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覚書 │ Wordpressプラグインの更新時エラーあるある

「SiteGuard WP Plugin」はWordpress利用者の方であれば、大多数の方が使用されているであろうセキュリティプラグインです。

管理ページとログインページの保護を中心とした日本語対応のシンプル・簡単プラグインで、不正ログイン・管理ページ(/wp-admin/)への不正アクセス・コメントスパムなどの攻撃を防ぐことができると言われています。

斯く言う私も愛用しています!
ですが、最近自サイト及び自ブログへログインしていなかったので、更新を怠っている状態でした。
※Wordpressは最新の5.7.2バージョンにはしてあります。(WordPress 5.7.1以下のバージョンで脆弱性が見つかったと聞いているので…。)

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そんな中、昨夜、お知り合いの方から、突然上記のエラーが出てサイトの表示とダッシュボードへのログインが出来なくなった。対応して欲しいと連絡が入りました。

私が、いち早く更新をしていれば、すぐに回答ができたのですが、私自身5/12に「SiteGuard WP Plugin」の1.6.0へのアップデートが配信されていたことを知らなかったため即答できず、デバックモード「define(‘WP_DEBUG’, true); 」を有効化し、エラーのログを確認しました。

Warning: require_once(classes/siteguard-disable-author-query.php): failed to open stream: No such file or directory in /home/users/2/main.jp-2995bbd48b897239/web/wp-content/plugins/siteguard/siteguard.php on line 60

Fatal error: require_once(): Failed opening required ‘classes/siteguard-disable-author-query.php’ (include_path=’.:/usr/local/php/7.1/lib/php’) in /home/users/2/main.jp-2995bbd48b897239/web/wp-content/plugins/siteguard/siteguard.php on line 60

ログの内容から「SiteGuard」プラグインの何かが原因でエラーが発生しているのが分かりましたが、ダッシュボードに入れないので、アンインストールができません。

自分のサイトであれば、ええい消してしまえ〜!!とサーバーから直接該当ディレクトリごと削除してしまうのですが、他人様のサイトデータですからね…とりあえず、時間かかっても良いからバックアップを取得しましょうとデータのGETを開始しました。

待っている間に、エラーの記述などで検索をしていたら「SiteGuard WP Plugin」を制作している「JP Secure」さんのサイトに「緊急のお知らせ」告知が発表されている記事を見つけました!

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どうやら「JP-Secur」さんのサイトによると、1.6.0バージョンがリリースされた「5月12日10:00から10:12の間」というピンポイントのタイミングで更新してしまった方にのみ、不具合が発生してしまっていたようです。

公式さんの対処方法を見て、自分のやろうとしていたことは間違いなかったと安心し、サクサクっと該当ディレクトリを削除!

無事にサイトも表示されるようになり、ログインURLページも表示されるようになりました。

実は過去に別のクライアント様のトラブルで、この「SiteGuard」プラグインが原因で、ログインURLにアクセスしても「ページが見つかりません」というエラーが出て、管理画面に入れなくなったことがありました。

「SiteGuard WP Plugin」は、機能が有効になると管理画面のログインURLが、変更されるわけですが、きちんとその変更になったURLでアクセスしているのにも関わらず、色んなブラウザやIPアドレスの違う環境からアクセスしても「ページが見つからない」と表示され続けました。

契約しているサーバー様へ質問メールを送って尋ねてみたら、回答メールには「SITEGUARD」プラグインが要因であると書かれており「.htaccess」ファイルから「SITEGUARD」に関する記述を削除するようにご指示いただきました。

勿論、削除したことでURLの設定が消えたのでログインできるようにはなったのですが、これでは保護の意味がない…。
結局その後、そのクライアント様が「SiteGuard WP Plugin」を再インストールし直して利用できているようなので、実際のところ、何が原因だったのか、同様にアップデートが近々で配布されていたのか、当時のことは覚えていません。

サイトの引越し時など「SiteGuard WP Plugin」は一旦無効化した方が良いプラグインですから、やはりセキュリティに関わってくるプラグインの不具合(アップデート時などは特に…)は、サイトのログインや表示に関わってくるのかもしれませんね。

今回は忘れていたことを再度思い出させてくれるようなトラブルだったので、覚書として残したいと思います。

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