中のレディバグがやたらと自己啓発本のようなことを言ったりネガティブな方に心配症な言動ややたらと「機関車トーマス」に例えて話すレモン&口より手が早い脳筋イケメン野郎タンジェリンのオフビートな会話、心配症で争いを避けたがるレディバグややたらと「機関車トーマス」に例えて話すレモン&口より手が早い脳筋イケメン野郎タンジェリンのコンビや毒使いホーネットやか弱い女学生のフリして凄腕なプリンスそして剣の達人エルダーやラスボス「ホワイト・デス」などクセが強い個性的なキャラクターの予測不可能な群像劇。
レディバグvsレモンの「列車内はお静かに」バトルなど、デヴィッド・リーチ率いる87イレブンによるガチなアクションが、ジャッキー・チェン的なコミカルなテイストで味つけされたコミカルなアクションが組み合わされ、「レディバグは誰に間違われているのか?」「スーツケースの中身は?」などの謎やそれぞれの過去が絡んだ因果応報もスッキリ回収されるので、気弱なレディバグを楽しげに演じるブラッド・ピットやか弱い女学生に見せかけてしたたかな悪女のプリンスを演じるジョーイ・キングやムキムキなアーロン・テイラー・ジョンソンやひたすらカッコいい真田広之などの名優のアンサンブルも楽しいアクションコメディ映画。
「悪運とも限らない」

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