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ガール・コップス マッチョな韓国映画に痛快女性バディアクションが、爆誕

あらすじ

警察の女性刑事機動隊で活躍していたミヨン(ラ・ミラン)は、結婚出産後は市民の苦情を取り扱う課に異動させられる。 
 息子と無職の夫を抱えながらも平穏な日々を過ごすミヨンだったが、義妹で熱血刑事のジヒ(イ・ソンギョン)がトラブルを起こした末に同じ課に配属され状況が一変する。
 性格の異なる二人は家でも職場でも常に衝突。
そんなある日、一人の若い女性が署に駆け込んでくる。 彼女はアダルト動画サイトに3日以内に自分の動画を拡散されると脅されていた。ミヨンとジヒは事件を解決するべく手を組む。

解説と感想

ラ・ミランが、出演した「ソウォン/願い」を制作した映画会社が、ラ・ミランを主演にした映画を企画したところから制作がスタートした。
「ビバリーヒルズ・コップ」などのポリスアクションコメディを意識した、ミヨンとジヒが同僚でITに強いジャンミ(少女時代のスヨン)の援護を受けつつ防犯カメラなどを駆使して犯人を追跡したり、犯人の正体を掴むべく捜査するアクションコメディの中に、結婚を期に市民相談課に移動させられたミヨンや強行班の中でなかなか認められないジヒや優秀過ぎて市民相談課に移動させられたジャンミの警察の男社会に立ち向かい自分たちを認めさせたい女刑事同士のシスターフッドが織り込まれているのが韓国映画のフェミニズム・ブームの影響が垣間見ることが出来て新鮮。
韓国では、この数年「バーニング・サン事件」「テレグラム性的搾取事件」など女性が性犯罪の被害者になる事件が多発し、ラ・ミランたち制作陣の性犯罪事件の犯人に対する怒りが、中盤でラ・ミラン演じるミヨンが義理の妹ジヒに何故自分が室長に煙たがられながらもこの事件の捜査をするかを激白するシーン、ジヒが性犯罪事件の捜査に消極的な強行班の刑事に怒りをぶちまけるシーンに込められていて、だからこそ男女問わず警察が団結して性犯罪グループの検挙に挑むクライマックスは、ブチ上がる。
マッチョなノワール映画だけでなく、韓国のこういうガールズ・アクションものを見たくなるアクションコメディ映画。

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