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キック・アス ジャスティス・フォーエバー 素人ヒーローがアベンジャーズを作った!

あらすじ

デイヴ(アーロン・テイラー=ジョンソン)はキック・アスというヒーローの姿を捨て、ごくごく平凡な学園生活を送っていた。
しかし、卒業を間近に控え、将来の夢を見つけることができずにいた彼は、世界初のスーパーヒーロー軍団を作り、街の平和を守ろうと決意する。
そんな中、キック・アスの活躍に触発された元ギャングで自警団ヒーローのスターズ・アンド・ストライプス大佐(ジム・キャリー)と出会ったデイヴは、自分と似た素人ヒーローを結集しヒーロー軍団“ジャスティス・フォーエバー”を結成する。
だが、キック・アスに殺された父親の復讐を果たすため、レッド・ミストがマザー・ファッカー(クリストファー・ミンツ=プラッセ)と名を改め、悪党軍団メガトキシック・カンツを引き連れて姿を現す。
目の前の悪は見逃せない、とさらなる鍛錬を積み、新たな正義を誓うキック・アス。
一方、ミンディ(クロエ・グレース・モレッツ)は普通の女の子として生きていくため、ヒット・ガールを封印していた。
だがスクールカースト上位の女子からのいじめ、ジャスティス・フォーエバーのメンバーが次々にメガトキシック・カンツの殺し屋マザー・ロシアに殺害されデイヴの父親まで手に掛けた暴走に、ミンディとデイヴはジャスティス・フォーエバーの残党と力を合わせてメガトキシック・カンツに挑む。
マーク・ミラー原作のヒーローアクション映画第2作。

感想など

今回のキックアスは、主人公が自分の人生をどう生きるかという進路の選択に直面した葛藤を緻密に描いていて、より青春モノの要素が強くなっています。
一度はヒーローから足を洗ったキックアスが、ヒットガールからヒーローになるためのハードな特訓を受けたり(防弾チョッキを着けた状態で弾を食らったり、ボコボコにされながら格闘訓練をしたり)、ネットを通じて知り合ったジャスティス・フォーエバーのメンバーと自警団活動(人身売買組織を壊滅させたり、街をパトロールする)に勤しんだり(ちゃっかりナイトピッチと大人の関係になったり)、ヒーロー活動を反対する父親に反抗したり、ヒットガールは養父のマーカスにヒーロー活動を禁じられてスクールカーストの洗礼を受けたりしながらも、ヒーローとしての道を選ぶ展開が学園モノとヒーロー映画をミックスしたユーモラスなタッチで描いていて共感出来たし、マザーロシアとヒットガールのガチンコなバトルやヒットガールがキックアスを捕らわれているバンから助け出すアクロバティックなアクションやジャスティス・フォーエバーとメガトキシックカンツとの集団バトルまで、大興奮出来るアクション満載で大満足な続編でした。
マザーファッカーが部下につける名前がブラックデスとかザテューマー(腫瘍)とか中二病な感じが笑えるし、日サロマシンに入っているお母さんを日サロマシンを壊して殺してしまったり、初めての強盗にはしゃぐマザーファッカーやヒットガールが高校のイケてる女子をゲロゲリ棒で制裁するシーンも大笑いしました。
信心深いけど悪には容赦ないスター&ストライプス大佐やお調子者だけど頼れるドクターグラビティやゲイであるのが原因でいじめられヒーローになったインセクトマンや小悪魔だけどセクシーなナイトピッチなどの個性派キャラクターも良かったです。前作のキックアスから問われ続けている「スーパーヒーローとは何か?」にビックダディを亡くしたヒットガールとマザーファッカーに父親を殺されたデイブが、哀しみと復讐心を善に変えて正義を行うことがスーパーヒーローであることに気付いて最後の決戦に挑む展開に、熱くなりました。

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