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描生ARTWORKS 15周年

お疲れ様です。

気がつけば今年の11月で描生ARTWORKSは15周年を迎える事となりました。

早い?

のかな。。。

小さな田舎町の実家の部屋からスタートした日の事を今でもしっかりと覚えています。

薄暗い部屋の小さなちゃぶ台の上でサインを考えました。

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初代描生ARTWORKSのタグ

色々な事に絶望していた時期でした。

悶々とした日々の中で、もがき燻り続けていました。

好き勝手に生きてきた分、大人に変化していく過程にもがいていたのかも知れません。

一冊の本との出会い

これが描生として産まれ変わる大きなきっかけになりました

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ラフラ・ジャクソン 24歳の遺言 あるラッパーの生涯

DJ KRUSHさんとBOSS THE MC(ILLBOSTINO)さんの楽曲がきっかけでラフラ・ジャクソンの存在を知りました。

その後、彼の本が出た事を知り、手にとる事になりました

ラフラ・ジャクソン、彼は癌で24歳の若さでこの世を去ったラッパーであり、絵描きでもあった多彩な才能の持ち主でした。

この本は彼のお母さんが彼の生い立ちや闘病生活、最期の瞬間までの言葉や思い出を綴った本です。

僕も24歳になる年にこの本を読み、彼の無念や悲しみを想像し、今生きている自分の有り難さを感じる機会になりました。

何もせずに燻っている暇なんてない。

KRUSHさんとBOSSさんの楽曲のリリックにある様に「近づけるところまで歩け」

命ある限り。

子供の頃からずっと好きだった絵を改めて描き残していきたい。

15年前、この本をきっかけにそんな強い思いが宿った年でした。

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死を思う自画像2005

最初に思い描いたもの

今の自分とこれからの自分

絵を通してその人間の人生が視えてくる。

20代の絵、30代の絵、40代の絵、50代の絵、60代、70代、80代〜とどんどん変化し上手くなっていくだろうと。

書き残した絵が道になり、描生という人間を語ってくれるだろうという思いがありました。

それに何かを感じる人が出てくる、続く世代に僕の人生を魅せる事ができる。

会った事がなくても作品達から感じてほしい、ポジティブを想像してほしい、楽しんでほしい。

そして自分も描きながら楽しんで生きていく

描生の根幹にあるのはそんな気持ちです。

最初はただ自己表現の手段でアルバイト生活の隙間を縫って描いていました。

今となっては自己表現の枠を越えてクライアントワークから沢山のアイディアを得ながら日々制作に励んでいます。

沢山の人々や出来事が重なり合いながら描生の道は続いています

その中で思い描く夢は広がっていきました

2016年に初の作品集を出版をしましたが、そこには沢山の仲間との時間やクライアントさん達と創り上げた仕事や出来事が綴られています。

その絵やデザインを見直すとその時の記憶が蘇ってきます。

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初の作品集「描生」

これは僕だけでなく「僕たち」の記録の画集です。

今後も何かの節目ごとに画集やZINEを出版して残していきたいという思いがあります。

それはみんなとの繋がりや思い出を残す事です。

描生の作品集があなたの本棚にある、その中のページに共に関わった絵やデザインが掲載されている。

その作品を所有している。など

「画業でLIFEを描き遺す」

僕たちの。

そんな未来を創造しながらこれからも生きていきたいと願っています。

そして大きな野望が1つ

美術館に描生の絵画が所蔵される事です。

そこに行けば描生の作品が観れる。

(山口県宇部市のダンススクールAIRY77,親不孝通りのARTBAR SSS,北九州市黒崎にあるBAR ELENORE、福岡市中央区の鳥飼八幡宮に行けば描生の作品を目にする事が出来ます)

そんな場所を沢山残したいです。

この限られた時間の中で「近づけるところまで歩け」です

誰かと顔を合わせてここまで喋るような事はまず無いので、この機会に勝手ながら大いに語らせて頂きました。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

15年経ちましたがまだまだ青々しい感じです

その姿を誠意を持って描き残していけたらこれ幸いです

人間としては30代最後の歳になりました

今この命がある事


大宇宙と祖霊に深く感謝しながら

家族や友人達の健康、健闘を祈り地道に精進しようと思います。

今度とも末永く描生ARTWORKSの活動のチェック、応援の程どうぞ宜しくお願い致します。


                           2020・11・14 描生